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【カトラリーの正しい使い方】フォーク・ナイフを使う順番や置き方は?【大人のテーブルマナー】

2022.06.14

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フォーマルなレストランに行ったとき、目上の人と食事をすることになったとき……。「これでマナーは合ってるの?」と不安で、食事を味わうことができなかった、という人は多いのでは? そこで、鬼のマナー講師として知られる平林都先生に「これさえ覚えておけば大丈夫」という基本のテーブルマナーを教えてもらいました。アナタも、そしてまわりも幸せになるマナー術をこの機会に是非、習得しましょう! 今回はカトラリーの使い方についてレクチャー。「フォークやナイフの正しい置き方は?」「使う順番が合っているか不安」「ライスの食べ方が分からない……」そんな疑問や不安を解決します!

教えてくれたのは……
マナー講師 平林都先生 エレガント・マナースクール学院長。『エチカの鏡』(フジテレビ系)で伝説のマナー講師として紹介され、大きな注目を集める。「形なくして心は伝わりにくい」という信念のもと、誰もが笑顔になれる接遇マナーを広めている。『大人の接遇 スパルタレッスン』(宝島社)など著書も多数。
服装&ナプキンの使い方編はこちら!

【大人のテーブルマナー】レストランでの服装やナプキンの使い方は?マナー講師・平林都先生が伝授!

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フォークやナイフは“外側から使う” “刃は自分の方に”と覚えましょう!

カトラリー編

✔︎ とにかく外側から使う!

たくさん並んでいるナイフやフォーク、スプーンなどのカトラリー。どれから使えばいいのか分からず戸惑うかもしれませんが、一番外側にあるものから使えば間違いなし。ただし、デザートのカトラリーだけは違うことも。この場合、コーヒースプーンが最後になるよう、その反対側のカトラリーから順に使うのが正解です。

✔︎ 食事中、ナイフとフォークは「7時20分」に置く

まだお皿の料理が残っているときにナイフとフォークを置きたくなったら? 時計の針でいえば7時20分、つまり「ハの字」になるように置きましょう。反対に、食べ終わったときはナイフとフォークを並べて「3時20分」になるように置く。そうすれば黙っていても給仕の人がお皿を下げてくれます。ただしどちらのときも、ナイフの刃先を内側に向けることを忘れないようにしましょう。

✔︎ もし落としても自分で拾わない!

うっかりナイフやフォークを落としてしまったとき、とっさに自分で拾いそうになりますがこれはNG。軽く手を上げて給仕の人を呼び、落としたことを伝えましょう。そうすれば新しいものと取り換えてくれます。

✔︎ ライスは“すくって食べる”が正解です

フォークの背にライスを乗せて食べている人は多いですが、実はこれはNGマナー。フォークを利き手に持ち替えて、他の食材と同じようにすくって食べましょう。

✔︎ パスタを食べるときにスプーンは使わないほうが◯

パスタをスプーンの上でくるくる巻いて食べる人がいますが、実はこれ、本場イタリアでは子供の食べ方なんです。スプーンを使ったらマナー違反というわけではないけれど、あまりカッコイイ行為ではありません。パスタはお皿の端で、フォークを立てて回していただきましょう。

平林先生

マメ知識
グリーンピースなど、コロコロ転がる豆類が出てきたとき。フォークで刺そうと思っても上手く刺せませんよね。そんなときは、フォークの背で豆を少し潰してから刺すのがスマート。これができると「マナーを知っている人だな」と思われること間違いなしです。

INFORMATION
『なぜか成果を出す人の社会人マナー』
平林 都 著
ビジネス社会で成功する人は、必ず他人から好かれる人。商談も人事査定も決め手は人間関係。ビジネスの場は舞台。相手が望むものを演じることで「夢」を売る。就活にも役立つ「面接」戦略、社会人としての基本ルール、相手の心をつかむ「話し方」やいまさら聞けない食事マナー……。ビジネスにおいて最強の武器になる「接遇」という「人に好かれる技術」を具体例を交えて解説。
2022年4月21日発売
価格:1650円(税込)

Text:Naoko Yamamoto Illustration:Ayaka Suzawa