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YouTuber『タイピー日記』、車のエンジンルームから子猫を救助!【前編】

2022.08.07

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フォトブック『タイピー日記 犬1匹、猫4匹の佐渡島暮らし』の発売から半年以上経った2022年夏。新潟県佐渡島で暮らす、タイピー一家に、新たな家族が加わりました! 出会いは炎天下のフェリー乗り場の駐車場。車のエンジンルームから子猫が救出されるというドラマティックな動画は、YouTubeの急上昇ランキングにも入るほど話題になりました。その救出劇の裏側や、最新の子猫の状態、タイピーさんの近況について深掘り! 書籍ぶりとなる久しぶりのインタビューです。後編もお楽しみに!

ピンチ! 車の中から子猫の鳴き声が!?

フェリー乗り場の駐車場に停めてあった車の中から子猫の鳴き声がするのに気づき、救助の一部始終が記録された動画。

エンジンルームの奥の方にいるところを、フェリー乗り場の職員さんがちゅ〜るで誘き寄せ、タイピーさんの母Dekoさんが引っ張り上げる連携プレイで子猫を救出。

ViVi:タイピーさん、お久しぶりです。車のエンジンルームから子猫の救出がされる動画を拝見して驚きました! お母さまのDekoさんが発見したとのことだったので、今日はDekoさんも一緒に、ぜひお話しを聞かせてください。早速ですが、その時の状況をさらに詳しく教えていただけますか?

タイピー:お久しぶりです! 動画を見てくださりありがとうございます。助けた子猫ですが、今はもう家で暮らすことが決まり、他の犬猫とも打ち解けてきています。慎重派のリンちゃんとキンちゃんはまだちょっと警戒している時もあるんですが、ポン吉を筆頭にブリ、ソランからはものすごく可愛がられています。

実は、救出の瞬間、僕はフェリーに乗っていたので、その時の状況は救助した母が説明しますね。

Deko:こんにちは、お久しぶりです。タイピーの母のDekoと申します。そうなんです、子猫は私が見つけたんです。その日は、珍しく、タイピーが夫と2人で父息子旅をして帰ってくる日だったんです。

私は、タイピーが留守にしている間、動物たちのお世話をするために佐渡島に来ていて。それで、タイピーがフェリーで帰ってくるのを迎えに行ったんです。私、普段は結構遅刻するタイプで(笑)、いつも遅れていくのに、その日は、1時間、時間を間違えて早く港に着いていたんですよ。

途中で時間の間違いに気づいて、どこか温泉でも寄って行こうかなとも思っていんですが、通り道に日帰り湯がなくて。なんだか朝から色々作業をしていて、すごく疲れていたので、じゃあ、もう早めに港の駐車場に車を停めて、お昼寝でもしようかなと。

それで駐車場に着いて、車のエンジンを切ったんです。暑かったけど、エンジン音がうるさいから、なんだか気になっちゃって。少しの時間だし、窓を開けていればいいやって。そしたら、どこからか「ニャア、ニャア」と鳴き声が聞こえてきて。

ViVi:なんだかすでに色々なことが重なっていますね!

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偶然が重なった運命の出会い

Deko:遅刻してないってことがまず奇跡です(笑)。近くで、フェリー乗り場の建物の窓拭き作業をされている方たちがいたので、最初は窓を拭くキュッキュッって音かな?と思ったんです。

でも作業が終わっても、その声がずっと聞こえてきて。私、音楽を長い間やっているので割りと耳が良い方でして。特に高い音が聞こえるので、気になっちゃうんですね。一旦音が気になったら、もう寝られなくなっちゃって(笑)。

それで、お掃除の作業をされている方の所まで行って、「この辺に猫が居るんですか?」って聞いてみたんです。だけど、猫はいないとのことだったので、どこから聞こえてくるんだろう?と辺りを見て回ったんです。

そうしたら、私が駐車したところから5〜6m離れた所に停めてある車から聞こえているのが分かって。車には誰も乗っていないし、すごく暑い日だったから心配になっちゃって。それで車の窓を覗いてみたんです。でも何もない。だけど、絶対居るんです、そこに。

佐渡島ってフェリー港が2つあるんですが、この時は小木港って港で。小木港って、フェリーの便数も少ないし、観光シーズンじゃないと閑散としているんですよ。だから周りに誰もいなくて。もうこれは、切符売り場の職員さんのところまで行くしかないなと思って、状況を伝えつつ、あの車がどなたのものか聞きに行ったんです。

そしたら、その職員のおじさまがすごい猫好きの方で。「えぇー! それは大変だね」なんて言いながら、確認してくださったんです。そしたら「それレンタカーだ! 鍵がある!」と鍵を持って来ていただけて。

私もレンタカーのシステムがちょっと分からなかったんですが、車の返却を港の駐車場で出来るそうで。鍵をチケット売り場の方に渡して返却するようなので、運良く、その車の鍵をチケット売り場の職員の方が持っていたんです。

ViVi:おぉ、すごい! 本当にラッキーでしたね。レンタカーでなければ、いつ持ち主が来られるか分からないですしね。

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猫好きの職員さんの協力で救助大成功!

