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コンプレックスを武器にしちゃう系漫画3選【マンガ大好き芸人・吉川きっちょむオススメ作品】

2022.08.28

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ViVi読者さんにオススメのマンガを月に1回紹介している、マンガ大好き芸人の吉川きっちょむです。まだまだ暑い日が続きますが、夏の終わりは何かが始まるタイミングでもあります。新しく一歩を踏み出すとき、どうせなら周りから一目置かれるような個性を出したくないですか? そこで今回は、コンプレックスも武器になるような「個性の出し方がわかるマンガ」を紹介したいと思います!

||| コンプレックスを武器にする系漫画 |||
おすすめ❶

まわりの目を気にし過ぎてしまう人に読んで欲しい…
ワンダンス

©︎珈琲/講談社

【あらすじ】自分の気持ちを抑えて、周りに合わせて生活している小谷花木(こたに かぼく)。そんな彼が惹かれたのは、人目を気にせずダンスに没頭する湾田光莉(わんだ ひかり)。彼女と一緒に踊るために、未経験のダンスに挑む!

感動したり、テンションが上がったり、ハッピーになったり、感情が高ぶるとうまく喋れなくなった経験ないですか?

そんなとき、自然と言葉じゃなくて身振り手振りだったり、先に体が動いてしまうことってありますよね。

ダンスがテーマのこのお話では、「それこそがダンスなんじゃないか」と言ってます。

主人公の小谷花木(こたにかぼく。通称カボ)は、言葉がうまく出なかったり、同じ音を繰り返してしまう、いわゆる“吃音(きつおん)症”。

ある日、人目を気にせず学校で踊るワンダさんに出会い、「喋らなくていい」自己表現ができる“ダンス”を知ってカボの世界は一変します。

普段言いたいことがうまく言えずに溜まってるものを、音を使ってぶん殴ることができる“ダンス”がカボの性に合っていたのか、周囲の様子をうかがってしまうことで培われた観察力も武器にして急成長していく姿にたまらなくワクワクします!

さらに、ダンスシーンの躍動感が凄すぎて、ダンスのことが何も分からなくてもバチバチにキマっていて、かっこよくて超興奮しますよ!

踊ってる曲名を書いてくれているので、その曲を実際に流しながら読むと臨場感ありまくりで、気づいたらそのリズムに体が動いちゃってることも!

そして何といっても3巻からが見せ場だらけ! 緊張感漂うダンスコンテストから、部室でダンスバトルが始まるあたりは鳥肌立ちっぱなしで必見です!

自分なりのスタイルや得意なことを探して、高い目標に向けて頑張れば自然と個性が出てくるかも?

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||| コンプレックスを武器にする系漫画 |||
おすすめ❷

自分に向いてることがわからない人に読んで欲しい…
無能の鷹

©はんざき朝未/講談社

【あらすじ】就活で鶸田(ひわだ)が出会ったのは、一目でわかる「デキる人」・鷹野ツメ子。一方、鶸田は見るからに気弱そうだが、実はポテンシャルを秘めた人間だった。同期入社を果たしたふたりは1年後、最強タッグを組む!

自信とか仕事がデキるオーラって、まずはそう振る舞うことが大事なんじゃないの!?と思わされるお仕事コメディです!

鶸田(ひわだ)が就活中に出会ったのは、スマートな身のこなし、落ち着いた声で、自信に満ちあふれているのに謙虚な鷹野さん。

二人は同じ会社に採用されたが、バリバリ仕事がデキそうな鷹野さんは実は雰囲気だけで何も仕事ができず、ホチキス留めだけ回される「社内ニート」と化した無能だった!

その仕事の出来なさは尋常じゃなくて、漢字も読めず算数もできずデータ入力すら危うく、しまいには難しいことを考えると頭が痛くなると言い出す始末!

