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【Z世代のSDGs】長谷川ミラ「留学で経験した恥ずかしさ」。オピニオンリーダー誕生のキッカケとは?

2022.09.30

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最近、SDGsや社会問題についての話題が多くなってきて、インスタグラムやSNSを使って自分の意見を発信するクリエイターも増えていますよね。でも自分ではどうしたらいいのか、何から情報を得たらいいのか、分からない人もいるのでは? 実は莉菜もその一人。そこで、Z世代のオピニオンリーダーとして今最も注目されている長谷川ミラさんに莉菜がインタビューしてきました! インスタで自分の意見を発信するようになったキッカケや、私たちが地球のためにできることなど色々教えてもらいながら一緒に考えました。みんなもぜひ参考にしてみてね。

自分の意見がないことが恥ずかしかった。

 普段からSDGsや世界情勢などについてSNSを活用して情報発信しているけれど、発信しようと思ったキッカケって何かあったんですか?

ミラ 私が情報発信を始めたのは5年前、20歳のとき。ロンドンの大学に留学中、タクシーの運転手さんと話していて「君は今回のブレグジット(※1)についてどう思う?」と聞かれたとき何も答えられなくて。中学生の頃から国会を見ていたり、社会問題が大好きでニュースを見ていたりしていたのに自分の意見がないことに気づいたんです。ブレグジットについて知ってはいたけど、日本ではなくイギリスのことだから、どこかで自分には関係ないって思っちゃってたのかも。でも実際に自分はその土地に留学して、住んでいるから関係あるんですよね。
実は留学先の学校でも意見がなくて恥ずかしい思いをしたことがあって……。クラスメイトに「日本って先進国の中でジェンダーギャップ指数(※2)ランキングがめっちゃ低くない?」って言われたんです。今みたいにSDGsやLGBTQが知られていない頃だったから私も何もわからなくて、なんでみんなの方が私の国のこと知ってるのって恥ずかしさと焦りでいっぱいになりました。私はたまたま留学することができて、世界の情勢について触れることができたけど、全員が全員こういうチャンスがあるわけじゃないから、フラットにみんなに情報が届くようにしたいと思って。かつ私は英語と日本語ができるから、海外の情報を投稿することができると思って始めました。

※1:イギリスのEU離脱
※2:経済・教育・政治・医療の4つの分野において世界各国の男女間の格差を数値化したもの

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インスタは議論のキッカケを作れる場所

 ミラさんはインスタグラムでよく情報発信をしていると思うんですけど、発信するのにインスタグラムがよかった理由ってあるんですか?

ミラ インスタグラムは画像にリンクをつけて一緒にストーリーズで発信することがやりやすかったからかな。見てくれている人自身がリンク先へ飛んでくれるから、元ネタの情報を見てくれる人が増えるんですよね。あと、ストーリーズに質問スタンプをつけて、みんなが疑問に思っていることに答えながら、たくさんの人にも知ってもらえるのもすごくいい。

莉菜 確かに文字だけだとそこから興味を持って自分で検索する人は少ないかも……。

ミラ うん、まさにその通りだと思う。例えばマイボトルが実際どれくらい環境負荷を防げるかという文章よりも、マイボトルの写真をアップするだけで「可愛い」「このボトルどこのだろう」と興味を持ってくれるんじゃないかなと。実際4年くらい前スタバに行ったとき、「いつ紙ストローになるんだろう」って写真と一緒に投稿をしたらフォロワーさんが「日本もなりますよ」ってストーリーズに返してくれて。こうやって日常ふと思ったことや、気づき、ニュースとかを発信することでフォロワーさんとコミュニケーションをとったり、関心のある人と繋がったりすることができることがいい! 普段オフラインでするような会話をオンラインでできるのがインスタグラムで、たくさんの人と議論のキッカケを作れる場所だと思います。

莉菜 他にもよく使うインスタの機能とかありますか?

