イケメン

【JO1】「JAMに会えないことが辛かった」今だから言える試練や、一生忘れられない思い出は?

2022.06.29

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デビューシングル「無限大」、ドキュメンタリー映画「未完成」など、漢字三文字のタイトルが印象的なJO1の作品群。そこで今回は、漢字三文字のテーマで、JO1のメンバーにまつわるストーリーやKIZUNAについて語ってもらった。3年目になって、「今ものすごくいい雰囲気」と語るその言葉は、彼らが生み出す音楽のようにヴィヴィッドだ。

団体戦

話し合いやぶつかり合いを経て手に入れた団結力も、JO1の一つの武器だ。個人仕事も増える今、グループで取り組む喜びを感じられた活動とは?

鶴房「初めての有観客ライブですね。幕張メッセで3日間やらせていただいたんですが、全然足りない! メンバー全員、ステージに立つためにJO1になったと思うので、全国を回って少しずつみんなに恩返しがしたいです」

豆原「’21年は、すべての壁をずっと団体戦で乗り越えた気がする。コロナ生活も2年目になって、新たに見えてくるものもあったりして、ライブはできたけど、十分じゃなかったり。碧海くんの活動休止もあった。スケジュール面でも大変で、毎日気の抜けない日々を送っていました。でもすごく充実していたし、毎日が生きている実感に溢れていました」

河野「碧海が体調を崩して、完全体の11人じゃなく10人で挑んだ『OPEN THE DOOR』です。フォーメーションを作り替えて練習したり、碧海の歌割りをみんなで補ったり。イレギュラーなことに対応するために、みんなで力を合わせ乗り越えることができました。碧海はあのステージには立てなかったけど、僕らは、心の中で11人であることを感じていました」

白岩「僕も『OPEN THE DOOR』です。初めてファンの方に会える機会だったので、不安もありましたけど、幕が開いた時の嬉しさは格別でした。あの高揚感は一度きりのものだし、一生忘れられないと思います」

川尻「あのライブは、僕らのターニングポイントになったよね。僕らの目の前で泣いているJAMのみんなの姿に、すごく込み上げるものがあって、『やってよかった』と思ったし、あの景色をこの目に焼き付けたからこそ、もっと貪欲にならなきゃダメだって再確認した。目に見えない感情が循環して、共鳴しているような感覚がありました」

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與那城「みんなで乗り越えたことといえば、デビュー直後に、コロナ禍で自粛を強いられたことじゃないかな。SNSを使ってどんなコミュニケーションを図っていけるか、いろんなことを模索したときに、一致団結することができたと思います」

木全「同じく、デビューしてライブができなかった時間です。途方もない練習を重ねながら、いつになったらJAMのみんなに会えるのか、ずっと不安でした。でも、共同生活をしていたから、お互いに励まし合えたし、支え合えた」

川西「一緒に乗り越えたのは、最近のスケジュール(笑)。ありがたいことにお仕事がいっぱいで、ぐわーってなってたんです。1週間ぐらいずっと(笑)。でも、空き時間に練習してたりすると、みんな一緒なんだって思えた。グループは心強いです」

金城「難しいダンスの振り付けがあったときに、毎回蓮くんが前に出てダンスを教えてくれるんですが、蓮くんがいない時でも、ダンス未経験の僕に優しく教えてくれるメンバーが、必ず誰かいてくれるんです。とくに遅い時間まで一緒に練習しているときは、団結しているなと感じます。行動すべてが自分本位じゃなくて、みんながお互いのことを想い合っていると思います」

大平「碧海がいない期間は、みんなで支えあってましたね。それは、碧海が安心して戻れる場所でありたいと思ったから。みんなでいろんなことを話し合っていました。もちろん、最後はJAMの支えが僕らのいちばんの力になりました」

佐藤「『JO1 HOUSE』の枕投げが、一番印象に残っている団体戦です(笑)。あれは、素晴らしいチームワークでした。全国1位のチームに勝ちましたから。あの真剣さ。ずっと大切にしていきたいです。純粋に楽しかったです」

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個人戦

音楽だけでなく、お芝居でもファッションでも美容でもバラエティでも。あらゆる場面で、それぞれの個性を伸ばしていけるのはボーイズグループの醍醐味だが、メンバーのいない個人戦では、心細さや孤独を感じることもある。今だから言える個人での試練とは?

