配信が始まるや否や、あっという間に大きな話題となったAmazon Prime Videoの『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2。17名の参加男性の中からバチェロレッテが誰を選んだのか、もう皆さんご存知かと思いますが、このたびカップルとなった尾﨑美紀さんと佐藤 マクファーレン 優樹さんへの取材が実現! 現在のお二人の幸せ生活、そして旅を振り返って今思うことなど、いろいろ伺いました!
初めて彼が泣いたのを見て、すごいギャップを感じた

――最終話のエピソードも配信となり、ついにバチェロレッテの美紀さんが運命の相手として誰を選んだのかが明らかになりました。反響はいかがですか?
美紀 先月海外に行ったとき飛行機に乗ったんですけど、CAさんに声をかけていただいたんです。「バチェロレッテ、楽しみにしています」って。「見ています!」という声をいただくことが本当に多いですし、あと、私の会社にも“バチェラーファン”がめっちゃくちゃたくさんいて。会社に行くたびに、その週に配信されたエピソードの感想を聞く、というのが恒例行事になっていました。そんなふうにすごく盛り上がっていただいて、嬉しいなと思っています。
マクファー 僕は街中で声をかけていただけるようになりましたね。毎回、「必ず美紀さんを幸せにしてください」って。この前バスケのエキシビションゲームがあったんですけど、そこでもたくさんのファンの方が来てくれて「早く2人の姿が見たいです」と言ってくれました。皆さん、本当に彼女を応援してくれているので、僕としてはしっかり彼女の笑顔をお届けしていきたいと思っています。
――最終話が配信されたばかりですが、実際にお付き合いをするようになって、改めてお互いに対してどのような印象を抱いていますか?
美紀 彼はいい意味で全く変わっていなくて。あの、すごく愛情表現をいっぱいしてくれる感じが、ちょっとマイルドになった感じです。でも愛情表現の仕方とか、気持ちを常に伝えてくれるというところは全く変わっていないので、それが逆に印象的です。
――マクファーさんといえば、とにかく一途で率直に気持ちを伝えるキャラクターが話題になっていました。お付き合いするようになって見えてきた、マクファーさんの新たな一面はありますか?
美紀 絶対に泣かなそうなタイプだと思ったんですけど……、そうだよね? 旅では泣いてないよね?
マクファー 泣いてないね。
美紀 だからあまり涙を見せないタイプだと思っていたんですけど、やっぱり旅での出来事に関していろんな意見をいだたくので、ちょっと大変なときもあったりして。そのときに初めて彼が泣いたのを見て、すごくギャップだったといいますか、「こういうところもあるんだ!」と思いましたね。
マクファー まあそれはレアだけどね。
美紀 そうなの?
マクファー そうでしょう! じゃないと俺がしょっちゅう泣いている人みたいになっちゃうよ(笑)。
美紀 言われてみれば付き合い始めてから1回だけなんですけど、彼が泣いているところを見たときは、新しい一面を見られた気がしましたね。
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より愛おしい存在になっている

――マクファーさんはいかがですか? 美紀さんに関して新しい発見はありましたか?
マクファー やはり一緒に過ごさせてもらうと、普段、想像以上に彼女がいろんなことを背負って生活しているんだなということが見えてきて、より人としてのリスペクトが上がりましたね。だけどそんな中でもとてもキュートな素の彼女も見せてくれて、
美紀 ふふふ、ViViの皆さん、びっくりされているよ(笑)。
マクファー えっ、なんで!?
――いやあ、旅のときと全然変わっていないなあと思いまして(笑)。交際を始めてから起こった印象的な出来事などありましたら、是非教えていただけませんか?
美紀 私の家の水回り……、キッチンとかお風呂場とか洗面所とか、あらゆる水回りを彼がピカピカにしてくれます(笑)。
マクファー 皿洗いをしている流れでやり始めて。気づいたら全部やっていました。
美紀 私より綺麗好き。それも印象的なところでしたね。
――それぞれに、今だから明かせる旅の話もお聞きしたいと思います。美紀さんは今回の旅で「鎧を脱ぐこと」をテーマにされていましたが、鎧を脱げたと感じたのはどの瞬間だったのでしょう?
