大好評ドラマ『PRINCE OF LEGEND』についてお届けするこのシリーズ。今回は、個性派俳優・加藤諒さんの隣で、笑いそうになるのを耐えながら好演を続けているTeam理事長の秘書・服部悠太役の大和孔太さんにインタビュー☆ クールビューティーな見た目とはギャップのある、のほほんとした素顔をお届けします!!


<第八回> 大和孔太
何を考えているか分からない……
ViVi まずは大和さんが演じる服部悠太のキャラクターについて教えていただけますか?
大和 この作品は14人の王子が一人の女性をきっかけにバトルするというストーリーで、僕自身は、その戦いをコントロールしようとしている加藤さん演じる理事長の秘書・服部悠太役として出演しています。
服部はミステリアスで、「人間なのか?」という噂が立つくらいエレガントでスマートな男性。何せ理事長のキャラが強いので(笑)、秘書である服部については、感情を見せないながらも「こいつは一体休日に何をして過ごしているんだ?」と思わせる、そんな印象を残せるよう意識しながら演じました。
ViVi 大和さんとは似ていますか?
大和 似ているところ、演じながら考えていたんですけど、何かあったんですよね……、思い出しますね……。あ、そうでした! 何考えているか分からないというのはよく言われるので、そこは共通しているかなと思います。

ゆっくり王子?
ViVi では大和さんを「◯◯王子」と命名するなら何王子?
大和 熊本出身で地元愛が強いので、熊本王子がいいです。あー、でもゆっくり王子もいいですね。僕、平和主義なんです。だから平和王子とかのんびり王子もありかなと思いました。でも自分が天然だとは認めていないので、天然王子はナシです!
「まあまあまあ王子」かも?
ViVi では熊本王子? 平和王子? にお聞きします。ドラマのように皆で一人の女性を好きになったら戦いますか?
大和 ドラマと同じ設定なら戦います。彼らは親友同士というわけではないですから。親友同士なら、先に「あの子のこと好きなんだ」と聞いていたら、僕は好きになりません。でも先に僕が「好きなんだ」と言っていて親友も同じ子を好きになったら、それは戦います。
ViVi それで親友を失うことになっても……?
大和 失うの、ヤだなー!! でもどっちを選ぶかは女性なので、その子が親友を選んだのなら、最初はモヤモヤするだろうけど最終的には受け入れると思います。
ViVi もし女性が大和さんを選んで、そのことで親友が怒ったら?
大和 そこは何で怒っているのか話し合って、何とかいい方向に持っていきたいです。平和主義なので。常に争わず「まあまあ」と言うのが僕。だから「まあまあまあ王子」でもいいかもしれません(笑)。
ViVi 候補がいっぱいありますね(笑)。インタビュー終了時にまた選んでください! では次の質問を……。自分が女性なら、どの王子と付き合いたいですか?
大和 僕は吉野北人さん演じる天堂光輝ですかね。一番優しそうじゃないですか? 僕、少女漫画でいうと、ヒロインを近くで優しく見守っているけどその想いが実らない、というタイプが好きなんです。“花より男子”なら道明寺じゃなくて花沢類ですね。
ViVi なるほど。実際も、優しく見守ってくれる女性が好きなんですか?
大和 女性なら、嫌なことは嫌とハッキリ言ってくれる人がいいです。だから自分も言うときはハッキリ言います。もちろん多少は我慢しますけど、許容範囲はあります。たとえばお風呂に入るのが嫌いな女性がいたとしたら、2日入らないぐらいまでは何も言わないですけど、3日目になったら「明日は入ろうか?」と言いますね。

ViVi 「明日は入ろうか」という言い方が優しくていいですね! では『PRINCE OF LEGEND』の撮影現場についても教えてください。現場はどんな雰囲気でしたか?
大和 今まで経験した中で、一番和気あいあいとしていました。僕自身、これだけ同世代の役者が集まる現場が初めてで、もはや学校の先輩後輩以上に濃い関係です。皆さんいい方ばかりで、話しかけてくださいますし、僕が話しかけてもノリよく返してくださいますし、本当に楽しかったです。
ViVi 加藤諒さんと一緒のシーンが多いですが、加藤さんの演技に思わず笑ってしまいそうになりませんでしたか?
大和 はい、ほぼすべて我慢していました。とくに加藤さんがロボットのようにガシャンガシャンと動くシーンは、実際はものすごいスローに動いていて、それを早送りしているんです。だからその長い時間、笑いをこらえるのに必死で……。加藤さんはセリフもアドリブも多いので、テスト撮影のときはさすがにこらえきれず、何度か笑ってしまいました。
ViVi それでも本番は笑わなかったんですね! 『プリレジェ』は今後も映画やライブなど様々な展開がありますが、楽しみにしていることはありますか?
大和 映画の公開が楽しみです。そして機会があれば、舞台挨拶にも登壇してみたいです! 共演したみんなと仲良くなれたので、舞台上で撮影エピソードを話すとき、「あんなことあったね、こんなことあったね」と盛り上がりそうで。今から、どのエピソードを持っていこうかなと思案しています(笑)。

