注目度は急上昇中の平野紫耀さんにインタビュー! 筋肉質な立ち姿は男らしく、話し出せばクスっと笑ってしまう可愛らしさがにじみ出る、ほっとけない存在。一度ハマると抜け出せない平野ワールドを覗き見。(ViVi2017年10月号より)
◆ 男らしさと子供っぽさ両方を持つ大人になれたらイイな
平野さんを撮影したのは、舞台を3公演終えた夜20時過ぎ。ロケバスの窓を少し開けて舞台を観覧し終えて帰るファンの列を眺め、「わぁ!って窓から顔出したいな〜」と無邪気に笑う。
「読者の方が僕を選んでくださったんですか!? 珍しい人もいるんですね(笑)。本当にありがとうございます! この企画、(佐藤)勝利も出るんですか? 僕たち、昔はよく似てるって言われてたんですよ。同い年ですし、車好きなのも、好きな食べ物まで一緒。
中身だけは真逆で、勝利はしっかり者だけど僕は適当。2人の差はそこだけですかね。
一緒に映画を見に行ったときも、“もうチケット取ってあるから“と段取りが完璧でした。男前なんですよ、勝利は。でも、僕らといるときにはけっこう子供な面もあって、僕でも止められないくらいはっちゃけることも。
彼、豹変するんです! その温度差が怖いですよ(笑)」
約3年前に名古屋から上京し、現在は「知らないうちについて来た」おばあちゃんと2人暮らし中。ホームシックになることはないが、趣味のドライブもかねて、名古屋まで運転したことも。
「車で行ける範囲ならどこまででも行きます。車内はずっとカラオケ状態。ONE OK ROCKから森進一さんとか、ジャンルがあまりにも幅広いので、“差がひどい“とツッコまれます」
そんな“男の子っぽさ“全開な平野さんは、将来目指す男性像がとてもハッキリしている。
「男らしいところは男っぽく、子供っぽい部分も残した大人になりたいです。イメージは哀川翔さん! 僕は年齢に比べて、まだまだ子供っぽい部分が多いと思います。今でも鳩を見かけると追いかけたくなりますし(笑)。男としての本能、野性的な部分が働いちゃうんでしょうね。ただ女性の前でだけは、しっかりリードしたいな」
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◆ カッコをつけるのは全然得意じゃない。むしろ苦手です。
では、仕事面で今後挑戦してみたいことや、将来像は?と聞くと、
「う〜ん、どうでしょう。未経験なことばかりだからな」と頭を悩ませた。
「でも、映像の仕事はたくさんしてみたいですね。今年は映画を撮ってCMもやらせていただけたので、これからも映像のお仕事ができたらうれしいです。
僕は、はじめての仕事でもあんまり緊張しないタイプ。舞台の直前に、セリフの量が増えて覚えたり、めちゃくちゃ焦ることが次々にあったので、きっと対応力がついてきて、緊張しなくなったのかな?
あとは、何も考えてないからでしょうね、きっと(笑)。緊張予防法をあげるとすれば、ボケーっとすることです」
自分をカッコ良く語るのは苦手で、「僕にカッコいい瞬間なんてナイ!」と言い切る。
一方で、自分のイビキを「地震だ!」と勘違いして飛び起きた、などのカッコ悪い話は楽しそうに語る。自然体で天真爛漫。だからこそ、次に何をしてくれるのか追いたくなるのだろう。
Composition:Noriko Yoshii