イケメン

【King & Prince】ライブもアルバムも自分たちで!カリスマ性と情熱について深掘り

2022.07.29

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はい

攻める気持ちと、寄り添う気持ち。その両方があるという。目の前にいる人たちの気持ちを、高いところまで引っ張っていく歌。同時に、同じ目線で寄り添える歌。その両方を歌っていきたいと願う。King & Princeは、2020年「Bounce」、2021年「Magic Touch」と、王道アイドルのイメージを覆すアンダーグラウンドなダンス曲を発表してきた。そんな彼らが、’22年、満を持して世に放つのが、カリスマラッパーKREVAが楽曲提供したゴリゴリのヒップホップ曲「ichiban」だ。ファンの一番近くに寄り添いながら、一番高い頂を目指す。ボーイズグループが乱立する世の中で、今それができるのは、人気と実力、カリスマ性と情熱とを兼ね備えた国宝級のグループ、彼らだけだ。今回は、初のドームツアーと4thアルバムについて、メンバー5人に語ってもらいました。

初のドームツアー・ここだけのウラバナシ
ツアーがたり

4大ドームツアー「Mr.」で46万人を動員し、7月から始まるアリーナツアーでも同規模程度の動員が見込まれると考えると、彼らが今年、日本を代表するアーティストの仲間入りをしたことは間違いない。演出を担当するのは神宮寺さん。「Mr.」では、岸さんがおふざけコーナーをプロデュース、衣装のディレクションは永瀬さん、ハイライトとなる「NANANA」の振り付けを平野さんと髙橋さんが担当するなど、経験を積むごとに、セルフプロデュースの度合いが濃くなっている。続くアリーナツアーでは、ティアラ(ファンの名称)をどんな世界へと導いてくれるのだろう?

ーードームツアーが決まった時は嬉しかったですか? 「やった!」って感じ?

平野 人それぞれなんじゃないかと思います。僕は、「やった!」とは思わなかったです。それより「ちゃんとできるのかなぁ」って心配でした。

永瀬 早速心配してたんだ? 僕は、シンプルに嬉しかったけどな。

岸・髙橋 僕も!

神宮寺 決まった時はすごく嬉しかったけど、準備のことを考えたらすぐ不安になった! ドームは、とにかく大きいし、たくさんのお客さんと出会える場所だと思うから、僕らのことをよく知っているティアラの皆さんだけじゃなくて、初めて僕らのパフォーマンスを見る人たちもいる。

僕たちの今までやってきた歴史、デビュー前にどんな楽曲があって、どんなパフォーマンスをしてきたかをわかりやすい形でお見せできるツアーになればいいな、と。でも、そんなのは裏テーマに過ぎなくて。ライブで一番大事なことは、とにかく来てくださった人たち全員に楽しんでもらえること、それに尽きます。

 だから、セットリストも、ファンの皆さんがどの曲が好きなのか、なるべく「これが聴きたかった!」っていう曲を入れたくて、みんなで話し合って決めたよね。おふざけコーナーと衣装の担当は、なんとな〜く流れで、だったけど(笑)。

ーー前回のツアー「Re:Sense」の振り返りで、ライブの後半のハイライトに「Magic Touch」を持ってきたことに対して、「ライフを削りながら踊っていた」とおっしゃっていました。ドーム公演では、ダンス曲も多かったですし、「NANANA」を披露したのも終盤だったので、さぞ今回もライフを削ってるのかなと思っていたんですが。

神宮寺 ぶっちゃけ、今回はそんなに辛くなかったかもしれないです。

平野 実は、アリーナで1日2公演やる方が、大変ですね。ドームの場合は、「今日はこの1回だけ」と思って集中できたから、やってるときは辛いけど、精神的には「イケる!」と思ってました。気持ちが全然違いました。

ーー移動中や、楽屋ではどんなふうに過ごしてましたか?

髙橋 ゲームしてました! 僕がゲーム機を持っていったので。

永瀬 僕は、ゲームで岸さんに負けたのがすっごく悔しかった!

髙橋 オーラスの名古屋で、バックについてくれてたJr.SPの(松尾)龍がめちゃ強くて、全員蹴散らされたじゃん(笑)。

永瀬 あんなに強いと知らなくて、「このゲームやってるんだ。じゃあおいでよ」とかって、軽い気持ちで誘ったらボコボコにされた(笑)。

ーーじゃあ岸さん、最後にアリーナツアーに向けての意気込みを一言!

 ええー! 僕らはとにかく全力で歌って、全力で踊って、全力でふざけて、皆さんのことを全力で楽しませます!

