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厚切りジェイソンが考える“投資を始めるのにちょうどいいタイミング”とは?

2022.09.29

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若い世代にとっても、「資産形成」や「老後2000万円問題」が人ごとではなくなってきている今、将来に不安を感じている人も多いはず。著書『ジェイソン流お金の増やし方』が累計50万部を突破したお笑い芸人の厚切りジェイソンさんに、投資のコツや手を出さないほうがいい投資、お金を増やすために今すぐとるべきアクションなどについてお話を伺いました。今回のテーマは、「投資を始めるタイミング」。

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投資資金はどれくらいあればOK?

投資の具体的な進め方の前に、まず【なぜ投資でお金が増えるのか】、その仕組みを説明しておこう。

それは「複利」の効果だ。

複利とは、元金に対してついた利子にもまた利子がつく仕組みのこと。一方、最初の元金だけに対して利子がつくのが「単利」。複利は時間が経過すればするほどリターンが大きくなるのがポイントなんだ。

たとえば、10万円を元手に年利5%で30年運用を続けたとき、「単利」だと25万円にしかならないけど、「複利」なら43万2194円にもなる。1.7倍もの差がつくんだ。

こう聞くと、がぜんやる気が出てきたでしょ? でもその前に、投資をするには資金がいるので、「貯金が全然ない!」という人はまず投資資金を貯めよう。

一つ注意したいのが、手数料が購入額の1%未満になるまでお金を貯めるということ。たとえば、手数料が1000円かかるならまず10万円を貯めよう。手数料が1000円かかるのに1万円で投資を始めると、手数料分を取り戻すのに時間がかかっちゃうからね。

僕の場合は、3ヵ月分の家族の生活費を残して、それ以外はすべて投資に回してる。これは、万が一収入が途切れるようなことがあっても、3ヵ月間あれば次の仕事を見つけられるだろうという考えから。

もちろん、これから結婚や引っ越しなどお金がかかるイベントを控えている人は、そのための費用も手元に残しておいたほうがいい。数年以内に使うであろうお金と、直近に必要な生活費の合計額を計算して、その分は投資に回さずに確保しておいてほしい。

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僕の投資はシンプルで、地味(笑)。
誰にでも真似できる方法なんだ

投資と聞くと、「なんだか難しそう」「毎日株価をチェックするのが面倒」とか「ギャンブルみたいで怖い」と感じる人もいるかもしれない。でも、僕がやっている投資は、そのどれとも無縁だよ。

僕の投資方法は、すごくシンプルで、米国株のインデックスファンド(株価指数などの指標に連動した運用を目指す投資信託)に定期的にコツコツお金を入れていくだけだからね。ものすごく地味で、ビックリしたでしょ(笑)。

「一晩で100万円利益が出た」みたいな派手な話は、その分リスクも大きいんだ。一攫千金を夢見て投資をすると、損をする可能性も高くなることを覚えておいてほしい。

ポイントは、“毎月少しずつ”というところ。「値下がりした時に一気にドカンと買ったほうがお得なんじゃないか」と思う人もいるかもしれないね。でも、“投資のタイミングを見計らう”というのは、投資のプロであっても、とても難しいことなんだ。

というのも、値下がりした時ほど「もっと値下がりするから待ったほうがいい」と踏み切れず、そうこうしているうちに値上がりしてチャンスを逃す……ってことが、本当によくありがちだから。

逆に、「今が買い時だ!」とドカンと資金をつぎこんだとしても、もっと値下がりすることだってありえる。一度に大きな額を投資するのはリスクが高い。だからこそ、一定額を決めて、定期的に投資して時間を分散すれば、そのリスクを下げられるんだ。

それにこの方法なら、値動きをチェックする必要もない。証券会社には決まった金額を定期的に自動引き落としで購入できるサービスもあるから、利用すれば手間もかからないよ。

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投資を始めるのにちょうどいいタイミング
それは……

ちなみに、新しく証券口座を開くなら、手数料が安いネット証券がおすすめ。手数料って、積み重なるとけっこうバカにならないからね。

そして、忘れてはいけないのが税金だ。投資信託で利益が出ても、その利益に対して20.315%の税金がかかるんだ。つまり手元に残るのは、利益の約80%。でも、税金が一定期間かつ一定額免除される仕組みがある。それが、「一般NISA」や「つみたてNISA」だ。

「一般NISA」は年間120万円を上限に最大5年間非課税。「つみたてNISA」は年間40万円を上限に最大20年間非課税になるんだ。これを活用しない手はないよ! ただし、この2つは併用できない(※2022年9月時点)。長期投資をするのであれば、「つみたてNISA」がおすすめだよ。

じゃあ、いつから投資を始めればいいかというと、それは「今」。冒頭で「複利は時間が経過すればするほどリターンが大きくなる」と説明したように、投資は「長期間行うこと」がとても大切。だから、一日でも早く始めたほうがいい。

その点、若い人は人生の早い段階から長い時間をかけて積み上げられるわけだから、投資をする上で非常に有利と言える。まさに「若さは武器」だね!

次回は、おすすめの投資信託について紹介しよう。

PROFILE
厚切りジェイソン
1986年4月9日、アメリカ・ミシガン州生まれ。17歳でミシガン州立大学に飛び級で入学。卒業後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校へ進み、エンジニアリング学部コンピューターサイエンス学科修士過程修了。現在は3姉妹のイクメンパパながらIT企業の役員も務める二刀流芸人であり、NHK「えいごであそぼ with Orton」にレギュラー出演するほか、ドラマや映画に出演するなど幅広く活動している。著書「ジェイソン流お金の増やし方」(ぴあ)は約半年で53万部(※電子書籍込み)を突破。

Text:Miho Otobe