美紀 明確にこのときっていうのはあまりないんですね。どうしても旅の最初のほうは、頑張って素ではいたんですけど、なかなかいきなり深い話はできないなという状態が続いていて。だからいきなりどこかのタイミングで鎧が脱げた、みたいなことはなくて、やはり一緒に過ごす時間が増えていくうちに……。とくに最後のデートまで旅してくれたメンバーに関しては、長く過ごす中でだんだん私もいろいろな面が出せるようになって。それで最終的に鎧が脱げたという感じでした。
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優樹の“ずっと変わらない”というスタンスに安心感を持った

――最後は長谷川さんとマクファ―さんの2人となり、ギリギリまでどちらを選ぶか迷ったとのこと。何が決め手となったのでしょうか?
美紀 優樹は最後まで変わらずに、気持ちをストレートに伝えるということをしてくれていて。一方で惠一のほうは「この旅は人生の第二章」ということをずっと言っていたんですね。「この旅で変わりたい」と。どちらのアプローチもそれぞれに魅力的で惹かれたんですけど、優樹の“ずっと変わらない”というスタンスのほうに、私的には最終的により強く安心感を持った、というのが決め手だったと思います。
――変わってくれたことより、変わらないでいてくれた、ということを重視されたんですね。
美紀 やはりこの旅って初めて出会う方たちと過ごすわけですから、相手が本当に自分のことを好きかどうか分からないじゃないですか。普段の日常でも、短い期間で、ゼロから知り合った相手のことを本気で好きになることってそんなに多くは起こらないもの。それをこの旅ではやろうとしているわけですから、旅の間はとことん恋愛というものに向き合ったんですね。その結果、心から信じられる人が良いなと思ったので、このような決断をしました。
――最後のデートで、マクファ―さんに対して「寂しい」という言葉を言われていたのが印象的でした。あれはどのような思いから出た言葉だったのですか?
美紀 あの言葉も、最後まで迷っていて出てきたものなんです。優樹、惠一、どちらにも良さがあってどうしよう……となっていたので。真意を言うと、どちらを選んだとしてもどちらかとはサヨナラしなきゃいけない、という意味での「寂しい」という発言でした。
――じゃあ本当に最後の最後まで決められていなかったんですね。
美紀 そうですね、(マクファーさんを見て)そう言っちゃうと何か申し訳ないけど……。
マクファー 大丈夫、そういう旅だからね。
――マクファーさんにもお聞きしたいんですけど、旅が終わり、初めて美紀さんが他の男性陣とデートしているところを見てどのように感じられましたか?
マクファー もちろん複雑ですよね、とくにあの(長谷川さんとの)ジャグジーデートを見たときは。
美紀 アハハ!
マクファー でもそういう旅ですから。それぐらい彼女はみんなといろんな形で真剣に向き合っていたわけなので、彼女の旅をリスペクトして、今は一つの思い出として受け止めています。
――旅の間、一番のライバルは誰だと思っていましたか?
マクファー 旅の間もずっと言っていたんですけど、あえてライバルという感覚を持たないようにしていました。脅威といえば他の16名全員が脅威だったと思うんですよ。みんな年齢やバックグラウンドがバラバラで、それぞれにすごく魅力がありますし、人としてリスペクトできて学ばせてもらうことも多い方たちだったので。ただ基本的には僕と美紀の間のこと……、2人の対人関係を考えていたので、気にしないようにしていたというか。他の人がどうこうで自分のスタンスを変えていたら、それはもう自分に嘘をつくことになってしまいますから。
――最後の2人となった長谷川さんへの印象も教えていただけますか?
マクファー すごく柔らかい印象で、僕にはない年上だからこその包容力や優しさを感じました。映像を見て、僕も将来あんな雰囲気になって、彼女のことをよりおおらかに優しく包み込めるようになりたいなと思ったので、僕にとってはいい刺激になりました。
美紀 ふふふ……♡
――長くいい関係でいるために、何か二人の間でおこなっていることとか決めていることなどありますか?
美紀 けっこういろいろ隠さずに伝えているとは思います。
マクファー 僕と彼女は全く業種が違うので、彼女の経営者としての日常がどれだけ大変かは正直分からないので、たくさん話していただいて。
美紀 いただいて、って(笑)。でも本当にいつも「何でも言ってね」と言ってくれるので、けっこう何でも言わせていただいていて(笑)。やっぱり旅を終えて、いきなり現実的な世界に戻ったことでギャップもあって大変だったんですけど、そこはしっかり話すこととか、逃げずにお互い向き合うみたいなことで解決してきたかなと思います。
マクファー 配信が終わるまでは僕たちのことを公表できなかったんですね。その中で、僕はアスリートとして、彼女は経営者として日常の生活も送っていました。とくに彼女は大きな目標を持っているから、絶対に負荷が大きいと思うんです。俺はそれをしっかり理解したいし、その中でどうやって彼女にとってプラスの存在になっていけるか、を考えています。もちろん迷惑をかけている部分もたくさんあると思うんですけど、その都度向き合って話して、少しずつ2人の正解を作っていけたらと思っています。
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直して欲しいところはイビキ!?

