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元ティーン誌モデルが語る、食べないダイエットの危険性「痩せなくても自分が幸せならいい!」

2022.09.09

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ティーン誌で人気モデルとして活躍をしてきたViViモデルの藤井サチと古畑星夏。中高生から憧れられる存在だった二人も、10代の頃は体型管理に悩まされてきたという。成長期で身体が日々変わっていく中でも、体型をキープしないといけないプレッシャーや止められない食欲……。多感な10代を過ごす中で、二人が抱えていた悩みやダイエットで体験したこと、そして今だからこそ言えるアドバイスなど、赤裸々に語ってもらいました。

◆食べないダイエットで心も身体もボロボロに

ーー2人とも10代からモデルとして活躍してたけど、体型管理は大変じゃなかった?

サチ 10代の頃は、”モデル=痩せている”が当たり前だと思ってたから、つねに痩せなきゃ!って思ってたんです。でも、どうしたら痩せられるかわからなくて、今思えば本当に無茶なことしていました。キャベツダイエットとか、撮影5日前からは水分だけしか摂らないとか、あらゆるダイエットを試しました。でも見事に全部失敗していましたね。

星夏 私もまったく同じ。10代はカラダも変わってくる時なので、“息するだけで太る”くらい太りやすかったから、食べないダイエットを繰り返していたんです。今思えば、太るというか、成長をしていただけなんですけど。当然、食べなければ体重は落ちるんだけど、結局リバウンドして落ち込む……っていうのを繰り返していました。

サチ そうそう。知識がないから極端なことをしちゃって失敗するんだよね。私は、撮影前は水分だけで過ごして、撮影が終われば爆食。気がついたらストレスで撮影前にも過食するようになっていました。運動するっていう選択肢はその頃はまだなかったんです。

星夏 当時は今ほどトレーニングがメジャーじゃなかったよね。私も時々ジュースクレンズをして絶食をしていたけど、絶食の後に食べる「回復食」というものの存在を知らず、クレンズ後は爆食していました。今考えると本当に恐ろしい(笑)。それに、カロリーしか気にしてないから、同じカロリーならお米よりもお菓子を選んで食べることも。カロリーのことだけ考えて、”食事の中身”をまるで見てなかったんだよね。

サチ 私も生野菜以外は食べちゃダメって思っていた。もちろん野菜自体は摂るべきものなんだけど、それだけってなると栄養が偏るからね。一時的に体重が落ちて見た目がスッキリしても、リバウンドしちゃうし、油をとらないから肌もカサカサになっちゃって。

星夏 食事を制限するとストレスにもなるし、それでリバウンドすると一気にメンタルにくる。身体的にも精神的にも、ヘルシーに痩せるためにはちゃんと知識を持つことが大事だよ!って、あの頃の自分に言ってあげたいです。

10代の時から同じ雑誌でモデルとして活躍していた二人だが、体型管理に悩んでいたことはお互い知らなかったという

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◆運動に出会って人生が変わった

ーー2人とも今はトレーニングしてるよね。運動するようになったきっかけは?

星夏 私は食べた分だけ太る体質なんです。だから極端なダイエットばかりして、”痩せる→太る”を繰り替えしていたんですが、どうしても大事な時に痩せた状態じゃない時も出てきますよね。とうとうある撮影現場で、「もう少し絞った方がいいんじゃない?」ってスタッフさんに言われたことがあって。初めは気にしないようにしていたんだけど、その言葉がじわじわと効いてきたんです。ここで頑張らなかったら一生モデルできないかも!と本気で思いました。それをきっかけに、モデル仲間と一緒にヨガを始めたんです。

サチ 私も、撮影の時に服が入らなくてスタイリストさんを焦らせたり、撮影で端に移動したりしたこともあった。私も食べただけ太る体質で、当時は今より12kg太ってたんです。それで、無理な食事制限をして身も心もボロボロになってどん底まで行った時に、事務所の人にギリギリの状態で相談して。そうしたら、「運動で痩せよう」って提案をしてくれて、そこから2年かけてパーソナルトレーニングで12kg落としました。

星夏 2年で12kgはすごい! 辛くはなかった?

