ベースメイクにフェイスパウダー、使っていますか? テカリ防止だけに使うのではなく、今っぽいツヤ肌づくりに欠かせないアイテムなんです。でも、白浮きしたり、粉っぽくなったり、なんだか古い印象になりがち。そこで、ViViでも大活躍中のヘアメイクアップアーティスト・Kanakoさんに、最強・最旬のツヤ美肌の作り方を聞いてきました♡
そもそも、フェイスパウダーって
2種類あるって知ってる?

ヘアメイク Kanakoさん ViViの誌面ではもちろん、ViViのYouTubeチャンネルでもヘアやメイクのテクニックを多数紹介する、可愛いを作るスペシャリスト♡
今どきの美肌ってどんな肌?
「ツヤッツヤでも超マットでもなく、どちらもバランス良く仕上がっている質感が旬ですね。例えば、韓国の女優さんみたいに、マットなのにツヤを感じさせるセミマットな肌は、今どき美肌の大事な要素! それにはフェイスパウダーを使うのがオススメです。パウダーをしていても粉っぽくならず薄膜な艶感、スキンケア後のような内側から光を放つような透明感を作り出してくれるんです。」
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ルースパウダーを使う
自然なツヤ肌の作り方
「この肌づくりの主役は、なめらかで自然なツヤ肌に整えるカラーレスなルースパウダー。下地&ツヤリキッドでツヤ感強めの肌を仕込んでおくとバッチリ!」
【Use item】

【A】保湿力◎な透明下地。RMK メイクアップベース 【B】赤みカバーに◎なグリーン下地。エレガンス モデリング カラーアップ ベース 【C】SUQQU ザ リクイド ファンデーションX 【D】あらゆる肌のアラを隠せる4色コンシーラー。コスメデコルテ トーンパーフェクティングパレット(A~DはKanakoさん私物)【E】どんな肌色でも白浮きせず、なめらかでナチュラルに輝く肌へ。テカリやメイクの色移りを防ぐ。ライトリフレクティングセッティングパウダー ルース N 02383 11g ¥5500/NARS JAPAN
【How to】
ベースを作っていく

顔全体にAをなじませる。小鼻周りやニキビ跡など、赤みが気になる部分にBを。このステップで厚塗りを防ぐ。

Cを顔の中央から外へ広げ、全体に薄くなじませたら、 目の下のくすみや小鼻まわりにDを。クマは右上の①、その他は左の②がオススメ。
ルースパウダーをブラシにのせていく

粉含みが控えめな方が今っぽい肌が作れるので、毛足が長くて柔らかいブラシがベター。ブラシをくるくる回しながらEの粉を全体に含ませたら、一度ポンと手の上で叩き、余分な粉を払う。さらに手の甲にブラシを軽く押し込み、粉をしっかり含ませる。“ちょっと粉の付きが悪い?”くらいが粉っぽさと無縁の透明感のあるイマドキの仕上がりになるよ。
場所によってブラシのサイズを変える

先に大きめブラシで顔全体にのせる。頬はブラシをくるくるさせて肌を磨き上げるイメージで。フェイスラインは軽くなでるように。また、おでこにのせれば前髪のくずれ防止にもつながるので忘れずに! 目元や小鼻まわり、口元、あご下は小さなブラシの出番。大きなブラシ同様に粉を含ませ、ふわんとのせていこう。力を入れず、優しくのせていくことがカギ!
テカリが気になる人はパフがおすすめ!

パフの上にお粉をのせてしっかりともみ込む。Tゾーンや小鼻まわり、口の下などテカリや汗だまりが気になるところを中心に、ぽんぽんと置くようにのせていく。ブラシよりも密着度が高くしっかりと付くので、皮脂崩れが気になる人はパフ付けがおすすめでう。ただし、叩いたり、何度もなでるようにつけると厚みが出るので注意。
ちなみに…!
ベースメイクの崩れを防止したい時や、ツヤクッションファンデに重ねるならパフ塗りがオススメ。また、パウダリーファンデやマットなクッションファンデの上に塗る時はブラシ塗りで今どきの肌へ。
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プレストパウダーで作る
ファンデいらずの肌♡
「毛穴カバー力が高く、美肌補正効果もあるので、NOファンデーションでもOK。むしろ、抜けのある今っぽさが出せます。下地とコンシーラーで色ムラや凹凸をしっかり整えておくことが大事!」
【Use item】

【A】血色感がふんわりにじむ明るいツヤ肌へ。ジルスチュアート イルミネイティング セラムプライマー UV 02 【B】肌と一体化し厚ぼったくならずにアラ隠し。コスメデコルテ トーンパーフェクティングパレット(A,BはKanakoさん私物)【C】セミマット&ツヤ仕上げの2種のパウダーをセット。肌の質感を自在にコントロール。デュアル ルーセントグロウ セッティングパウダー 02 ¥4950(コンパクトとセット価格)/ジルスチュアート ビューティ
【How to】
シンプル工程で透明感あふれるベースに

Aを顔の中心から放射状になじませていく。フェイスラインまでしっかりと塗らずに、首にも少し馴染ませると白浮きを防げる。目の下のくすみや小鼻まわりにBを。クマは右上の①、その他は左の②がオススメ。
テカリがきになる部分のみにパウダーをオン

パウダーをパフになじませたら、手の甲にぽん、と置いて不要なパウダーをオフ。おでこや小鼻まわり、口の下などテカリや汗だまりが気になるところにパウダーをスルッと滑らせてのせていく。ただし、くずれやすい小鼻まわりはパフを折り、ぽんぽんとしっかり置いて。
グロウパウダーで凹凸を作る

目の下、Cゾーンなどにグロウパウダーをのせて自然なツヤと立体感を出していこう! 肌の上をスルスルすべらせてムラなくのせて。
ちなみに…!
プレストパウダーはお直しにも最適! 汗やヨレをティッシュでオフし、コンシーラーで色むらを整えてからプレストパウダーをON。マスクのくずれが気になるからと、フチがあたるところにだけのせるのはより崩れるのでNG。頬全体にすべらせるようになじませて。
ルースパウダーとプレストパウダーを使いこなせば、厚塗りしたくない季節でも内側からツヤが出る今どきなセミマット肌が作れます♡ そもそもルースパウダーとプレストパウダーの違いがわからない!という方は下の記事をCHECK!
photos:Akiko Mizuno text:Masami Oguma