なぜこの会社を受けたか聞くと、

「丸の内のオフィス街をパリッとした服でカツカツ歩いて 受付を社員証でピッしたかったの あと筆記試験ないところ」

と、ちょっと共感もできるアホ丸出しの回答!

一方、鶸田はデータの分析も提案もよくできているが、自信の無さから営業先で舐められてしまい一件も契約を取れないでいた。

そこで、外見で初対面の相手に必ず「仕事デキそう!」と思われる鷹野さんと、気弱だけどちゃんと仕事ができる鶸田が凸凹タッグを組んで営業で仕事を掴んでくるんですね!

鷹野さんの無能っぷりにヒヤヒヤしながらも自信満々ゆえの妙な説得力と、鶸田のちゃんとしたフォローで綱渡り的に成功する痛快っぷりはお腹を抱えて笑っちゃいます!

人は自分の足りないところに目がいきがちですが、できる部分を活かすためには自分一人で完結せず、周りを利用するくらい図太く生きてもいいのかもしれないと思わされます。

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||| コンプレックスを武器にする系漫画 |||
おすすめ❸

フツーと個性の間で悩んでいる人に読んで欲しい
うちのクラスの女子がヤバい

©︎衿沢世衣子/講談社

【あらすじ】1年1組は、どこにでもある普通のクラス。だけど、他のクラスとはちょっとだけ違うところがありました。なぜなら、女子生徒の大半が、「無用力」と呼ばれる思春期だけしか使えない超能力を持っていたのです――。年頃女子はいろいろへんてこだったりするけれど、そんでもって年頃男子は振り回されたりもするけれど、それがフツーで、みんなかわいい。衿沢世衣子が描く、思春期限定・ちょっと不思議なハイスクール・デイズ。

思春期だけ使えるけど、微妙に役に立たない超能力、通称“無用力”

そんな特殊な力をもった女子たちと、普通の男子たちが同じクラスで過ごす1年間の青春群像劇です。

例えば1話目の「心拍数が上がると透視してしまう子」は、いつも遅刻ギリギリで走って教室に入ってくるから、クラスメイト全員が人体模型みたいに筋肉とか眼球とか剥き出しで見えて困っちゃってたり。

それでも、それに気づいてくれた男子とクラスのみんなに相談して解決策を考えるんです。

“無用力”はすこし特殊だけど「個性」でもあります。

そんな個性と上手に楽しく付き合えるようにしてくれるクラスメイトたちが温かくてステキなんですよ!

「こんな超能力を持った人間」っていう見方だとレッテルだけ貼って理解する気持ちを放り投げてるように感じるんですけど、「この人にはこんな個性もある」っていう考えで、あくまで表面じゃなくて本人の内面を大事にしようとするのがいいんですよね。

そう考えたら、個性に悩む普通の女子たちがクラスメイトたちとの関わりを通して受け入れたり協力したりトキめいたり、実はありふれた青春の風景にも見えてくるんです。

そもそも個性って役に立つとか立たないとかっていうものじゃないので、ありのまま尊重しようよっていう環境を作れたら、みんな素直に自分が出しやすくて最高ですよね!

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それぞれ個性的なマンガを3作品紹介しましたが、いかがでしたか?

自分に眠る個性を見つけ出して武器にしたり、自分と相手の良いところを合わせて協力したり、そもそも自分を出しやすい環境を作ったり、できることはいろいろありそうです!

何より自分で自分を認めて好きになれたらハッピーですね!

マンガはいろんなことを教えてくれるので、ぜひ素敵なマンガライフをお過ごしください!

PROFILE
吉川きっちょむ
1988年12月11日生まれ。吉本興業所属のお笑いコンビ。2021年10月15日に「ウーピーウーピー」を結成。吉本一最新の漫画に詳しい芸人の一人。よしもと漫画研究部の部長。
Instagram:@kittyom
Twitter:@kittyomz

Text: Kittyom Yoshikawa Photo: Lana Shimada

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