ミラ ストーリーズのハイライト機能をよく使ってるかな。気になったニュースや英語の記事を翻訳して載せたものを「MilaNews」としてまとめているよ。ストーリーズは24時間で消えちゃうから、特に知ってほしい情報とかをハイライトに残しておくといつでも見られるのでいいですよね。

ファクトを伝えることが大事

莉菜 表に出ている人って影響力があるから、発言や自分の意見に責任を感じたり、炎上が怖くて載せられなかったりする人が多いと思うし、私自身もそうですが、ミラさんはそういう時はないですか?

ミラ 炎上してしまう時ってあるよね。私はなるべくニュースを載せるようにしているんです。ニュースって世の中で起こっている事実だからあまり批判されにくいんです。根性論や感情を言っちゃうと、環境問題とか難しいトピックは見てる人の心に刺さりにくいし、炎上する可能性も高くなっちゃうけど、実際にこういうデータが出ているからこうだよねっていうようにすると興味がなかった人にも目に入るんですよね。自分の意見を発信することは正直怖かったりします。でも、自分が憧れてきたヴィクトリアズシークレットモデルやハリウッドスターが自分の体についてだったり社会問題についてだったり思うことをバンバン投稿しているのを見て、かっこいいと思っていたので自分の意見をそのまま言うのが当たり前って感じていました。だから最初から抵抗がない方なのかも。

莉菜 海外のセレブって気にせず思ったことを載せちゃってる気がする!

ミラ そうそう。それができるのってきっとその意見が正しいって自分を信じてるからなのかも。

莉菜 ミラさんみたいに自分と近い世代の人が発信することにすごく意味があるって思っています。例えばもっと年上のお姉さん世代の人が言っていても自分たちには関係ないとか、まだ私には早いって思っちゃうけど、若い人たちが発信することで自分ごとになる気がします。

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とにかくいろんな角度から情報を得る

莉菜 SDGsとか世界の情勢をどうやって勉強していますか?

ミラ 私は6社くらいのニュースを見ています。気になった1つのトピックについて、日経、朝日など日本の新聞はもちろん、CNNやBBCなど海外のニュースメディアまで目を通しています。と言うのも、メディアの裏にも人が携わっているからリベラル(※3)と保守派(※4)もあるし、1つのメディアからだと偏った見方になってしまうので危険なんです。一発信者として、自分の身を守るためにもなるべくいろんなメディアを見るようにしています。
あとはインスタグラムからも情報収集していて、おすすめなのはブロッサムザプロジェクト@blossomtheprojectとグリーンピースジャパン@greenpeacejp。ブロッサムザプロジェクトは、私と同い年くらいの女の子がメンタルヘルスをメインに英語と日本語で発信しているんですが、時事ニュースやボディポジティビティ、LGBTQについて載せていて、興味深いです。グリーンピースジャパンは、戦争や地球温暖化などの社会問題をわかりやすく解説しながら載せてくれているので読みやすいと思います。私はその投稿をストーリーズでシェアしています。

莉菜 Z世代はSNSネイティブって言われているくらいSNSに慣れていると思うから、インスタグラムなら気軽に情報収集ができそうですね!

※3:政治的に穏健な革新をめざす立場をとるさま。自由主義であるさま。
※4:旧来の風習・伝統を重んじて、それを保守しようとすること。

誰もがSNSで情報発信することで影響力がある

莉菜 実際にニュースや自分の意見を発信していて、SNSの影響力を感じることってありますか?

