3月8日は国際女性デー。そして3月の女性史月間を記念して、「女性のエンパワーメント」にまつわる記事をお届け。すべての人たちが力を発揮でき、幸せに生きられるジェンダー平等社会の実現を目指して! 今、改めて読みたいViViのスペシャル記事をピックアップしました。
国際女性デーとは?
女性の社会的な権利や生き方について考えるきっかけとして国連が制定した記念日。20世紀初頭にニューヨークで女性労働者が婦人参政権を求めるデモを起こしたことが起源となり、1975年3月8日に国連がこの日を「国際女性デー」と定めました。近年ではSDGsの達成目標のひとつとして、ジェンダーの平等とすべての女性のエンパワーメントが掲げられていることもあり、ますます関心が高まっています。
”女性とキャリア”について考える
“「若いのに/女性なのに バリバリ仕事をしていてすごいね」という褒め言葉に違和感” (arca代表 辻愛沙子)
タピオカブームが「若い女性のあいだで流行した=バカなもの」と思われたり、自分が「“若いのに/女性なのに”バリバリ仕事をしていてすごいね」という褒め言葉をもらったりすることに違和感を持ち始めたんです。だから若い人が選挙に関心を持つきっかけになるような企画を作ったり、これまで言われてきた女子力へのイメージを考え直してもらえるような広告を作りました。それから徐々に社会課題に意識が向いていって、「社会派クリエイティブ」に。可愛い広告として発信すれば、たくさんの人が見てくれるのではと思いました。
ーーViVi2021年5月号 好きを「仕事」にしてみたら より
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”アイドルはセカンドキャリアを築くことが難しいです。(中略)メンバーや後輩の話を聞いていると結婚出産を経てファンがついてきてくれるはずはない、アイドルという職業は長くは続けられないって思ってるんです” (和田彩花)
アイドルを卒業した後の不安定な状況っていうのが割とリアルに目の前にあって、それなら安定する道として結婚したい、という意見を聞くこともありました。みんな不安定な状況に追い詰められているのかなと感じます。キャリア形成について考える機会があったらと思ったりもするけれど、私のようにアイドルを続けながらライフステージを変えていくというのはとても数少ない事例なんだと思います。
ーーNET ViVi 2022年7月掲載 Z世代の仕事、恋愛観って?元アイドルと女性活躍アクティビストが語る女性のリアル(前編) より
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”すべての人が生きやすい社会”について考える
これからの社会を担っていくZ世代は、男女格差についてどう考えている?
身体的にはどうしても男性の方が相対的に強く、女性はそれに比べて弱いし子供を産むという男性にはない特性もある。身体的な男女の違いに平等と謳うのは無理があるので、そこはお互い補い合うことが大切だと思う。それ以外は、男女の違いではなく、できるだけ1人の人間として、平等に扱われるべきだなと思う。(18-24歳・女性)
男女平等社会を目指すというのは必ずしも女性だけがよく生きられるようになるということではない(18-24歳・女性)
女の子側だけが可哀想と思われるのではなく男の子側の悩みも解決して欲しい(15-17歳・女性)
「おんならしさ」「おとこらしさ」という社会的に求められているステレオタイプにみんな苦しめられている(18-24歳・女性)
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SNSや世間の声との向き合い方を考える
”資本主義社会では日々、「自分に足りていない部分」を突き付けられる。「あるがままの自分じゃいけない」って思わせる社会で私たちはずっと生きてきている”(竹田ダニエル)
メディアもそうですけど、資本主義社会では日々、「自分に足りていない部分」を突き付けられるんですよね。たとえば電車に乗ったら、ものすごい数の広告があって「脱毛して肌をツルツルにしないと」とか、男性に向けてだと「頭の毛を増やせ」などと訴えてくる。「あるがままの自分じゃいけない」って思わせる社会で私たちはずっと生きてきているわけなんです。だから、「私変わらなきゃ!」と焦る前に、「本当に、今の私じゃダメなの?」といったん立ち止まって考えるのってすごく大事だと思うんですよ。
ーーNET ViVi 2023年3月掲載 【ダイエットとセルフラブ】の関係とは?竹田ダニエル×藤井サチのZ世代スペシャル対談 より
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“「女だからできた」「どうせ親の力」はすべて妬み。「この発言は、ただの妬み、僻み、ヤキモチでしかないんだ」という、批判が生まれるロジックを理解すれば、傷つくことも少なくなるはず ” (マギー)
常に上を目指して、トライ&エラーで今よりもっと良くするためにはどうしたらいいんだろうと行動を毎日起こしている中で、そんな言葉に構っている暇はないですよ(笑)。思うことがあるとすれば、「私も頑張るので、あなたも頑張りましょう。それぞれ頑張りましょう」ということだけです。
誰かの言葉を気にするより、世界はどう動いていて、世界から見て日本はどうなのか。そんなことを考える時間にした方がよっぽど有意義なのではないでしょうか。
ーーNET ViVi 2023年1月掲載「女だからできた」「どうせ親の力」はすべて妬み。マギーの他人の声が気にならない3つの理由 より
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“可愛くなりたい人を「頑張れ!」って応援する世の中になってほしい”(藤田ニコル)
よく自分のことを「私、可愛くないからさ」って言うんだけど、本当に可愛くないんだよ。じゃあ自分の魅力は何かって聞かれたら、多分ね、見た目じゃないんだと思う。
でも、そもそも“可愛い”って何だろうね。その基準ってさ、やっぱり一人一人ちがうと思うんだよね。だから一方的に「可愛くない」とかって、あんまり言わないでほしいな。みんな人それぞれ、自分自身が「可愛い」って満足してたらそれでいいじゃん!って思っちゃう。他人の可愛いの基準は私の基準とは違うし、それは逆も同じ。
ーー『にこホリ』2023年2月号「大好物と“見た目”の話」より