イケメン

【King & Prince】は「お互いの変化にすぐ気づける距離感」国宝級グループの今とこれから

2022.07.26

CMを見ると続きが読めます。CMを見ますか?

はい

攻める気持ちと、寄り添う気持ち。その両方があるという。目の前にいる人たちの気持ちを、高いところまで引っ張っていく歌。同時に、同じ目線で寄り添える歌。その両方を歌っていきたいと願う。King & Princeは、2020年「Bounce」、2021年「Magic Touch」と、王道アイドルのイメージを覆すアンダーグラウンドなダンス曲を発表してきた。そんな彼らが、’22年、満を持して世に放つのが、カリスマラッパーKREVAが楽曲提供したゴリゴリのヒップホップ曲「ichiban」だ。ファンの一番近くに寄り添いながら、一番高い頂を目指す。ボーイズグループが乱立する世の中で、今それができるのは、人気と実力、カリスマ性と情熱とを兼ね備えた国宝級のグループ、彼らだけだ。果敢にチャレンジし続けるKing & Princeをもっと深く愛せるように、“アルバム”“ツアー”“メンバー”“ジャニーズ”という4つのテーマを軸に話を聞いた。真の情熱と、新時代の美しさ、神々しいほどのきらめきが、そこにあった。

王道を担う5人の節目、
デビュー5年目に突入。
5年目の5人

撮影が終わり、「最後、座談会になります!」と編集が叫ぶと、密を避けるために用意された大きめのテーブルに、それぞれが集まってきた。平野くんは、「♪真っ赤なお鼻の〜」と、5月なのになぜか「赤鼻のトナカイ」を口ずさんでいる。この春は、初のドームツアーを成功させ、そこで披露した楽曲「Bounce」と「NANANA」のダンスプラクティス動画が、「世界レベル!」とダンスの専門家の間でも注目を集める彼ら。数多あるボーイズグループの中でも、人気、実力、チームワークにパッション、そこにスター性やカリスマ性も加わった総合力では、間違いなくトップを走っている。

「ルックスがカッコいい」とか「天然なところが面白い」など、限りない魅力のごく一部でファンになった人は、彼らの音楽に対する一途な向き合い方と、あまりに卓越したダンススキルに触れ、火傷することになるかもしれない―。ピースフルな雰囲気ながら、ことパフォーマンスに関してはスーパーデューパークレイジー(※)。そんな彼らの今とこれから、一番大切にしていることやものについて聞いた。

――ダンスプラクティス動画が公開されてから、ドーム公演を観ていない人にも、「NANANA」の振り付けが「天才的!」と話題ですが、どうしてこの曲を、紫耀さんと海人さんが、振り付けすることになったんですか?

平野 何がきっかけだっけ? 覚えてないなぁ。

神宮寺 最初にスタッフさんから、「この振り付けは海人やってみる?」みたいに言われたんだよね。

髙橋 そう。それで、「今回は紫耀とやりたい!」と冗談のつもりで言ったら、紫耀が「えぇ〜! やるの?」とか言って、渋々受けてくれる感じだったので、僕も、「いいの?」って。

神宮寺 そんな経緯でした(笑)。

ーー「NANANA」はライブ終盤に披露されましたが、肉体的にしんどくはなかったですか?

神宮寺 コンサートの構成を考えるときは、自分達の限界とか想定して作ってないです。

髙橋 作るときは、いつも体力ガン無視だもんね。

 でもまさかあんなにハードになるとはね……(遠い目)。

神宮寺 でも、体力温存しようなんて考えてたら、いいものができなくなっちゃう。

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ーー「NANANA」はメンバーのお2人が振り付けしたことでも注目されましたが、その前に、「Bounce」のダンスプラクティス動画が、名古屋でのライブ後のインスタライブ終わりに公開されたのもサプライズでした。

平野 YouTubeをやるようになって、僕らの持ち曲でどれがプラクティス動画にいいかなって常に探していたので。

ーー2年前に初披露された曲が、さらに魅力的になっていて驚きました。自分達の成長を感じたりはしませんか?