ミラ フォロワーさんから私の投稿をキッカケに「留学します」とか、「学部はこれにしました」とかってメッセージをもらうことがあって、その時に人の人生を動かしてるんだってSNSの影響力を感じました。だからこそ、責任がある気がして、きちんとリサーチしないといけないなって思います。海外では自分の意見やポリシーを発信する人にしかフォロワーがついていかない傾向もあるけど、日本ではまだ自分の意見を発信することが難しく感じる時があります。でも、一人一人がどうアクションを起こすかで変わってくると思うんです。これは私が表に出ている人だからってわけじゃなく、どんな人にも言えること。自分が気になるトピックをストーリーズでシェアするだけで、そのニュースに関心があるんだって周りの人に知ってもらえるし同じく関心がある人と繋がることができる。インスタで情報発信することで、仕事につながったことも。そうやって小さな行動から世界は変わっていくということを知ってほしいです。
ただ、SNSは傷つくこともあるかもしれないから、そういう時はやらなくていい! みんなそれぞれ得意不得意があるから、もしやってみて苦手と感じた時は無理せずやめることも大切だと思います。

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買い物は投票! お金の使われ方を想像してみる

莉菜 実生活で意識していることってありますか? 持続可能な社会に向けて今私たちがすぐにできることって何でしょうか?

ミラ 買い物する時、何を買うか、「選択」を重視しているかな。例えばお惣菜とか食品ロスを減らすために割引シールがついたものを買ったり、洋服ならなるべくゴミを減らすために自分が使い終わった後フリマアプリで売れるかどうか見てから買うようにしてます。

莉菜 私もお菓子とか買う時は、割引コーナーから選ぶようにしてます。その日の内に食べるなら、少しでもゴミが減るといいし、お得だし! そういう買い物で地球を守ってるって感じがして、買う側も嬉しい気持ちになりますよね。

ミラ それすごくいいね! 一生懸命バイトや仕事をして貯めたお金が何かのためになると想像して使うことが大事だと思うんです。何かを買ったことで環境危機に繋がってしまうことがあり得るかも、とお金の使い道についてもぜひ考えみてください。「買い物は投票」という言葉があるけれど、まさにそうだと思います。お金を払う行為の大きさを感じてほしいです!
あとは、さっき話したインスタグラムでのシェアもそうだし、友達や家族、パートナーと気軽に話すこともいいと思います。自分と意見が合わないと無理だって思われがちだけど、違う意見があってもOKってくらいの気持ちで、お互いをリスペクトした上でコミュニケーションを取ることが第一歩。

Z世代の行動で社会を変えられるはず!

莉菜 たくさん教えていただきありがとうございました! 最後に今日の感想をいただいてもいいですか?

ミラ 改めて、自分が発信したかった世代の方たちへアプローチができたかなと嬉しい気持ちです! 私は20歳くらいから発信を続けてきているけど、気がついたら25歳の大人になっていて、莉菜ちゃんのような世代が違う人とコミュニケーション取ることがすごく新鮮だし、そこからの発見があるんです。普段見ていることや集めている情報が違うから面白かったです!

莉菜 私も以前からSDGsや社会情勢について興味があったんですが、周りにミラさんのような人がいなかったから、自分が学びたくてもネットでしか情報を得られなくて。やっぱり少しでも近い世代の人から聞く方が圧倒的に分かりやすいし、納得しながら知識を得られるから嬉しかったです! SDGsとか環境問題って難しいから何をしたらいいかわからなかったし、行動することが大きな一歩に感じていたけど、今日色々お話を聞いて、投稿にいいね!とか絵文字でgoodするだけでもアクションになると思うと、自分にもできるかもって身近に感じられました。まずは自分が少しでもできることから始めて、私も何か広げられる人になりたいです!

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PROFILE

モデル 長谷川ミラ

1997年7月7日生まれ。ファッションモデルを務める傍ら、世界情勢・政治・経済など社会問題について、“自分の意見”を発信するZ世代のオピニオンリーダー。SNS、雑誌、Podcastなど様々なメディアで発信を続ける姿勢が評価され、次の世代を担う30歳以下の30人『FORBES JAPAN UNDER 30』に選ばれる。
Instagram▶︎@jenmilaa

Photos: Masaki Fujimura Styling: Kana Tanaka Hair&Make-up: Mili Sawaki Model: Mila Hasegawa,Lina Arashi(ViVi exclusive) Composition: Yumiko Ito Text: Erin Yamada