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おりものが茶色いのは異変のサイン!?医師に聞いた原因と予防法

2022.08.03

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「おりものが水っぽいのは性病?」「白いポロポロしたのが出るけどカンジダなの?」など、おりものは頻繁に見るものだから少しでも違いを感じると気になりますよね。これが普通なのか病気なのかがわからずおりものについて疑問を持つ人も多いのでは? そこで今回は、おりものの基本知識から異変のサインやデリケートゾーンのケアまで、おりものの世界を深掘りしていきます!

教えてくれるのは……
婦人科医 松村圭子先生 成城松村クリニックの院長。おりものや生理、妊娠など女性の体にまつわる著書を多数出している。女性に寄り添ったアドバイスが安心できると評判。

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そもそもおりものって?

おりものは子宮・膣からの分泌物や剥がれた古い細胞、役割が2つあります。1つ目は自浄作用といっておりものに含まれる善玉菌が膣内を酸性に保ち、細菌が侵入しないようにしています。2つ目は受精の助け。排卵の時期になると卵の白身のように伸びるおりものが増えて、精子が中に入っていきやすいように働いているんです。10代〜30代まではおりものが常に出ていて当たり前と考えて大丈夫ですが、生理の周期によって量と状態が変わってきます。自分の生理周期とその時のおりものの状態を確認していくと変化がわかるので、日頃からチェックしておくといいでしょう。

正常と異常ってどう見分けるの?

おりものには個人差がすごくあるので、正常なおりもの、異常なおりものと一概には言えません。ただ、大概の場合排卵の時期には透明で糸を引くような伸びる状態のおりものが出て、排卵後は量が微減し、生理前には黄色や白など色が変化して量も増えるという流れになっています。異常が考えられる場合は、ニオイ・色・量・状態・かゆみなどの症状が出やすくなります。例えば常時量が増えてきた、もしくはニオイ・色がいつもと違うなど、自分の中での変化が見られた時は異変が起きているのかもしれないので一度検査に行ってみることをおすすめします。そのためにまずは自分の周期を見て、パターンを把握することが大事です。

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しっかり気づいてあげよう! おりものからの“危険信号”7つ

●危険信号1
白くカッテージチーズのようなカス状のおりものがポロポロ出てくる状態カンジダ膣炎の可能性アリ
ニオイはないが量が多く、白いポロポロとしたカスのようなおりものが出た場合、カンジダ膣炎の発症が考えられます。症状としては、灼熱感や刺激感、かゆみ、性交時の痛みなどが出てきます。

※イラストはイメージです。

●危険信号2
黄緑っぽく、泡があるような状態トリコモナス膣炎の可能性アリ
黄緑や黄色で、強い悪臭とともに量が多いおりものが出た場合、トリコモナス膣炎の発症の可能性が考えられます。灼熱感や刺激感、かゆみなどの症状が出てきます。

※イラストはイメージです。

●危険信号3
灰色がかった水っぽい状態細菌性膣症の可能性アリ
魚が腐ったようなニオイで量が多く、灰色がかったようなおりものが出た場合、細菌性膣症の発症が考えられます。強いかゆみとともに、刺激感を覚える症状が出てきます。

※イラストはイメージです。

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●危険信号4
黄緑がかった色で膿のような状態淋菌感染症の可能性アリ
悪臭で量が多く、黄緑色のようなおりものが出た場合、淋菌感染症の発症が考えられます。進行すると、下腹部に痛みを感じたり発熱したりというような症状が現れます。

※イラストはイメージです。

●危険信号5
サラッと水っぽい状態クラミジア感染症の可能性アリ
色やニオイに異変はないものの、水っぽくサラサラとしたおりものが出る場合、クラミジア感染症の発症が考えられます。量にも大きな変化はありませんが、多くなることもあります。進行すると、下腹部の痛みや発熱などの症状が現れます。

※イラストはイメージです。

●危険信号6
赤褐色や茶褐色、ピンク色の状態子宮頸ガン、子宮頸管ポリープ、萎縮性膣炎の可能性アリ
量に異変はないが赤褐色や茶褐色、ピンク色などのおりものが出た場合、萎縮性膣炎/子宮頸管ポリープ/子宮頸ガンなどの発症が考えられます。症状としては、性交時に出血することがあります。

※イラストはイメージです。

●危険信号7
赤褐色、茶褐色の状態子宮体ガンの可能性アリ
赤褐色や茶褐色のおりものが出た場合、子宮体ガンの発症の可能性があります。生理ではないのに血がでるなどの症状が見られます。

※イラストはイメージです。

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病気を未然に防ぐことはできる?

日頃のケアで対策していこう!

自分のパターンから異変があったり、危険信号として挙げた状態のおりものが出たりした場合はまず病院へ行くことが最優先です。病気になる可能性を低くするためには、日頃からデリケートゾーンのケアで清潔さを保つことも大事です。まずはデリケートゾーンの環境に適したケアを行っていきましょう。

通気性を大事にする
蒸れによってニオイが出る可能性があるので、締め付けの強い下着はNG。コットン素材やシルク素材など、動きやすく通気性の良い下着を選ぶといいでしょう。

おりものシートはこまめに替える
おりものシートを長時間替えずにいると、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。膣炎や膀胱炎などを起こす原因にもなり得るので、少なくとも日中2〜3回は替えるように心がけましょう。

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洗いすぎない
膣内には善玉菌があり自浄作用が保たれていますが、洗いすぎると善玉菌まで洗い流してしまうことがあります。それによって自浄作用が低下し、悪玉菌が繁殖して炎症を起こす可能性があるんです。膣の中まで洗わないようにしましょう。

デリケートゾーン専用のソープを使う
デリケートゾーンは、全身の皮膚の中で考えると酸性が強い部分になります。そのため、デリケートゾーン専用のソープを使うといいでしょう。

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いかがでしたか? おりものは個人差が大きいものだからこそ、自分でしっかり観察して自分の体の変化を見逃さないようにしたいですね。まずは自分の生理周期とおりものの状態を把握して、日頃のケアで健康なデリケートゾーンを保っていきましょう!