コメディ作品に出演するのが目標!
ViVi 俳優としては、今後どんな役をやってみたいとか、具体的な目標は定められていますか?
大和 僕、福田雄一監督の作品に出たいんです。もともとコメディがすごく好きで。『銀魂』も『斎木楠雄のΨ難』も大好きで……。コメディって、役者としての瞬発性とか柔軟性がとても試されると思うんです。だからいつか福田監督の作品でしごかれたいです。一応、地元ではエンターテイナーを自負していたので、何か振られたら対応できる自信はあります!(笑)
ViVi このお仕事をしていて、やりがいを感じるのはどんなときですか?
大和 どの現場でも、“辛い”も“楽しい”も感じるんですけど、それらすべて含めて充実感を覚えています。あとはやはり、見てくださった方から「良かったよ」という反応をいただくと、やっていて良かった〜と思いますね。
ViVi 俳優仲間でプライベートも一緒に遊ぶ方はいますか?
大和 同じ事務所の勧修寺保都くんと飛葉大樹くんとは、けっこうな頻度でご飯に行きます。飛葉くんとは数日前にも卓球をしましたし。「プリレジェ」の現場ですと、片寄涼太くんと塩野瑛久くんとは同級生で、ご飯に行ったりもしました。
ViVi のんびり王子だから、皆さんからイジられてそうですね?
大和 片寄パイセンはイジってきます(笑)。でも鈴木伸之さんはボケ上手で、僕がツッコみたくなるくらいなんです。普段はツッコまれ役の僕ですが、鈴木くんにはその座を譲りました。平和主義ですから(笑)。

何でも食べるので僕のお嫁さんはラクだと思います(笑)
ViVi では大和さんの素顔についても、もっと掘り下げさせてください。好きな食べ物は何ですか?
大和 何でも好きなんですけど、今の季節だと鍋とかすき焼きがいいですね。僕、シナモンとパクチー以外は嫌いな物がないし、味にもうるさくないので、僕のお嫁さんは本当にラクだと思いますよ。白飯にふりかけをかけただけで出されても「このふりかけ美味しい♪ どこの!?」とか聞いちゃうようなヤツですから。
ViVi ではお弁当に絶対入っていてほしい具材は何ですか?
大和 玉子焼き! 九州出身なので白だしで味付けたのが好きですけど、食べられたら何でもいいんです。
ViVi 熊本の食べ物でオススメは?
大和 やはり馬刺しとか、馬肉ハンバーグとか、馬系のものは熊本名物なのでオススメですね。あと阿蘇でスクスク育った赤牛も有名です。キャッチコピーみたいな言い方しちゃいましたが(笑)。
ViVi 美味しそう! ところでもうすぐクリスマスですが、クリスマスデートをするならどこに行きたいですか?
大和 温泉が好きで、一回、大江戸温泉に行ってみたいんです。出店とかあると聞いたので、楽しそうでいいなーと。あと、横浜の万葉倶楽部も、桜木町を一望できるらしいので行ってみたいです。僕、クリスマスのイルミネーションとかも全く見に行ったことがなくて、一度そういうクリスマスっぽい雰囲気を満喫したいです。
ViVi 平成最後にやってみたいことも教えてください!
大和 地元にプライベートで帰りたいです。最近は仕事で熊本に行かせていただくのですが、親戚や友達に会えてないんです。でも平成も終わるし、親しい人に会ってきちんと挨拶したいです。墓参りもきちんとして。僕、二十歳になったときもご先祖様に挨拶をしに墓参りをしたんです。
ViVi 素晴らしいですね! では最後に、来年の豊富を教えてください。
大和 今まで約4年間俳優活動をしてきて、ちょっとずつですがステップアップできているかなと思うんです。これからも鍛錬を絶やさずやっていくことを第一に、同時に来年は、語学の習得に力を入れたいと思っていて。英語と韓国語。あと本を読んだり映画を見たりすることもしっかりやって、引き続き前へ前へと進んでいきたいです!
ViVi 楽しみにしています! ありがとうございました。
大和 あ、「◯◯王子」ですが、やっぱり熊本王子でいきましょう!
財閥の御曹司で才色兼備の朱雀奏(片寄涼太)は、父の初恋の人の娘・成瀬果音(白石聖)に一目惚れする。「僕のプリンセス」とアプローチをするのだが、果音を巡って、ヤンキー王子 兄(鈴木伸之)、生徒会長王子(佐野玲於)、美容師王子(清原翔)と次々と王子が現れ……。日本テレビ系にて毎週水曜24:59 より放送中。
◆ 大和孔太(やまと・こうた)
1994年11月5日生まれ。熊本県出身。モデルとして活動後、俳優に転身。現在、『PRINCE OF LEGEND』に出演中で、2019年3月21日(木)に公開される同作の映画にも出演する。また出身地の熊本でも活躍しており、『くまパワ+』(熊本朝日放送)にレギュラー出演中。来年2月には約3年振りとなる舞台「エーデルワイス」(2月27(水)〜3月10日(日) 東京芸術劇場シアターイースト)に出演予定。