Deko:そうなんです。どうやら、その場所に4、5日停めてあったレンタカーだったそうで。ラッキーでした。その日は、北陸特有のむわっとジメジメする暑さで、30℃を超えていましたし、日陰になるような場所もなかったから、ずっと停めてある車の下に入り込んでしまったのかなと。

職員の方が猫好きで、優しくて協力的な方だったのも幸いでした。「僕も保護猫を5匹も飼っていて、可哀想だから絶対助けてあげたいなあ」なんて話しながら一緒に車まで来てくださって。それで車のドアを開けてみてもやっぱり中には居ない、だけど鳴き声が聞こえる。じゃあ、ボンネットを開けてみようとなったんです。

タイピーさんにお風呂に入れてもらって、スッキリさっぱり。綺麗になってわんぱくに遊ぶ子猫。手とお腹の白いキジトラだそう。

ViVi:エンジンルームの中に、車の下から入れちゃうものなんですね。

Deko:私も知らなかったんですが、ボンネットを開けたら風が通り抜けたから、もしかして小さい動物は車の下から入れちゃうのかもしれません。エンジンルームの中に小さな猫が見えたけど、奥の方に居て、私もその職員さんも手が届かなくて。

猫自体は身動きが出来ないという感じではなかったのですが、怖がってなかなか出てこなかったんです。そしたら職員さんが、「僕の家、すぐ近くだからちゅ〜る取ってくるよ!」と、カゴや水とちゅ〜るを持って来てくださったんです。

その間、私は、タイピーがフェリーに乗っていることなんかすっかり忘れて(笑)、「早く来て! ピンチ!」と言いたくて、電話を掛け続けていました。もちろん海上で電波がないから繋がらず。あ、そうだ、タイピーはフェリー乗ってるんだって(笑)、よっぽどテンパっていたんですね。

ViVi:タイピーさんは、フェリーを降りるまで、一連の事件は知らなかったんですね。

タイピー:はい。なんなら僕は、旅の疲れでフェリーの中で寝てしまっていました。島に着いてスマホを見たら、母から何回も着信が入っていて、何事だ?と。それで駐車場に着いたら、母とフェリー乗り場の職員の方たちや子猫がすでにいたんです(笑)。

僕は、なんだ?この状況は?と、ぽかんって感じでした。それで、救出する時の動画を見せてもらって、あぁそういうことか!って理解しました。動物がエンジンルームに入ってしまうって話を、以前何かで聞いたことがあったので、やっぱりこういうことってあるんだなぁと。声に気づかずエンジンをつけて走り出すことにならなくて、本当に良かったですよね。

ViVi:本当にそうですね! 車に入る時、その子猫が鳴いていなかったら普通は気づかないですよね。だからと言って、エンジンルームに動物がいるかなんて毎回確認しないですし。

一瞬でタイピーさんに懐いて遊ぶ子猫。数時間前までピンチだったとは思えないほど、元気いっぱい。

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救出中の職員さんの声が微笑ましい

Deko:一緒に助けてくださったフェリー乗り場の方がおっしゃっていたんですが、小木港辺りは野良猫が結構多いらしくて。商店街のお店でも野良猫に餌付けもしていて、半分飼っているような感じの方もいらっしゃるんです。

だけど、特に野良猫に避妊しているわけではないそうなので、どんどん増えちゃうですよね。今回は、本当にそのフェリー乗り場の方が良い方で、手際よかったので無事救出できましたね。動画でその職員の方が、「ちっちゃ〜い! 可愛い〜!」って猫を見て言う声、ぜひ聞いてみてください。本当に猫好きなことが伝わってくると思います。

ViVi:分かります! 動画でおじさまの声を聞くと、ニコニコしちゃいます(笑)。

炎天下の中、シャツを脱いでTシャツ姿で子猫を一緒に助けてくれたフェリー乗り場の職員さん。その優しい声と猫の知識から、本当に猫好きなことが伝わってきます。

近くの自宅からカゴやちゅ〜るを持って来てくれたそう。頼もしい!

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救助された子猫、こぬか先生の元へ

タイピー:みんなの協力で無事助かり、子猫の命が繋がって、本当に良かったです。子猫は、僕がそのまま家へ連れて帰って、動画でもお馴染みのこぬか先生の病院に連れて行って健康状態などを診てもらうことにしました。先生は、「君は、本当によく動物を見つけるね〜」と笑っていました(笑)。いつものように、手際よく子猫を診てくださって、健康状態も問題なく、元気でホッとしました。

次回は、タイピー一家に仲間入りした子猫と先住犬猫たちとの関係などを聞いていきます。救助の日の裏側で、父息子旅行でもちょっとした事件がありクタクタだったというタイピーさん。そんな小話&近況報告をお楽しみに。

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Text/Yumiko Ito