平野 成長は、わからないですね。というか、そんなにわかりたくないです。“成長してる”みたいなことを自覚して、そこで満足したら、止まっちゃうような気がするんです。

永瀬 成長とかは僕もよくわからないけど、ダンプラは、毎回みんなで頑張ってるなと思いますね。一発撮りなのでミスれないし、プレッシャーが半端じゃなかったです。

神宮寺 「NANANA」と「Bounce」は、照明にもこだわったんです。

平野 だから、(撮影するのに)結構時間かかったよね。

髙橋 うん。

神宮寺 リハーサルをやりながら、光の調整をしていったので時間が押しちゃって。僕らのこだわりに、スタッフさんを付き合わせてしまって、申し訳なかったです。

髙橋 でも、すごく楽しかったです。

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ーー2年前から何か変化は感じますか?

髙橋 踊り方は少し変わったのかな。でも、これは僕ら全員に共通することなんですけど、何かを感じても、言葉でうまく説明できないんですよ。だけど、ライブやダンプラのリハーサル、アルバムの打ち合わせとか、そこに言葉じゃないもの―ダンスとか歌とか―が入ってくると、誰が何を考えているのか、何が言いたいのかがわかることがあって。今回は、リハーサルの時間も含めて、一つのダンスと向き合える時間が長かった分、僕らの気持ちにもまとまりがあって、完成度の高い動画になっていると思います。

 プラ……スティク? プラ……クティス動画を撮るときは、僕は、毎回緊張してます。あそこでミスしたら、動画として残っちゃうんで。そこは普段とは違う緊張感がある。それに、お客さんがいるのといないのとでは違うというか……。お客さんがいると、失敗しても、それも含めてシンプルに「楽しい!」って思えるんだけど。

ーーいろいろなアーティストがいる中で、グループの強み、個性みたいなものは何だと思っていますか?

神宮寺 内面的なところで、しっかりとつながっていることですかね。僕らは、それなりに長い付き合いで、思ったことを言い合える仲だし、お互いの変化にすぐ気づける距離感だと思います。ライブはとくに、自分達で作ることが基本だけど、フットワークも軽いから、「今日の夜9時からリモートできる?」とか言っても、みんなちゃんと参加してくれますしね。

 僕は、チャレンジ精神だと思います。やったことないことに対する探究心もあるし、何事にも果敢に挑んでいこうと全員が思っている。その「何でもやる」精神の根っこにあるのは、ファンの方達を楽しませたいっていう思いです。だから、面白いと思ってもらえているかはともかくとして、コントとかも含め、いろいろな顔を見せたいと思ってます。

髙橋 僕らは、ときどき意識を合わせていくための話し合いみたいなことを、裏でちょいちょいやっていて、どこに向けて何をどう見せるかなどいろいろ意見交換をしているんですよ。将来の方向性みたいなことも、みんなで共有できているので、これからも、僕らの意見がバラバラになることはないと思います。

永瀬 そうそう。考えるモードのときには、全員がちゃんと自分達の未来についての思いを話すことができるし、話さなくても、一緒にもの作りをしていると「わかるな」ってこともある。さっき海人も言ってたけど、ダンスのような言葉じゃないコミュニケーション手段をシェアしてるのは大きいと思います。

神宮寺 ドームツアーのときも思ったけど、グループは、気持ちを一つにしないと、いいパフォーマンスができないんじゃないかな。

平野 強みとか武器って、インタビューでよく聞かれるけど、僕がずっと言ってるのは、「武器を持たないことが武器」ってことですかね。「これ!」という武器を持ってしまったら、「その武器だけを強化していこう」ってなる気がする。でも、決まった武器を持たないことによって、逆にいろいろ試せるというか、チャレンジできる。僕ら自身、「King & Princeといえば〇〇」みたいなイメージをつけないからこそ、僕を含め、失敗することを誰も怖がってないんですよね。 僕らが一番大事にしているのは、目の前にいる人たちを笑顔にすること。この先どうしたいという話し合いをしても、最後は必ずその結論になるんです。

※“スーパーデューパークレイジー”(正式名称「Super Duper Crazy」)は、King & Prince の1stアルバム「King&Prince」収録曲で、2019年の進研ゼミのCMソング。“super-duper”とは、“ものすごい”や“超大型”という意味を持つスラング。

Interview & Text:Yoko Kikuchi, Satoshi Asahara