インパクト強めの風貌とリズミカルなフリップ芸で大ブレイク中! お笑い芸人のZAZYさんが約1年ぶりに単独ライブを開催。12月26日の本番に向けた意気込みや、金髪やピンクの衣装を攻略するための「美のルール」を語ってもらいました。
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完全にモデル!?ZAZYの私生活に迫る!
―― ZAZYさんは十八番ネタの紙芝居でもシュールでトリッキーな世界観を発信していて、まさに「なんそれ!」の連続です。普段はどんなアプローチでネタを作っているんですか?
「基本的に、“これまでにないものを作りたい”という意識が強いですね。だから脳内で逆連想ゲームみたいなことをすることが多いです。
例えば『スイカ』であれば、そこから遠いモノを探すんですよ。『メロン』や『夏』だと近いけれど、『醤油』は遠いじゃないですか。違和感たっぷりの『なんそれ!』な組み合わせを見つけてネタに落とし込むことが多いですね。
だから単独ライブは『なんそれ!』にまみれた『なんそれ!』の聖地みたいになると思いますよ(笑)」
―― 単独ライブではテレビとは違ったZAZYさんが見れるのでしょうか?
「そうですね。バラエティ番組の視聴者はZAZYのファンとは限りませんし、むしろZAZY目当てで見ている人はほとんどいないと思います。だから自分が目立とうとするよりよりも、番組の色やスタジオの空気に合ったことを喋ることが求められるんですよね。
だけど単独ライブは、わざわざ時間を作って僕を見たい人が集まっているので、自分が面白いと思うことを全力で発信できるんですよ。誰にも気を使わなくていいからこそ、プレッシャーもあります。単独ライブが面白くなかったら芸人としての底力が見抜かれてしますからね」
―― 世間は忘年会シーズンですし、思い切り笑って今年一年の嫌なこと忘れるためにはピッタリの機会かもしれないですね。
「むしろ新たなトラウマが残るかもしれないですけどね(笑)。せっかく見てくださる人のために、ちゃんと余韻の残るライブにしたいなと。僕のライブには20〜30代の女性が多いですし、ViVi読者の方々も安心して遊びに来てください。一人で来て没入するのもアリですし、友だち来て感想を語り合うのもアリです。『あそこ意味わからんかった!』『……私も!!』みたいな感じで、けっこう盛り上がると思いますよ」
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―― (笑)。ZAZYさんは金髪のロングヘアで、衣装がピンクで、脚がスラッとしていて、全体的に清潔感がありますよね。だから女子からも人気があるのだと思いますが、サラサラの金髪を保つために心がけていることはありますか?
「よく聞かれるんですけど、僕全然キレイに保ててないですよ」
―― いやいや、今日の撮影中も自然光を受けて金髪が美しく光り輝いてましたよ。
「そうですかね(笑)。基本的なことですけど、トリートメントを丁寧に馴染ませたり、ドライヤーの前にオイルをつけるだけでも全然違いますね。そして、風呂上がりにすぐ髪を乾かすことも大事です。タオルドライしただけのベチャベチャな髪のままで、お茶とか飲まない。SNSとか見ない。そういう“間”をなくすことで、髪が痛むことを防げるんですよね」
―― 美容院にはどれぐらいのペースで行ってますか? 普段、ヘアアイロンを使ってますか?
「美容院には最低でも月1回は行きます。ヘアアイロンはたまにしか使いません。てか、この受け答え、需要あります?」
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―― いやいや、女子は気になる部分だと思います。身長が高くてヒールの高いブーツを履いているのですごくスリムに見えますが、体型キープのために頑張っていることはありますか?
「あんまりないんですけど。太らないように野菜を多めに食べたりとか、たまに白米をオートミールにしてみたりとか、朝に公園を散歩したり、日頃からサウナに通って汗を流しているくらいです」
―― 完全にモデルの生活じゃないですか!
「いや、今の体型は中途半端なんですよ。逆三角形ボディの細マッチョになれたらもっと笑いを誘えると思うけど、ジムには通えてないですね」
―― では、ファッションで個性を出したいけれど勇気が出ない人にアドバイスをください!
「とりあえず1回、無理をしてでも、着たいものを着てみたらいいんですよ。そしたら、他人は予想以上に自分のことを見ていないので、リアクションの薄さに拍子抜けすると思いますよ。ド派手なピンクを着ても『へえ〜、今日ピンクだね』ぐらいですよ。そんなもんです。だからこそ、好きな服を着るのをガマンするのはもったいないんじゃないですかね」
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―― やっぱりピンクで身を包むと気持ちが明るくなったりするのでしょうか?
「明るくなりますよ! 自分のテンションが上がるだけじゃなくて、僕ぐらい振り切っていると、周りの認識がちょっと変わるんですよ。『ピンクを着る人=明るい人』として接してくれるので、初対面の人とも距離が縮まりやすい気がしますね」
―― ピンクの衣装はどんどん買い足しているんですか?
「そうですね。日頃から“ピンク 服 過激”とかで検索して海外の通販サイトをチェックしていて、『これ、変なピンクやな〜』と思ったら迷わず買いますね。今日着ているスケスケのニットも意味わかんないですよね。地肌に着ているから変に見えるのかもしれないけど(笑)。過激なモノ探しに困らないのがピンクの魅力ですね」
―― 2023年はどんな1年にしたいですか?
「最近は街中で声をかけていただくことも増えましたし“ZAZY”に対する抗体を持っている人もいると思いますが、あの手この手で“新型ZAZY”をお見せすることでお茶の間にインパクトを与えていきたいですね。まだ飽きさせませんよ」


PROFILE
1988年6月27日生まれ。大阪府泉南市出身。2011年デビュー。ʼ17年に拠点を東京に移し紙芝居を用いたフリップ芸で注目を集める。LINEスタンプの制作やお絵かきワークショップ、個展など、活動は多岐にわたる。MBS「歌ネタ王決定戦2021FINAL」で優勝。「R-1グランプリ2021」「R-1グランプリ2022」では2年連続準優勝。
Photo:Yuasa Ryosuke Interview&Text:Satoshi Asahara