攻める気持ちと、寄り添う気持ち。その両方があるという。目の前にいる人たちの気持ちを、高いところまで引っ張っていく歌。同時に、同じ目線で寄り添える歌。その両方を歌っていきたいと願う。King & Princeは、2020年「Bounce」、2021年「Magic Touch」と、王道アイドルのイメージを覆すアンダーグラウンドなダンス曲を発表してきた。そんな彼らが、’22年、満を持して世に放つのが、カリスマラッパーKREVAが楽曲提供したゴリゴリのヒップホップ曲「ichiban」だ。ファンの一番近くに寄り添いながら、一番高い頂を目指す。ボーイズグループが乱立する世の中で、今それができるのは、人気と実力、カリスマ性と情熱とを兼ね備えた国宝級のグループ、彼らだけだ。今回は、ドームツアーと交流ある先輩・後輩について髙橋海人さん、岸優太さん、神宮寺勇太さんに聞いてきました。
ダンスとアート、現代芸術の申し子
髙橋海人
Q. ドームツアー中の、メンバーとの思い出といえば?
一番は、名古屋で岸くんに誘われてサウナに行ったこと! メンバーは前からサウナにはまっていたけど、僕は楽しみ方や魅力が全然わからなかったです。でも、岸くんに誘われて、「朝からかぁ……」と眠い目を擦りつつも行ったら、すごいよかった! 岸くんは、整え方を丁寧に教えてくれました。
名古屋は、MCも面白くて、紫耀と廉が、2人でMCを回したことがあったんです。それをみんなでニヤニヤしながら見てました(笑)。僕らの関係性って、基本的には変わってないし、人格も、誰か一人が大人になったとかはないんです。でも、今はすごくいい距離感。子供のところはみんな子供だし、ちゃんとしなきゃいけないところはちゃんとできる。
ただ、最近は忙しく、プライベートの時間に人と話すと体力を使うので、できるだけ一人で過ごすようにしています。
Q. 最近、交流のあった先輩・後輩は?
半年前ですけど、カウコンのときに、SixTONESの皆さんの楽屋まで行って、写真を撮らせてもらいました。それを(森本)慎太郎に送りました。SixTONESの皆さんは、昔から僕を膝の上に乗せて可愛がってくれたり。めっちゃ優しい。うん。
あとは、ドラマで共演している木村(拓哉)さんから、「パフォーマンスをするときは、もっとアイドルを演じきれ」と言われました。深い言葉だなって。
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異次元のチャーミング・リーダー
岸優太
Q. ドームツアー中の、メンバーとの思い出といえば?
名古屋公演の合間に、ある企画で展望台みたいなところから動物園を眺めたんですけど、紫耀が動物園にめっちゃ詳しくてビックリしました! 各エリアにいる動物をすべて把握していたんです。凄くないですか?
廉は、どこかの地方で、スタイリングジェルを貸したら、全部なくなってました。どんだけ使ったんだよ、と(笑)。まぁ、あのとき廉が輝いていたのは、ある意味僕の(スタイリング剤の)おかげですね。
神宮寺は、僕プロデュースのおふざけコーナーで、誰よりも振り切っていた。本当に助けてもらいました。
海人は、ゲームを持ってきてくれたこと。ドーム公演では、待ち時間がすごくあったので、そこは助かりました! てか、今気づいたんですけど、僕のスマホに誰かがセーラームーンのシール(ViVi7月号の付録)を貼ってますね〜。まぁ、お互いにこんなイタズラを仕掛け合うのが癒やしです!
Q. 最近、交流のあった先輩・後輩・同期は?
最近、たまたまテレビ局のスタジオで(菊池)風磨くんに会いました。またバラエティ番組でご一緒させていただきたいです!
普段、後輩とはあまり接点がないんですけど、この前、なにわ男子の高橋恭平くんと一緒にご飯に行きました。美味しいご飯をご馳走したり、彼の質問に答えたりして、滅多にない先輩っぽい体験をさせてもらいました(笑)。
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人類モテしてしまう国民の彼氏
神宮寺勇太
Q. ドームツアー中の、メンバーとの思い出といえば?
紫耀は、最終日の髪型! Jr.の子にセットしてもらってて、それが似合ってましたね。
廉は、髪が長いから、毎回スタイリングに悪戦苦闘していた記憶があります。ジェルを貸してと言われて貸したときは、使い方もちょっと教えました。
岸くんとは、結構な高確率で、一緒にケータリングのご飯を食べた仲です。お腹が減るタイミングが一緒なのかも(笑)。
海人は、ゲーム機を持ってきてくれたことに感謝。去年ぐらいからツアーの合間にゲームをやるのが僕らの“あるある”になってきました。一番強いのは廉で、僕は2番目ぐらいかな。落ち着いたらみんなで身体を動かす遊びがしたいですね。サバゲーに行きたい!
Q. 最近、交流のあった先輩・後輩・同期は?
最近あんまり絡みがないです。(ドラマで共演した)伊野尾(慧)くんとはときどき連絡を取りますが、プライベートな話が多い。真面目な仕事の話はしないです。
可愛いと思う後輩は、今回のコンサートでバックについてくれたJr.たちです。彼らに何かしてあげているわけじゃないですけれど、ただただ有り難い存在だなと思って。後輩だから協力してもらうのが当たり前とは思っていないんですよ。今後、何らかのカタチで彼らに力を貸してあげられるような存在になれたらなって思います。
Interview&Text:Yoko Kikuchi, Satoshi Asahara