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厚切りジェイソン「支出の把握は健康診断と同じ」後回しにしている限り、悪い部分に気づけない!

2022.09.28

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若い世代にとっても、「資産形成」や「老後2000万円問題」が人ごとではなくなってきている今、将来に不安を感じている人も多いはず。著書『ジェイソン流お金の増やし方』が累計50万部を突破したお笑い芸人の厚切りジェイソンさんに、投資のコツや手を出さないほうがいい投資、お金を増やすために今すぐとるべきアクションなどについてお話を伺いました。今回のテーマは、「投資を始める前にまずやるべきこと」。

毎月2万円を貯金して2000万円を超えるのは……
約84年後!

「将来に金銭的な不安があるんだけど、このままでいいのかな……」「なんとかしてお金を増やしたい」「投資をやってみたいけど、何から手を出していいのか分からない」……。今、これを読んでくれている人は、きっとそう感じている人だよね。

僕が投資を始めたのは、20代の頃。アメリカで就職した会社で、給与天引きの形で始めて以来、ずっと投資を続けてきた。

その結果、約13年で、家族全員が一生安心して暮らしていけるだけのお金を、投資の利益だけで得られるようになったんだ。いわゆるFIRE(経済的自立と早期リタイア)だね。でも、僕はFIREを目指して投資をしてきたわけじゃない。

アメリカは日本と比較すると公的補助が乏しいから、“自分の老後資金は自分で準備するしかない”という意識が強いんだ。僕が社会人になると同時に投資を始めたのには、そういう理由もある。

日本はアメリカよりもセーフティーネットが充実しているけれど、若い人たちが老後を迎える頃も、今と同じ状況が続いているかというと、それは分からない。

2019年に「95歳まで生きるには、夫婦で約2000万円の金融資産が必要」と金融庁が発表した、いわゆる「老後2000万円問題」に衝撃を受けた人もいるんじゃないかな。しかも今から25年後の2047年度には、日本の公的な年金の給付水準は約2割減るとされている。アメリカ同様に、日本でも「これからは自分で資産をつくる必要がある」って感じている人も多いかもしれないね。

でも残念ながら、銀行に預けっぱなしじゃお金は増えない。メガバンクの金利は、0.001%程度。比較的金利がいいネット銀行でも0.01〜0.1%くらいしかない。仮に金利が0.01%の場合、100万円を1年間預けても100円程度しか増えないわけだよね。もし今から毎月2万円を貯金したとして、2000万円を超えるのは約84年後! 時間がかかりすぎだよ!

だからお金を増やすには、銀行で寝かせておくのではなく、お金に働いてもらうことが必要。その手段が投資なんだ。銀行にお金を寝かせておくことによって失う価値はものすごく大きい。ある意味、投資をしないのは“一番のムダ”ともいえるんじゃないかな。

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お金の流れを把握するのは健康診断と同じ。
後回しにしている限り、悪い部分に気づけないよ!

ただ、投資を始める前にやっておいてほしいことがある。それは、“自分のお金の流れを把握する”こと。どれぐらいの収入があって、そこから毎月何にお金を使っているのか、全部書き出してみよう。

支出の中には、必要不可欠なものももちろんあると思うけど、無意識のうちにムダに使っているものがけっこうあるんじゃないかな。

衝動買いしたけれど全然使っていないグッズや、たいして利用していないサブスクのサービス。ATMの時間外手数料や、行きたくもない飲み会の費用……。自分が汗水たらして稼いだお金で買ったものに、対価に見合う価値があるのか。それをよく考えてみよう。

お金の流れを把握するのって、すごく大切なことだよ。こうやって支出を見直してムダ遣いを減らさないと、投資でいくら利益が出てもその分使ってしまって、資産は増えていかないからね。

「現実を見るのが怖い」という人もいるかもしれないけど、現実に目を向けない限り、状況は良くならないよ。健康診断と同じで、「なんだか面倒」とか「本当の自分の状態を知るのが怖い」って後回しにしている限り、悪い部分に気づけない。

早めに見つけて治療すれば治る病気もあるのに、ずっとほったらかしにしたせいで命取りになったりする。お金についても、それと同じなんだ。

僕は、日常生活においては本当にムダなお金を使っていないと自負している。僕はコーヒーが大好きで毎日2リットル飲むんだけど、絶対に自販機で買ったりしないで、家で淹れたものを持ち歩いてるんだ。洋服も基本的に買わないし、飲み会にも行かない。でも、ケチっているという感覚は全然なくて、僕はそれで充分満足できるんだよね。

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ムダな支出がないのに、お金に余裕がない人は……?

それに、まったくお金を使わないかというとそんなこともなかったりする。実はこの前、ネズミガシラハネナガインコという珍しいインコを買ったんだけど、25万円くらいしたんだ。「えっ、インコに25万円⁉!?」と驚くかもしれないけど、僕にとってはそれだけ払う価値があると思ったから。ただ、衝動買いは絶対にしない。

同じ種類のインコを売っている店を都内に3つ見つけて、それぞれ会いに行ってじっくり吟味してから買ったんだ! そういう手間を惜しまないからこそ、後悔しない買い物ができる。

なにも「一切お金を使うな!」といいたいわけじゃない。ただ、たいして必要でもないのに衝動買いしたり、行きたくもない飲み会に行ったりすることに頑張って稼いだお金を使うのって、なんだかもったいないなって思うんだよね。お金の流れに目を向けることで、お金に対する感覚が研ぎ澄まされて、ムダ遣いも減っていくと思うんだ。

もし、ムダな支出は一切ないのにお金に余裕がないという人は、手元に入ってくるお金を増やすことを考える必要がある。転職したり、副業を始めてみたり、収入を増やす方法を考えてみよう。

投資を始めるのは、その後の話。次回は、投資を始めるタイミングについて説明していこう。

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厚切りジェイソンが考える“投資を始めるのにちょうどいいタイミング”とは?

PROFILE
厚切りジェイソン
1986年4月9日、アメリカ・ミシガン州生まれ。17歳でミシガン州立大学に飛び級で入学。卒業後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校へ進み、エンジニアリング学部コンピューターサイエンス学科修士過程修了。現在は3姉妹のイクメンパパながらIT企業の役員も務める二刀流芸人であり、NHK「えいごであそぼ with Orton」にレギュラー出演するほか、ドラマや映画に出演するなど幅広く活動している。著書「ジェイソン流お金の増やし方」(ぴあ)は約半年で53万部(※電子書籍込み)を突破。

Text:Miho Otobe