神宮寺 僕らの「ichiban」は、ファンの皆さんです! 全国のアリーナで会いましょう!

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4th アルバム「Made in」の徹底予習!
アルバムがたり

6月29日、King & Prince の4枚目のアルバムがリリースされる。タイトルは「Made in」。収録曲選びだけでなく、ジャケット写真に至るまで、自分達でアイデアを出し合って生まれた、まさに「Made in King & Prince」な一枚だ。

ーー4枚目のアルバムということで、どんなことを意識して作りましたか?

平野 コンセプト的にどうこうというより、アリーナツアーも控えていることもあるし、シンプルに、目の前にいる人たちを驚かせたい、笑顔にしたいと思いながら、曲選びをしました。僕たちの音楽やダンスをバラエティ豊かに見せられたらいいね、みたいな。

髙橋 今回は、とにかくメンバー間でたくさん話し合いました。話し合いだけで通算したら2週間分ぐらいあったかもしれないです。考えに考えすぎて、頭の中が痺れ散らかしちゃったぐらい(笑)。

神宮寺 最初の話し合い以外にも、自分達で「Dream in」って曲を作っているんですけど、僕が痺れたのは、その制作過程のほうかな。

髙橋 あーわかる! 最初に、全員で、それぞれに自分の思いを文章にまとめて、それを僕がまとめさせてもらったんですけど、みんなの思いが、結構びっしり書いてあって。初めて知る考えなんかもあって作業的には面白かったけど、時間がなくて、胸がヒリヒリしました(笑)。ベースとなる曲の部分は神がギターで作ってくれました。

神宮寺 僕だってヒヤヒヤよ(笑)。

 ジャケ写から、何から何まで自分たちの意見を言わせてもらいました。ここまで自分達の意見を多く取りいれたアルバムは初めてだと思う。

ーーそんな中、皆さんのイチオシ曲は?

永瀬 あれが好きです! (軽く歌って)♪夢中で〜。

神宮寺 「Last Train」だ! Kroi(※1)さん提供の曲です。

永瀬 あの曲は歌ってて楽しかったですね。僕は、そのレコーディングのときがすごく面白かった。そして水をいっぱい飲みました。あんなに喉が渇いたレコーディングは初めて!

平野 レコーディングが楽しかったのは、岸くん、海人、僕の3人曲(「僕の好きな人」)。ついこの間レコーディングしたばかりなんだけど、めちゃくちゃカワイイ曲に仕上がりました。

神宮寺 でも、全員一致でイチオシなのはリード曲の、「ichiban」じゃないかな。KREVAさん(※2)に楽曲提供してもらったんです。

 一番考えたし、一番力を入れている楽曲。レコーディングにはKREVAさんが立ち会ってくださって、ミュージックビデオの撮影も楽しかった!

神宮寺 素敵な人たちに囲まれながら作れたことも幸せだったけど、僕は、KREVAさんらしい挑戦的な歌詞がすごく好き!

永瀬 わかる。僕らの曲って、聴いてくれる人たちに寄り添う曲と、引っ張っていく曲の2種類に分かれると思う。その“引っ張っていく”ほうの僕らの一番ゴリゴリな部分が出てる。

平野 今までのジャニーズにあまりないタイプのヒップホップだよね。ダンスもアンダーグラウンドだし、そこは挑戦というか。

髙橋 振り付けに関しては、今回は全員一致でRIEHATA(※3)さん一択だったよね。僕らの中で、過去イチやばいダンスになってる。超イケイケなので、皆さんにも早く観てほしい! ダンスや歌の中に、今の僕らができる一番の決意表明が込められていると思うので!

※1Kroi(読み:クロイ):King & Princeのメンバーと同世代の新世代バンド。
※2KREVA(読み:クレバ):日本を代表するラッパー、シンガーソングライター、音楽プロデューサー、DJ。
※3RIEHATA(読み:リエハタ):BTSやNCT127、Nissyや倖田來未の振り付けも担当する、日本を代表するカリスマ振付師。

リリース情報
NEWアルバム
「Made in」
待望の4th ALBUMは“今 目の前にいる人を幸せ”にするために、“今King & Princeができること”がコンセプト。「恋降る月夜に君想ふ」「Lovin‘ you」「踊るように人生を。」やKREVAプロデュースの「ichiban」を含む、全16曲(通常盤は全17曲)を収録した作品。6/29リリース。

Interview&Text:Yoko Kikuchi, Satoshi Asahara