イケメン

クールな萩原利久がドハマリしている感情を揺さぶるものとは?好きなものはとことん追求するタイプ

2022.11.19

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小島よしおさんに会いたいと芸能界に入り、9歳で子役としてデビュー。その後、早くから実力を認められ数々のドラマに出演。ドラマ「美しい彼」(MBS)では圧倒的な支持を集め、いまもっとも勢いに乗っている俳優の萩原利久さんがViViに登場! その萩原さんが出演する、漫画原作を元にした映画『左様なら今晩は』が絶賛公開中。現在23歳。演じる役柄がどんどん変わりつつある今。クールな眼差しで色っぽく、素直で少年のようなやんちゃさもある。そんな、絶妙なバランス感覚を持つ彼に映画のお話とともに、今もっともアツくなっているものを伺います。

――これまで様々なキャラクターを演じてきた萩原さんが今回演じたのはどこにでもいる”THE・普通の男の子。サラリーマン・陽平の第一印象はどうでしたか?

台本を読んだイメージでは、陽平はとりあえず誰にでも優しくしてしまい、根はいい人だけどちょっと頼りなくて、自分がラクをするためにパフォーマンスで優しくできるタイプ。そんな彼が幽霊・愛助に出会い、少しずつ変化していく様を見せるためには、より強いコントラストが生まれるよう冒頭シーンが勝負だなと。最初の数シーンでちゃんと彼の人となりを提示したいという気持ちがあり、とくに、愛助と一緒にいない会社などのシーンでは、揉めずにとりあえずすべてを丸く収めようとするような、嫌われないギリギリの面倒くさがりな感じを攻めてみました。

――萩原さんは等身大である制服姿が印象的ですが、今回はサラリーマン役ですね。意識したことはありましたか?

地球のどこかにいそうな人をテーマにしていました。今回の映画は幽霊と共同生活をするというファンタジーではあるけど、彼らが抱く願いや行動はごく日常にあるもの。幽霊・愛助とのコミュニケーションで起こる非日常と陽平が過ごす日常の対比をだすために、陽平はできる限り日常に溶け込ませたかった。カメラは僕を追っているのでスクリーンにメインとして写りますが、場面を引きでみたときに陽平がどこにいるのかわからないぐらい気配を絶つのがちょうどいい。際立たせず存在感をあえて消すことを意識して演じていました。

――ちなみにもし萩原さんがサラリーマンとして働くならどういったタイプ? 

何かしらうまいさぼり方や手の抜き方はどっかで覚えると思いますね(笑)。

――年齢とともに演じる役の幅が広がり、今後のお仕事が楽しみですね。

10代の頃は制服を着る機会が圧倒的に多くて、20歳をちょっと過ぎてもまだまだ制服の役が多かったんですけど、最近ようやくそれ以外の役が適用になってきた。制服の次は社会人みたいな、とくに固定せずいろいろな世代を演じたら楽しそうですね。しばらくは今の年齢ならではのどっちつかずな感じを楽しみたいなと思います。今後は、10代のときにはなかなかできなかったので職業ものにもチャレンジしてみたい。専門用語を使う、医者や警察ものに興味があります。

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――今回共演した幽霊・愛助役の乃木坂46の久保史緒里さんは初映画・初主演。萩原さんは芸歴も長くキャリアとしては大先輩ですが、俳優としてのアドバイスはされたんですか?

いやいやいや、そういったことは一切ございません(笑)。むしろ陽平は愛助に引っ張ってもらっている役で、芝居的にもこちらから何かを当てていくより向こうからの演技に対して変化していく流れだったので。それも相まって、アドバイスなんて滅相もない。ひたすら対等にコミュニケーションをとっていました。僕はすごいスポーツが好きで、とくにサッカーとバスケの試合観戦をするのが好きなんですが、久保さんは野球が好きで、お互いの好きなスポーツについての話しや、スポーツを応援している部分で話が盛り上がりましたね。

――今回メガホンをとった高橋名月監督20代で若いチームでしたが、どんな現場でしたか?

現場でやること自体はいつもと変わらないんですが、監督も同世代できっと同じような作品を観て育ったんだろうなと。お互いが言わんとしているところが曖昧なニュアンスやアバウトな表現でも通じて、感覚が近いなと感じましたね。すごく繊細なテンションのプラスマイナスや細かい一つのセリフ、動きに対して各々の考えを擦り合わせる作業を重ねたんですが、そのちょっとしたニュアンスが同世代だからこそ言葉で補わずに感覚で伝わっているような気がしました。1シーンごとの段取りをしっかり丁寧に向き合い、試行錯誤できた現場だったと思います。

――今作は、幽霊の女性とその部屋に住む男性のお話。部屋の住人である陽平は幽霊の愛助とコミュニケーションをとることで不思議な関係を築いていきます。愛助のような幽霊と暮らしたらやってみたいことはありますか?

