人には聞きづらい“女子の保健室的なお悩み”について、専門家にしっかり取材をして信頼できるアドバイスをもらおう!という企画『ViVi保健室』! まだ若いから、シミになんてならないもん! そんな風に油断して夏を満喫した結果、頰になにやらぼんやりシミらしき影が……。まだ若くてもシミはできちゃうものなの? 先生、助けて!
Q.この夏は、海で遊んだし、プールも行った。フェスでは朝から夜まで大盛り上がり! 夏の楽しい思い出をたっぷり作った結果、頰にシミらしきものを発見。まだ20歳なのにもうシミってできちゃうの!? 消すにはどうしたらいい?

A-1:今はまだ薄いだけ。若くても多くの人にシミはあるのです
A-2:シミを作らない&薄くするには、紫外線対策とお手入れにも気をつけて
A-1:今はまだ薄いだけ。若くても多くの人にシミはあるのです
素肌で1333時間、紫外線を浴び続けるとシミになると言われています。
これは生まれた時からのカウントです。赤ちゃんの頃から紫外線対策をパーフェクトに行い、屋外にほぼ出ないような生活をしていた人なら話は別ですが、普通の生活をしてきた人ならほとんど、20歳ごろにはシミが出現しているはず。今はまだ、気づかないほど薄いだけなのです。そのシミが肉眼でわかるほど濃くなってくるのは、個人差はあるものの30代になってから。
今回のシミはおそらく、急に現れたのではなく、夏に大量の紫外線を浴びたせいで急に濃さが増したのでしょう。
このシミをコスメのお手入れだけで薄くするのは難しいので、きっちりきれいにしたいならピコレーザーがおすすめです。ニキビの赤みも気になるなら、フォトフェイシャルもいいですね。私のクリニックでの施術の場合は、2万5000円〜4万円程度です。肌がぐんと明るくなるし、ケミカルピーリングやパックも同時に行うことで、肌表面がつるんとしますよ。
A-2:シミを作らない&薄くするには、紫外線対策とお手入れにも気をつけて
まず、冬でも紫外線は降り注いでいますから、毎日日焼け止めを必ず塗りましょう。
意外と多いのが、塗り方が甘い人。最近はツヤ肌がトレンドだったりもするので、つい薄く塗りがち。単に薄いだけならまだしも、広げているうちにムラになっていることも。だけど、きちんと塗り重ねないと紫外線から肌をガードすることはできないのです。アウトドアなどの際には、日焼け止めを厚めに塗って、さらに上から粉(ルースパウダーやパウダーファンデーションなど)でしっかりフィックスしましょう。
またスキンケアには、レチノール、ビタミンC、トラネキサム酸などの美白成分が入ったアイテムを。それも濃度の高いものを選ぶのが、美白効果を高めるコツ。あとはたっぷり睡眠をとって、ストレスを溜めないことが大事ですね。
ちなみにタバコは、大気汚染やブルーライトなどよりずっと肌の老化を早めると言われています。シミの出現を遅らせたいなら吸わないほうがベターですよ。
先生からのアドバイス
シミは誰にでもできるもの。だけどちゃんと日焼け止めを塗ったり、丁寧なケアをしてあげれば出現を遅らせたりすることはできますよ。

私はカラオケに行くと絶対1曲目にマキシマム ザ ホルモンの「シミ」という曲を歌うの! ViVi読者の皆も歌ってみてね★
illustration/ Pantovisco