――反対に何か、相手に直してほしいところはあったりしますか?
美紀 イビキです(笑)。これに関してはいろいろと話して、いろいろと試したんですよ。鼻をつまむ道具とか。最終的にマウスピースを作ってくれて、それでちょっと落ち着いたんですけど、そこまでに何ヵ月も要しましたね。
マクファー その間、何回も怒られました(笑)。だからちゃんと検査入院もして。
美紀 それは私がお願いしたわけではなくて、彼が自分で調べてやってくれたんです(笑)。
――えっ、さすがですね!
マクファー そこはやはり美紀のために。でも、そもそも僕のいびきはそんなにひどくないと言われたんですけど。
美紀 でも、旅の間優樹と同じ部屋に滞在していた阿部っち(阿部大輔さん)もうるさいと言っていたし(笑)。
マクファー ……美紀がうるさいと言ったらうるさいです(笑)。だからちゃんとしっかり向き合いました。彼女は普段、仕事で気を張っていて疲れているので、一緒にいるときも快適な睡眠をとっていただかなければ。
――反対にマクファーさんは、美紀さんに直してもらえると嬉しいなってことはないんですか?
マクファー 本当にないんですよね。
美紀 うそ!
マクファー もう、ありのままで充分です。すごくつまんない答えだと思うんですけど、本当に伸び伸びと、ありのままでいてほしいですね。外では高い目標をもって過ごして、いろいろ気を遣っていると思うので、僕といるときは無理せず過ごしてほしいです。
――旅のときの美紀さんって本当に完璧な女性でしたけど、おうちにいるときはどんな感じなんですか?
美紀 私、家だと頑張れなくて。なんかスライムみたいです。ダラ~って溶けてます(笑)。
マクファー そんなに心を許してくれてありがとう。
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――今後の2人の関係について、「こうなっていきたい」という理想のようなものはありますか?
美紀 視聴者の方にはようやく今、2人のことを知ってもらえたんですね。だから本当に最近になって、「おめでとうございます」とかいろいろ言っていただけるようになって、ようやくスタートラインに立てたのかなという気がしているんです。だから今はまだ具体的な今後の目標みたいなものはないんですけど、これからも前向きに温かく応援してくださると嬉しいな、と思っています。
――最後に、あらためて『バチェロレッテ・ジャパン』は自分にとってどのような経験だったか教えていただけますでしょうか。
美紀 当たり前なんですけど、こんな経験って人生で何回もしないじゃないですか。日常の中で恋愛をするということはありますけど、日常を置いて本当にガラッと環境を変えて恋愛だけにフォーカスするなんていうことは、多分今後も絶対にないと思っているので、そういう意味でいうと、そんな貴重な経験を28歳でできてすごく良かったなと思います。そしてその結果、仕事だけの人生じゃなく、公私ともに大事にできるようになって、本当に幸運だったなと思っています。
マクファー すごく気づきのある旅でしたね。それは何かと考えると、外部から遮断された環境にいたことが大きかったと思います。今ってこうやって携帯ですぐに誰とでも、どこにでもつながれる時代じゃないですか。そういう環境からいったん離れて、フラットな状態で恋愛にフォーカスできた。それだけじゃなく僕たちは男性メンバーとの共同生活もあったので、いろんな方々ともいったんフラットな状態で接することができて、人としての気づきもありました。先入観を持たず人と向き合うことの、難しさと素晴らしさをすごく学べる旅でしたね。それは今後のキャリアや対人関係にも生きてくると思うし、もちろん2人の関係にも必ず生きてくると思っています。
『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2
Prime Videoで独占配信中
(C) 2022 Warner Bros. International Television Production Limited
番組URL: https://www.amazon.co.jp/dp/B09PTTNKP9
Camera:Tohru Daimon
Interview &Text:Naoko Yamamoto