サチ 最初はイヤイヤやってたんですけど、週2回通っているうちに「私がんばってる!」っていう達成感を感じるようになって、気持ちが前向きに変わっていったんです。メンタルが前向きになったら体にも変化が出てきて、体に変化が出てくると、もっと頑張ろう!って気持ちに。そんな良いループが生まれて、運動がイヤなものではなくなっていきました。

星夏 結果が出ると楽しくなるよね。それに、運動をすることで代謝がよくなって、食べても太りにくくなるし。あと、筋肉は重いから、筋肉がつくと体重は減らなくても見た目が絞れてくるから、単純に体重が減るより満足感があるんだよね。おかげで体重を前ほど気にしなくなって“体重ストレス”が減ったことも、運動をしてよかったことのひとつかも。

サチ 気持ちが変わるっていうのは本当に大きいよね。前は、痩せられない自分が嫌で撮影後に泣くこともあったけど、運動で体が変わってからは自信を持てるようになったし、「めっちゃ明るくなったね」ってまわりからも言われるようになった。運動するようになってから、全てがいい方向に動いている感じ。運動=運が動く、っていうのは本当だね。

星夏 前は食べることに罪悪感を感じてたけど、今は食事に対してもポジティブになれてる。食べたらその分、運動すればいいじゃん!って。

ViViでは「サチボディ」「星夏ボディ」企画も人気。無理のない、リアルな体型管理方法が読者から支持を得ている

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◆食事の大切さ

ーーダイエットでの食べ方のコツがあれば教えて!

サチ 偏った過度な食事制限をしないことが一番大事! 体にいいからといって野菜だけを食べるっていうのもよくなくて、タンパク質、脂質、糖質をバランスよく食べることが大事。体に栄養が行き渡っていると、爆発的な食欲が湧かなくなる気がする。

星夏 あと、完璧を求めすぎないことかな。例えば、オーガニックは体にいいけど、味が苦手だとストレスになっちゃうから、トータルで見るとプラスにならないって思うんです。だったら、自分が美味しいと思えるものを、適度にバランスよく食べたほうが幸せかなって。

サチ 他には、野菜を食べるなら生野菜より温野菜を選んで、寝る4時間前までに食事を済ませるとか。これは仕事上の理由も大きいけど、露出の多い服を着る撮影の前日は塩分を控える、夜は食べる量を少なめにする、とかかな。あと個人的には、話題のスーパーフードより和食の方がダイエットに向いていると思うんです。和食はを食べていれば、発酵食品や食物繊維が摂れるからね。

星夏 単品食になりにくいから、和食はいいよね。私が食べ方として実践してるのは、食べすぎてしまった日は、その翌日の食事で調整するってこと。友達とご飯に行ったり、行きたかったお店に行けたりしたら、やっぱり我慢したくないから、その時は好きなだけ食べちゃう。で、次の日の朝昼は胃を休めて、夜に野菜メインのさっぱりした鍋を食べる。1日じゃなく2〜3日単位で考えるのが、ストレスなく調整するコツ!

サチのランチと夕食。和食中心の食生活を心がけ、無理なく素材から栄養素をとるのがポイント

モデルらしいサラダを食べることもあれば、ファストフードを食べることも。メリハリをつけて体型キープをしている

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◆10代のみんなに伝えたいこと

ーー最後に、ダイエットしたいと思っている10代のみんなにアドバイスをお願いします!

星夏 まずは、絶対に無理しないこと! 無理して痩せたとしても、必ずマイナス面が出てきます。そして、無理しないために、ダイエットや食事についての知識を持つことも大事。食べ方の知識を持つと、食べちゃダメっていうストレスで食欲が爆発しちゃうこともなくなって、ダイエット中でも、食べることに対してポジティブになれる!

サチ 体の仕組みを知っておくのも大事。生理前〜生理中はホルモンの影響で食欲が増すんだけど、私は食欲が増す理由がホルモンのせいだと知ったことで、気持ちが楽になりました。それに、生理後は痩せやすくなるから、そのタイミングで食事を調整したり運動をいつもより頑張ると結果が出やすい。そういうことを知っておくと、無駄なく無理なくダイエットできるんじゃないかな。

星夏 あとは、人と比べたり、人の価値観に自分を合わせないこと。自分が心地よくいられることが何より大事だから、栄養バランスとか運動は意識しつつも、自分がどうしたいかを優先して、自分に合うものや楽しんでできることを見つけてほしいなって思います。大前提として、今の自分の体が好きで心地いいなら、痩せる必要なんてないです!

サチ それ、私も言いたかった! 私は、「痩せてなくても自分が幸せならいい!」って思えるようになってから自然と痩せ始めたから、自分がいかに気分良く過ごすかが大事かってことを実感してる。ダイエットするにしても、人と比べて自分にプレッシャーをかけないで、自分が気持ちよく、無理のないペースでできることをやってほしいなと思います。自分らしい美しさを見つけて、毎日楽しく生きていたいですよね。

失敗を繰り返してきた二人だからこそのダイエットトーク、いかがでしたか? 正しい知識を身につけて、健康的に理想の身体を目指しましょう!

Text:Hiroe Miyashita