それぞれ異なった個性を放つ3人のボーカルと、13人のパフォーマーのパワフルなダンスで見るものを魅了するダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。そんな彼らがグループ結成から4年を経て、ついに1st アルバムをリリースした。彼らが抱いてきた4年間の思いと、そしてこれからについて語ってもらった。
型破りな16人

2014年に開催された3つのオーディションを通じて選ばれた若き才能たちが集う16人組ダンス&ボーカルグループ。2017年1月に1stシングル「Lightning」にてメジャーデビュー。同年12月からは初の全国ホールツアーを成功させ、今年9月に満を持して1stアルバムをリリース。




結成してからの4年間は、決して平坦な道ではなかった
――今回、ViVi初登場ということでお聞きしたいのですが、改めてTHE RAMPAGEを一言で表すとどんなグループですか?
陣 男臭く、型破りなグループですかね。
川村 今の日本の音楽シーンにないことというか、EXILE TRIBEとしても先輩方を継承する部分はありつつも新しい色を表現したり、攻めたことをやらせていただいていると思っています。皆さんの常識とか想像する範囲を超えたパフォーマンスをやっていきたいという思いが僕らにはあるので。
――自分たちのグループがここだけは誰にも負けないという部分は具体的にどんなところですか?
RIKU パフォーマンスに関しては絶対負けないです。それなりのことをやってきたっていう自負もありますし、一人一人がグループのために各々磨いてきているので、世間の人がどう思っているかは別として自分たちはそう信じてさらに上に上がっていこうと思っています。
――昨年1月にデビューして、いよいよファーストアルバムが出たわけですが、今の心境はいかがですか?
吉野 完成したアルバムを初めて聴いた時に自然と今までのことがフラッシュバックしてきて泣きそうになりました。成長や歴史を僕ら自身も感じるアルバムになっているので、ファンの方も同じように感じていただけるんじゃないかと思っています。僕は、ドキュメンタリー映像を見てから楽曲を聴いてほしいですね。
RIKU アルバムをリリースできるのは、ファンの皆さんやEXILE TRIBEっていう道標があったからこそなので、そういうことを考えると感謝の思いが溢れてきます。正直メンバーそれぞれ辛い時期もあって、それでも折れずに全員でやってこれたっていうことが、この一枚に凝縮されていると思います。
――リード曲「LA FIESTA」の聴きどころは?
川村 すごく盛り上がるアッパーな部分とメロウな部分の両方があって、いろんな表情がある楽曲になっています。今回、今までとは違ったアプローチのラップの表現をしているのでそこにも注目していただきたいです。
LIKIYA 今回僕が振り付けをさせてもらっているんですが、音サビのところでガンフィンガーっていう手を銃に見立てたポーズを振りに入れていて、かなりキャッチーになっているのと、メロディーは大人っぽく色っぽい感じになっているので、新しい一面を見せられたかなと思います。
RIKU 初めて音源を聴いた時、踊ってるLIKIYAさんの姿が浮かんだんですよね。アルバムのリード曲になる楽曲だったので、一皮剥けたTHE RAMPAGEを表現できるように練習を積んで歌を録りました。音サビでみんなで「GO GO LA FIESTA!」って歌うところがあるんですが、ファンの人にも一緒にガンフィンガーで盛り上がって欲しいですね。バズってくれー!って思ってます。
吉野 バズりそうな予感がします。いや、バズらせます!(笑)
――今回のアルバムには4年間のドキュメンタリー映像が収録されているそうですが、この4年間を振り返ってみて長かったですか? あっという間でしたか?
陣 それぞれかもしれませんが、僕は長かったと思います。平坦な道ではなくて、いろんなことがあったので、体感で言えば4年以上のことを経験できたような気はしますね。(川村)壱馬と一緒に映像を見てたんですが、あれ一人だったら多分泣いてましたね(笑)。
川村 僕もあの時はやばかったです。正式メンバー決定の瞬間の映像は、何回見ても鳥肌が立っちゃいますね。
グループLINEは、さながら大喜利大会!?
――16人の大所帯ですが、 グループとしての方向性や パフォーマンス面などで意見が ぶつかったりすることはありますか?
川村 まとまりは、リーダーのLIKIYAさんや陣さんが今まで作ってきてくれた部分はあります。でも方向性については、それぞれメンバーで意見を言い合って相談したりしてますね。
――チームワークを高める秘訣は何ですか?
陣 友達ではないので、僕らは同志っていう呼び合いをすることがあるんですが、オブラートに包むのではなく何でも素直に言い合える環境を作るように心がけています。
LIKIYA 16人をまとめるのは大変な時もありますけどメンバーに助けられている部分は大きいですね。
陣 5人とか7人のグループに比べて、まとまった時に倍以上の力になると思うので、それを目標というか強みにしていきたいなと思っています。
――メンバーだけのグループLINEとかはあったりするんですか?
全員 あります。あります。
陣 主に仕事の話が多いですが、誰か一人がネタをブッ込んだらここぞとばかりにみんな持ちネタを送り合ってます(笑)。
川村 やましょー(山本彰吾)さんとか、陣さん、LIKIYAさんがきっかけになることが多いですね(笑)。
陣 まじめな仕事の話が続いて、タイミングを見計らってる時にLIKIYAさんがぽんっとネタを送ってくれて、みんなが「よっしゃ!」ってなって次々に送り合うんですけど、どこかでぱたっととまるんです。自分が最後の一人になりたくないから、次のメンバーが繋げてくれるようにおいしいネタを持ってくるようにしてます(笑)。
川村 僕はメンバーの写真をスタンプ代わりに使ってますね。面白い瞬間をこそっと撮ってるんです。
RIKU この前僕も、うとうとしてるところを撮られました。
――メンバー間で最近あった、面白いことを教えて下さい。
RIKU 朝食を食べに行ったら、陣君のテンションがすごく低くて、よく見たら顔がめっちゃくちゃ腫れてて。
陣 歯茎が急に腫れちゃったんですけど、みんな僕の心配をしたのなんてほんの数秒で、めちゃくちゃ爆笑されて。
RIKU でもあれ、表情からしてちょっと笑いとりにいってましたよね(笑)。
川村 あれはめっちゃ面白かったですね。もちろん写真におさめました。
――ViVi読者にTHE RAMPAGEのファンの方も多いのですが、ViViのファッションってどういうイメージですか?
RIKU ちょっと小悪魔的な感じなんですかね?
川村 (ViViを見ながら)あー素敵です。素敵です。
陣 かわいいというよりもちょっとエッジの効いた感じがいいですね。
RIKU あ、分かる! ちょっと大人というか余裕のある感じ。
――そんなViVi読者に向けて最後にメッセージをお願いします。
陣 普段、音楽にあまり触れない方でもTHE RAMPAGEの楽曲っていろんなバリエーションとジャンルがあるので聴きやすいと思いますし、とっつきにくいイメージがあるかもしれませんが意外と普通だったりするので、身近に感じていただけるとありがたいと思いますね。
川村 全然普通ですよね。
陣 普通です。いつも睨みをきかせたアー写ばかりですが(笑)。
Photos:Toshiaki Kitaoka Hair&Make-up:Kazushi Tanikawa,Ayako Ueno,Yuna Oya,Natsuki Takahata(kind) Styling:Hitoshi“Tocci”Ishikawa Interview:Noriko Yoshii