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【部屋干しのカビ対策】正しい洗濯と臭いの元の撃退方法をプロが解説

2022.06.28

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梅雨は明けたけど、7月に入ると“戻り梅雨”の可能性があるんだとか……! 雨の日は洗濯物を外に干せずに部屋干しが多くなりますよね。部屋干しといえば、洗濯物から漂うカビのようなニオイに悩まされる人も多いのでは? 実はそれ、部屋干しが問題ではなく洗濯方法が間違っている可能性があるんです! 今回は、洗濯家である中村祐一さんに、ニオイの元となる原因を撃退する「洗濯の基本」を教えてもらいました。梅雨の時期だけでなく、普段の洗濯にも該当するので、ぜひ参考にしてみてね!

教えてくれるのは……
洗濯家 中村祐一さん

長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」の3代目として、洗濯の側面からより良い暮らし方の提案に取り組む。爽やかなフェイスから「洗濯王子」の愛称で、テレビや雑誌などから引っぱりだこ!
公式サイト▶︎SENTAKU-YUICHI 
Twitter▶︎@sentaku_u1
Instagram▶︎@sentaku_u1 

そもそもニオイの元はどこから……

十分に汚れが落ちていないことがクサイ原因

「そもそも洗濯物が臭う原因は汚れが落ちていないというところにあります。極端に言うと、洗濯機を回しているけどただ服が濡れているだけという状態で、洗えていないという事になります。洗濯で落ちなかった汚れを菌が食べて、排泄することで嫌なニオイが出てきてしまうんです。また、梅雨の時期は温度が上がり、湿気が多くなるので菌が繁殖しやすいことに加えて、しっかり洗えていないまま部屋干しをすると、乾くのが遅いことで菌が活動する時間が増え、その間にたくさんの菌が汚れを食べていくので特に臭いやすくなります。部屋に干すことが問題ではなく汚れが落ちていないことが原因なので、根本の汚れをしっかり落として、なるべく早く乾かせるように工夫してあげることが大事になっていきます。」

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残さず汚れを落とすには?

まずは洗濯方法を見直す

「洗濯物が臭うという人は洗濯方法を見直していく必要があると言えます。『洗濯』とは読んで字のごとく、『洗い』と『濯ぎ』でできているので、この2ステップがとても重要になってくるんです。洗濯物が臭う=汚れが落ちていないと言いましたが、汚れが落ちていないということは、洗濯の段階で衣類を洗いきれていない、濯ぎきれていない、ということになります。『洗い』と『濯ぎ』の工程を基本に沿って行うことで、悪臭防止だけでなく黄ばみも防ぐことができたり、漂白剤や消臭アイテムなどが必要なくなったりするので、ぜひ洗濯方法を参考にしてみてください。」

キレイに洗濯できる基本のき

3つの量のバランス

「『洗い』の工程というのは、衣服についた汚れを洗剤で包み込む工程になります。
その際に重要なのが、衣類・水・洗剤
の量。この3つの量がバランスよく入れられることで、服からきちんと汚れを取り除くことができます。逆に、3つの量のバランスが崩れることで、汚れが落ちきれず臭いにつながるということです。」

1.衣類の

衣類の量は入れすぎないことがポイント。衣類が入りすぎていると、洗濯機の中で服が動けず汚れが落ちにくくなってしまいます。縦型式の洗濯機の場合は、水流を作ってかき混ぜることで汚れが落ちやすくなるので、衣類の量を7~8割くらいまでに。ドラム式の場合はたたき洗いで汚れを落とすので、半分を目安に入れて洗濯していきましょう。洗濯機の形に合わせてしっかり混ざる環境を作ってあげるようにしていくことが大事です。

2.水の

近年節水が一般的になっていますが、服の量に対して十分な水の量がないと、しっかり「洗う」ことができなくなってしまいます。縦型式の場合は、洗っているときに中の様子をチェックしてみて、水面より衣類が出ていたりうまく動いていなかったりしたら、水量を1段階から2段階上げていくことがポイント。ドラム式はもともと水が少ないので、特に衣類の量で調節することが大事です。水量が足りていなければ通常より少し増やして設定していくように心がけてみてください。

3.洗剤の量

衣類の量と水の量で洗濯機の中でしっかり動き回れる状態を設定したら、そこに合わせて洗剤の量を決めていきます。ドラム式は衣類の重さに応じで洗剤の規定量が決まるのでその量を入れます。縦型式は水量に対して洗剤の規定量が決まっているので、その量を入れていくようにしてみてください。もし水量を増やした場合は増やした水量に対して表示された規定量の洗剤を入れてください。

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濯ぎの回数

「『濯ぎ』という工程は、『洗い』で洗剤が包み込んだ汚れを薄めていくという役割になります。濯ぎの回数が足りないと、汚れが流れずに残ってしまい、ニオイの原因に。回数を重ねてしっかり濯ぎましょう。」

正確な濯ぎの回数は?

「濯ぎ」は、色物は最低2回、白物は3回することが重要です。濯ぎ1回で済む洗剤が多く出ていますが、実はそれでは濯ぎ足りていないんです。しっかり流し切るには1回では十分に薄まらないので、最低でも2回、もしくは3回を目処に設定してみてください。

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干すときは、湿った状態を短くする工夫を!

乾く条件をつくる

「梅雨の時期は、気候のより湿った状態が長くなりやすいので、できるだけ早く乾かすように工夫してあげることが大事です。乾かすときは、どこに干すかという場所の条件ではなく、どう乾かすかという“乾く条件”としてあげられる3つのポイントを揃えてあげることが大事です。」

1.温度を上げる

温度が高い方が洗濯物は乾きやすくなります。例えば人がいない時間帯はこの時期でも暖房を入れて部屋を暖かくしてあげるのもひとつの方法です。

2.湿度を下げる

湿度は高いと湿った状態が続いて乾かなくなってしまうので、できるだけ下げます。エアコンの除湿やドライ機能を使って、湿度を除いてあげるようにしてあげるとよりいいでしょう。

3.空気の流れをつくる

高い温度の空気や低い湿度の空気を、しっかり洗濯物全体に渡っていくように流れを作っていきます。扇風機や換気扇で空気の流れを作って、乾きやすい環境をつくっていきましょう。

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表面積を増やす

「早く乾かしてあげるには、乾かす条件を揃えるとともに、洗濯物の表面積を増やしてあげることも重要です。表面積を増やすと空気が当たる面積が広くなるということになるので、より乾きやすくなります。」

表面積のつくり方

ポケットがついているズボンやスカートは、ポケットの中が乾きにくいので裏返して外側に出すことで空気に触れるようにしたり、襟がついたシャツやブラウスは、襟の裏側が乾きにくいので立てて重なった面をなくしたりします。つまり面と面が重なっている箇所をなくすように心がけて干しすことがポイントです。

いかがでしたか? 洗濯方法をマスターすれば、梅雨の時期で雨が降っていてもストレスなく洗い物ができちゃいます! ぜひ明日から試してみてね。