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一番イケてる雑誌であって欲しい。八木アリサとemmaがViViモデルである理由

2019.06.13

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7月号で36周年を迎えたViVi。たくさんのトレンドを生み出し、幾度かのモデルの世代交代があり、時代は平成から令和へ。今月号では新時代のViViを引っ張るモデル、八木アリサとemmaがカバーに登場。偶然にも同じ北海道から夢を追い、東京へやって来た2人が摑んだ、ViVi専属モデルという切符。女の子のパワーの源、“可愛い”を届けるため、努力を怠らないストイックな2人に、『ViViモデル論』を語ってもらいました。今回は二人、それぞれのViViへの、仕事への思いを語っていただきました。

新時代を引っ張る八木アリサとemma。“可愛い”を届けるためのViViモデル論

♥emmaの想い♥

Tシャツ¥3800/BerBerJin スカート¥188000/エスティーム プレス(SOMARTA) 網ソックス¥1600/KiwandaKiwanda(Kiwanda) ウエスタンブーツ¥18800/リルリリー トーキョー(リリシャス) パンプス¥17000/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ) パールネックレス¥5800、2連ロングネックレス¥7800、チェーン×パールネックレス¥6800/ラウジー・バロック ゴールドチェーンネックレス¥9300/imac

ずっと先の未来は分からない。
今、目の前にあることを全力でやるだけ

ViVi4月号のカバーストーリーのインタビューでも話したんだけど、去年は結構悩んだ年だったんだ。頑張る源だったおじいちゃんとの別れや、大切な人との別れ、今まで経験したことのない辛い別れが重なって……。それで旅にたくさん出てみたのね。

そこで色んな価値観を吸収して、自分の世界を広げられたの。結果、仕事への取り組み方も変わってきて、本当に今は楽しい。その時のインタビューで初めて話したことだったから、すごく反響もあって。それも嬉しかったな。そんなファンの子達からの声を聞いて、読者の皆にもっと面白い!と思ってもらえるように、ヴィジュアルはもちろん中身もぎっしり詰まったものを作っていきたいって思ったの。

自己プロデュースの時代だしね! 他の雑誌やSNS、テレビでは見られないViViの誌面だけのものを。わざわざ紙で買ってもらうってそういうことなのかなって。

今の目標はファッションをもっとブラッシュアップしていくこと! 服飾専門学校に通ってたくらい、元々服が大好きっていうのもあるけど、パリコレに行ったりしてファッションの勉強もしてるから、そこで得た表現の仕方とかをもっと自分の撮影に活かしていきたいな。

あと、実は去年お芝居の仕事もさせてもらって。モデル以外の表現は私にはできないってずっと思っていたけど、勇気を出して飛び込んでみたらすごく楽しかったし、勉強にもなったの。早くみんなにそのことを伝えられる日が来ないかなぁ〜って思ってる。

正直、私って未来のことが考えられないタイプで、事務所の人に「何年後にどうしたい?」って聞かれても、「分かんない!」ってなっちゃうの(笑)。結構今を生きちゃう系。だから、面白い! やってみたい!って、その時感じたことにチャレンジすることで成長していくのかなって。ただ、それを淡々とこなすんじゃなくて、意味を考えながらやる。意見を伝えながらやる。自分でドライブするように。

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♥八木アリサの想い♥

ワンピース¥18000/the Virgins ブーツ¥15800/BerBerJin 帽子¥2790/FOREVER21 ストール¥1000/原宿シカゴ表参道店

二足のわらじは履きたくないって思ってた。
でも今は履いてみたい。それが“表現”へつながるなら。

実は自分個人としては、去年、成長を全く感じられなかったんです。時間があった年末年始のお休みの時に、2018年を振り返って色々考えてみたんだけど、特に自分の成長を感じられたことがなくて……。それで、「どうしよう! 2019年!!」ってなったんですよね。勢い余って金髪にしてみちゃったりとかして(笑)。

なんか、去年の八木は後輩の皆に見せられたもんじゃないなって感じで。私このまま終わったらダメだ!って本当に思いました。伸びしろがない先輩なんて嫌じゃないですか。今まで、カッコ良く進化し続けてる先輩ばかり見てきたから、余計にモヤモヤしてしまって。

演技をやってみようっていうことは、ずっとぼんやり考えていて、何度か挑戦させていただいたこともあるんです。でも幼き八木の最初のフォーカスは、とにかくViViでした。夢だったViViモデルにやっとなれたのに、動画の現場では一言も喋らないようなチョイ役でも、ずーっと待機していなくちゃいけなかったりして。当たり前なんですけどね(笑)。でもそれでViViの撮影に行けなかったりすると、当時は演技を何の為にやってるのか分からなかったんです。私がやりたいのはViViモデルで、その為に東京に出てきたのに!って。モデルとしても一人前になれてないのに、演技なんて無理!って思ってたんですよ。

でも『表現者』といわれる仕事をする一人として、静止画では出来ないような繊細な動きについても考えられる動画を、演技を、ぼんやりではなく本気でやってみよう!って思うようになったんです。今までモデルの仕事では、お人形のように可愛くしてもらうことが当たり前だったから、動画ではもっと私の人間臭い表情とかを出していきたい。そうやって演技で学んだ表現を持って帰ってきて、ViViでバシッとやりたい! ……日本語が下手ですみません(笑)。

泳いでないと死んじゃう気がする

撮影がない日の過ごし方も常に仕事に繋がってるなって思います。オフの日も美容ケアやジムとかボディメンテナンスのための予定はぎゅうぎゅうだし、いつも次の仕事のことを考えてるタイプなので。でもそれが楽しいんですよ。八木は泳いでないと死ぬタイプ(笑)。

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可愛いとカッコいい
勇気を届けられるモデルでありたい!