川尻「1人で番組や雑誌の取材に行くとき、僕は常に、“即席チーム戦”だと思っているんです。他のスタッフさん、出演者さんと、番組という試合を盛り上げる。取材のときも、単純に質問に答えるだけじゃなくて、チームの一員として、自分の果たすべき役割を見つけたくなってしまう。だからいつもチーム戦してます(笑)。その分、メンバーといると、自然に呼吸が合う感じがあります」

川西「すごく人見知りなので、初対面の人となかなか打ち解けることができないんです。だから個人戦は苦手。緊張して硬くなっちゃうので、メンバーがいると助かります」

川尻「拓実は、人見知りというか、感受性が鋭すぎるんだと思う。最初は、頼り方も分からなかったみたいで、オーディションの時とか、すごく静かだったけど、今はメンバーになら自分から心を開いて、たくましくなったなと思います」

與那城「個人的にメンタルが鍛えられたのは、初めての韓国合宿」

金城「最初はグループにまとまりがなくて、リーダーという役職を背負っている奨くんがすごく大変そうだった。でも、デビューシングルが発売される少し前、それに気づいたメンバーが『1人で背負いすぎてるんじゃない?』『奨くんはそのままでいいから、ここぞというときに引っ張ってほしい』と話して。そこから変わった気がします」

與那城「あったね〜。碧海も、最初の頃はメンバーと距離を置いていたけど、韓国合宿ぐらいから、自分から積極的に関わっていくようになったよね」

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鶴房「僕は、デビューする前に1人で韓国に渡って、そこでたくさん学んだし、いろんな苦痛を味わいました(苦笑)。だから今の自分がいる。デビューしてからも順調ではなかったけど、それを乗り越えられたのは、過去の辛い経験があったからこそだと思います。でも、個人としては、2020年の4〜5月の自粛期間が一番の試練でした」

佐藤「汐恩と同じ。コロナで何もできないことが一番の試練で、とくにJAMに会えないことが辛くて悲しかった。その試練は今も続いています。でも、そういう境遇を言い訳にするんじゃなく、できることはたくさんあると切り替えられたことは大きかった」

大平「僕は個人的には、ファーストアルバムを出すまでがキツかったです。『映画 えんとつ町のプペル』で声優をしたときに、周りの人に揉まれながら頑張って。その経験がよかったのか、最近やっといろんなことがラクになりました」

木全「もともと緊張しやすいタチなので、仕事をする時に緊張してしまうのが一番の試練(笑)。今でも緊張はするけど、十分に練習して臨めばなんとかなる。即興で何かをしろと言われると、プレッシャーに押しつぶされそうになります。そこを乗り越えるのが課題かな」

白岩「僕自身は悩んだり落ちこんだりして、解決策を練るときは、昔から自分のことを知っていてくれる友達に話を聞いてもらいます。『オールナイトニッポンX(クロス)』が始まって、これからのほうが個人としての試練を感じることが多くなるかも。どうなっていくのか。ワクワクもありますけど、『試練だな〜』って思います」

豆原「ドラマ『ショート・プログラム』でお芝居をしたのが、本当に難しかったです。いろんな人に『お芝居をやったほうがいいよ』って言われるんですけど、本当に自分がやりたいこととはズレがあるような気がして、迷っていました。でも、結果としては、個人活動として一番やっていきたいことの一つになりました。映像での僕を見たいという方の期待に応えたいです」

河野「僕は歌をもっとやりたい。奨くんと2人で音楽番組に出る機会も増えてきて、歌のレベルアップに貪欲になっています」

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Model:JO1 Photo:ISAC(SIGNO) ,Saeka Shimada Styling:Taichi Sumura Hair & Make-up:Mika Sasaki, Sayuri Nishio,Seika Shimada, Yuko Tamura,Akane Komoto, Yuka Kakihara Composition:Yumiko Ito Interview&Text:Yoko Kikuchi,Satoshi Asahara,Julie Gisen Cooperation:EASE