エンタメ

9番街レトロ・京極風斗の連載【0か100かで生きてゆく】#32「クリぼっちのすゝめ」

2022.12.14

CMを見ると続きが読めます。CMを見ますか?

はい

神保町よしもと漫才劇場を拠点に活動している芸人「9番街レトロ」の京極風斗(きょうごく・かざと)さんは、極端なほどに“0か100か”で生きている。そんな京極さんが「クリスマス」をひとりで楽しむ方法を教えてくれました。今年のクリスマス、まだ予定が決まっていない人はこんな過ごし方をしてみてはいかがでしょうか?

9番街レトロ・京極風斗
連載【0か100かで生きてゆく #32】

ー クリぼっちのすゝめ

Illustration: Kazato Kyogoku 

「ひとり」でも楽しいクリスマスの過ごし方

街はすっかりクリスマスムードです。

「クリスマスに独り身だと寂しい」みたいな風潮ありますよね。

全然そんなことないですよ。

クリスマス以外も独り身は寂しいですからね。

 

それにしたって一切悲観する必要はありません。

彼氏彼女がいたとしてもクリスマスにやることなんてたかが知れてますよ。なんかイルミネーションとか観に行くんでしょ。

部屋の中の方が暖かいですよ。

 

クリスマスだからといって急いで誰かと付き合うと、睦月には目も当てられないことになりますから。

そんな人をたくさん見てきました。

「特別なことをしなければ」という意識が人を惨めにさせるんです。

日本では別にクリスマスは祝日ってわけでもないですからね。

普段通り過ごせばそれはただの12月の一日です。

それでもクリスマスというイベントを楽しみたいなら、ひとりでも最高に楽しい方法を考えましょう

Page 2

まずは24日。

恋人たちのクリスマスはこの日が本番です。

カップルで賑わう街に、自分が「ひとり」なことを突き付けられるでしょう。

では家に籠もるのがいいか。

いいえ、クリスマスイブの街にも、ひとつだけオアシスがあります。

トイザらスです。

24日、トイザらスのレジには、仕事帰りのサラリーマン、もとい、各家庭のサンタさんが我が子のために列を作っています。

なんて素敵な光景でしょう。

手に持つオモチャに時代を感じたり、自分の親に重ねてみたりして。それを眺める時間は、ひとりじゃないと確保できませんからね。

 

25日。

クリスマス本番。焦らないでください。もとを正せば約二千年前の他人の誕生日です。

きっとキリストも求めてないぐらい盛大なだけです。

この日に独り身ができること。

まずは、Twitter「クリぼっち」と検索しましょう。自分と同じ、もしくはそれ以上に寂しい思いをしている人が沢山いることに気付けます。

その後が大事です。「クリスマス 浮気」「イベント 客」「プレゼント 安物」この辺を検索すると、ひとりで良かったとすら思えるエピソードが大量に引っ掛かります。

あぁ良かった。揉める相手がいなくて本当に良かった。

あとはテレビで「明石家サンタ」を流しながら眠りにつくだけです。

 

26日。

街は昨日までが嘘のように、お正月ムードに切り替わっています。

この日です。

独り身のクリスマスはこの日に訪れます。

売れ残ったチキンやケーキが格安で販売されます。

不本意なプレゼントが一斉に出品され、メルカリが潤いに潤います。

大特価祭が始まるのです。

アナタがアナタのサンタです。

好きなだけプレゼントをあさりましょう。

そう。恋人たちは、この日の私たちのためにはしゃいでくれていたのです。

最後に笑うのは私たちなのです。

とにかく焦らない。

ひとりでも楽しめる方法はいくらでもありますから。

 

いや、僕は女性と過ごしますけどね。

 

マジでマジで。

photo by: Ryo (Kotora)

連載『9番街レトロ・京極風斗の0か100かで生きてゆく』は第2・4水曜日に更新!

#京極風斗
『0か100かで生きてゆく』

PROFILE
京極風斗(きょうごく・かざと)
1995年8月9日生まれ。大阪府出身。吉本興業所属のお笑いコンビ。2019年4月1日に9番街レトロを結成。神保町よしもと漫才劇場を拠点に活動中。
個人チャンネル「京極風斗の道楽ちゃんねる。」ではアートとインテリアを軸に、好きなことを配信。
コンビのYouTubeチャンネルでは日々の出来事やネタの動画を配信。
そのほか、絵が得意で自らデザインしたオリジナルグッズをSUZURIで販売している。
Twitter @9th_kyogoku
Instagram @9th.kyogoku
9番街レトロってどんなコンビ?
\ 直撃インタビューしてみた /

【9番街レトロ】ゆるくておもしろい!仲良しコンビの掛け合いに沼落ち注意♡

Photo: Ryo (Kotora) Text & Illustration: Kazato Kyogoku