過去のViViモデルたちから勇気をもらい、そして念願だったViViモデルの夢をつかんだ2人が北海道から東京へ。同郷出身のemmaとアリサの出会いは、ある“スカウト”だった。

八木アリサ

emmaちゃんとの初めましての時って、撮影じゃないんだよね。覚えてる? 八木が札幌コレクションに友達と行った時、同じく会場にお客さんとして来てたemmaちゃんを見つけた私の友達が「あの娘可愛い! 一緒に写真撮りたい!」って騒いでて、なぜか私が声を掛けたんだよね。「あの〜友達が一緒に写真撮りたいって言ってるんですけど、いいですか?」って(笑)。

覚えてるよー!! 後々、八木ってことが判明して超びっくり。あの会場で声を掛けられた時ってモデルの仕事をする前だったから、仕事で八木と会って「あれ!? あの時の」みたいな(笑)。

emma
八木アリサ

本当(笑)。今考えると、私の友達って本当に見る目あったなー、スカウトの(笑)。ViViの撮影では、たま(玉城ティナ)、えりん(立花恵理)、さく(佐久間由衣)、emma、八木のモデル企画が初めてだったかな。emmaちゃんとして認識してじっくり顔を見た時、今までのViViモデルにはいないような、ベビーフェイスのおしゃれな顔だなーって思った。私は当時、たまと組んでガーリーな服を担当することが多かったから、emmaちゃんと撮影がなかなか一緒にならなかったけど、似合うものが私とは逆なイメージだった。だから憧れた。無い物ねだりで、いいなーって。

八木の印象は……突っ込みどころ満載だよね(笑)。無口な不思議ちゃん。昔はもっと不思議ちゃんだった気がする。初めて八木と仕事で一緒になったのは、x-girlの撮影の時だよね。そのとき私からたくさん話しかけたのに壁を作られた!って。だからすごく覚えてる(笑)。

emma
八木アリサ

え!! 全然覚えてない、それ。

え〜(笑)。八木はとにかくダントツ可愛いよ。色んな可愛い子と仕事してるけど、八木には「あ、可愛い」ってぽろっと出ちゃう。本人にも言うけど昔から本当に可愛かった。めっちゃ好きな顔。だから、勝手にこういう服着せたいな♡とか、ボーイッシュな服着せたらどうかな♡とか、脱がせたい♡とか思っちゃう。誰だよ!って感じだけど(笑)。そしてこう見えて、熱い女。感情とかあんまり表には出さないけど、すごいViViのこと考えてるし自分の努力も怠らない。

emma
八木アリサ

あら〜〜、なんか恥ずかしくなってきちゃった。ソワソワ。でも熱い心を持ってるのは、emmaちゃんもだと思う。

なんか似てるよね、うちらの感覚。八木とは言葉にしなくても通じてる感ある。八木ってあんまり口に出さないけど、これ気になってるんだろうなーとかがすぐ分かる。言いたいけど言えないんだろうなーって。だから私が代わりに言ったりする時もあるよね。

emma
八木アリサ

さっきも撮影してる時、emmaちゃんが撮影した写真をパソコンの画面で見ながら「ん〜〜……」って言ってた時、実は私も「ちょっとしっくりこないかなー」って思ったの。そしたらemmaちゃんがすぐ提案してくれて。だからemmaちゃんの隣でわざとモジモジしてるの(笑)。

こら(笑)。でもそういう感覚が一緒だから、良いコンビだと思う。自分本位な言い方かもしれないけど、自分が関わってる以上、ViViが一番イケてる雑誌であってほしいし、そうじゃないと意味がないから妥協はしたくない。

emma
八木アリサ

可愛いもそうだけど、自分をしっかり持ってる強くてカッコいい女性像っていうのは歴代の先輩方からのバトンだしね。それこそViVi!って感じがする。

真似しやすいリアルなおしゃれの提案もね! 私はそれもすごく重要だと思ってる。みんながちゃんと真似できておしゃれな服がいい。

emma
八木アリサ

ViViの一員になったことで見えなくなることもあるけど、ちゃんとそういうキラキラしたViViを届けられるように、八木たちも走り続けます。

私たちのページで、少しでも皆に勇気を持ってもらえるように。それがViViモデルである理由!

emma

【emma】ファーコート¥15800/BerBerJin 水着¥26000/ガブリエル ペコ(LOVE stories) スニーカー¥5800/コンバースインフォメーションセンター(コンバース) イヤリング¥17000/Bijou R.I 【アリサ】ワンピース¥21800/ザ・ウォール ショールーム(FINDERS KEEPERS) ウエスタンブーツ¥4490/FOREVER 21 チョーカー各¥14000/Bijou R.I ファーキャップ¥4800/BerBerJin

Photos:Yasuhisa Kikuchi(vale.) Styling:Chisato Takagi Hair&Make-up:NAYA Model:Alissa Yagi,emma(ViVi exclusive) Interview&Text:Yumiko Ito Composition:Mayuko Kobayashi Cooperation:PROPS NOW,AWABEES