僕、心霊現象は信じていなくもないですけど、霊感はないので何かを感じたことはなくて。怖いというよりは、思わず話しかけてしまうかもしれないです。陽平と同じで、お化けの能力が気になるので、ひとまず壁の通り抜けはお願いするかな。でも、幽霊がずっと部屋にいるなんてなったらどうしましょうね……? 愛助みたいな感じで話してくれたら可愛いですし、消えるか消えないかは置いておいて、幽霊と恋しちゃうならまだ平和でいいけど。そうではない場合は……大変ですね(笑)。霊感がなくてよかったです。

――もし何か誰かと共同生活をするならば、萩原さんは率先して家事をやるタイプですか?

むしろ一人暮らしより誰かがいた方が家事ははかどると思います。とくに、洗濯が好きじゃないんですよね。干すのも畳むのも苦手なので……(笑)。

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――萩原さんが魅力を感じるのはどんな人ですか

一生懸命な人が好きで自分が夢中になれるものや、没頭できるものを持っている、何かに打ち込んでいる姿はいいなと思います。

――ちなみに今、萩原さんは何に没頭されていますが?

僕は昔から変わらずサッカーとバスケ、玉置浩二さんです。あと最近はマンガ『ONE PIECE』。アニメも見ていて、好きなキャラは光月おでん。圧倒的にかっこよくないですか? それまではマルコと青キジ・クザンが好きだったんですが、今、最高潮に自分の中のおでんブームがアツくて。ハマったら生活ががっつり染まるタイプです。きっと周りからくどいと思われているぐらい、同じシーンを何度も繰り返し作品を見ていますね。サッカー、バスケに関しては、海外リーグの試合をよくみるんですが、仕事以外は、基本的に試合スケジュールに合わせて動きます。家の環境はスポーツ観戦万全の状態にし、試合はユニフォームを着て応援したりもします。夜中に海外サッカーの試合を見て、朝からNBAの試合を見たりするので、休日は昼夜逆転していることも。そして、最近よく聞いているのが玉置浩二さん。ある日、YouTubeで突然おすすめとしてあがってきたんですが、曲を聞いたら圧倒されました。ものすごい衝撃で、こんなにパワーのある人いたんだ、と。それまでは無意識に流行りの曲をランキング順に聞いていたぐらいだったんですが、音楽の聞き方がガラッと変わりました。楽屋でもつねに玉置さんの曲を流しています。 

――本日一番アツく語る萩原さんが見れました(笑)。好きになったらとことんハマりにいくタイプなんですね。

スポーツ見ているときが一番、感情的になると思います。自分のテンションが上がるのは、応援しているチームが勝ったとき。負けたらその日一日、ローテーションに。試合でテンションが左右されますね(笑)。この冬はワールドカップがあるので楽しみです! 日本にはもちろん勝ってほしいですが、ケヴィン・デ・ブライネやユーリ・ティーレマンスが好きなので、ベルギーもこっそり応援しています。

――最後にViVi読者にメッセージをお願いします。

僕が好きなシーンは愛助が壁をすり抜ける姿を見て幽霊を体感するところです。お部屋での愛助との些細なやり取りも僕はすごい好きですね。幽霊と日常を共有する、はたから見たらかなりおかしなシチュエーションの中で、普通に生きている2人のやり取りはすごい可愛らしいし、愛おしいなと思います。ぜひ、スクリーンで2人の姿を楽しんでもらえたらなと思います。

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久保史緒里、萩原利久「左様なら今晩は」ポスタービジュアル(C2022 山本中学・少年画報社/「左様なら今晩は」製作委員会

『左様なら今晩は』

人気漫画『左様なら今晩は』が待望の映画化。同棲していた恋人に振られたごく普通のサラリーマン・半澤陽平(萩原利久)と、その部屋に突如現れた幽霊・愛助(久保史緒里/乃木坂46)。愛助(アイスケ/乃木坂46久保史緒里)は原作とは違うオリジナルのキャラクター設定で、生きている間に恋愛を経験しなかったウブでピュアな幽霊徐々に惹かれ合う幽霊と人間による奇妙な共同生活を描く、ちょっぴり切ないラブストーリー。共同生活20221111日(金)東京・シネクイントほ全国の劇場で絶賛公開中!

萩原利久(はぎわらりく)
1999
228日生まれ、埼玉県出身。9歳から子役として活躍し、ドラマ「美しい彼」(MBS)をはじめ、映画『牛首村』、『天間荘の三姉妹』など多数の話題作に出演。今後は、ドラマ「美しい彼」の映画公開が控える。また「萩原利久2023年カレンダー」の発売が決定、詳細はトップコートHPまで。

Photos:Yuzo Touge
Hair&Make-up:Yusuke KasuyaADDICT_CASE
Styling:Shinya Tokita
Interview&Text:Nirai Ikeshiro