昨年から「FAN FAN PROJECT」と題した一大プロジェクトを展開しているFANTASTICS。FANTASTICS×亀田誠治×佐藤可士和による“FAN FAN三部作”のラストを締めくくるシングル『PANORAMA JET』を4月19日にリリース! 「ファンと一緒に大きな夢へ向かって旅する」というコンセプトを象徴するような、疾走感と強いパワーを持つ楽曲になっています。今回は澤本夏輝さん、瀬口黎弥さん、木村慧人さん、中島颯太さんの4人に楽曲の魅力や、希望に満ちた今後のビジョンを語ってもらいました。話題沸騰中の「性格タイプ診断」に挑戦してもらったコーナーにも注目です!


——まずは最新シングル『PANORAMA JET』の魅力を教えてください。
中島:「注目ポイントは全部です! 三部作を通じて亀田誠治さんのプロデュースなのですが、今回は気鋭のトラックメーカーであるMATZさんも加わっていただいて。トラックもメロディーも歌詞もかっこいいし、夢に向かって飛び立つような楽曲の世界観を表現したダンスもかっこいいし。全部が最高です」
瀬口:「FAN FAN三部作のラストを飾る楽曲ですが、聴くと『ここから始まるんだ』という未来への希望を感じられると思います。新たな一歩を踏み出す人が多い春に、すごくポジティブな楽曲をお届けできることが嬉しいですね。」
木村:「ロサンゼルスの飛行場で撮影したMVも推したいポイントです。広々とした滑走路の景色は爽快感がありますし、僕たちも普段よりイキイキとした表情をしていて。飛行機の羽の上で踊るシーンはちょっと怖かったけど(笑)」
澤本:「サビの途中でジャンプする振り付けがあるし、気を抜くと落っこちそうで怖かったよね(笑)。滑走路でドローンを飛ばして撮影したシーンは、空がピンク色に染まっていてかなりエモかったです。本当に『ここから始まるんだ』という楽曲のメッセージが伝わるようなMVになったと思います」

左・木村慧人 右・瀬口黎弥
——歌詞に「心躍る」というフレーズがあるように、未来に希望を抱けるような楽曲になっていますが、最近、皆さんが心躍った瞬間は?
瀬口「最近、L字型のソファを買ったんですよ。ずっと欲しかったので、届いた瞬間は心が躍りましたね。あまりにも居心地が良くて、家に帰ったらそこから離れられなくて。夕方から寝落ちしちゃうこともあるくらいです(笑)」
中島「僕は久しぶりに平成ノブシコブシの吉村さんとお仕事させてもらったことですね。『ポップ UP!』の収録を思い出すような懐かしのイジりをたくさんしてもらって、めちゃくちゃテンションが上がってしまいました」
木村「僕は『PANORAMA JET』のMV撮影でロサンゼルスに行ったことが印象に残っています。レストランで飲み物を頼んだら、1.5リットルは入りそうな容器で出てきて。やっぱりアメリカはスケールが大きいなと(笑)」
澤本「ロサンゼルスは映えるスポットだらけで、本当に心躍りましたね。デビュー前のグループ結成初期にも行ったことがあったのですが、当時は景色を楽しむ精神的な余裕がなかったので。ほぼ初めての感覚でした」
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——飛行機に乗って自由に旅行する時間があったらどこに行きたいですか?
中島「ドイツ! ヨーロッパの洗練された街並みが好きなので、カメラを持ってブラブラ散歩したいです。大人のオシャレ旅に憧れちゃいますね」
瀬口「僕はフランスかな。世界一のサッカークラブであるパリ・サンジェルマンの試合を現地で観戦して、ネイマールの躍動を目に焼き付けたいです」
木村「韓国! 美味しいご飯がたくさんあるし、近いから1泊2日でも楽しめそうだし。美容大国なので、安くて高機能なパックを買い漁りたいです」
澤本「僕はボリビア一択ですね。ずっと前から、世界有数の映えスポットであるウユニ塩湖の絶景を自分の目で見てみたいという願望を持っています」

左・中島颯太 右・澤本夏輝
——FANTASTICSは「FAN FAN PROJECT」と題し、ファンと一緒に大きな夢へ向かって旅するためのプロジェクトを行なってきました。春になり、一歩踏み出したいと思っている読者の背中を押すようなアドバイスをください。
澤本「まだ20代の僕が偉そうなことを言えませんけど、人生は長いので焦らないことが大事ですよね。まだやりたいことが決まっていなくても、少しずつ交流の輪を広げて、いろんな人と会話をして視野を広げれば、自分が進むべき道も見えてくるかもしれないし。40代でも50代でも新しい夢に向かって踏み出す人もいるのだから、年齢を理由に挑戦することを諦めないでほしいです」
木村「僕も未経験のお仕事をするときは不安を感じることがありますが、それでもチャンスをいただいたら1回は挑戦することにしているんですよ。実際に経験してみないと、自分に合っているか合っていないかを判断することができませんし。何事もやってみたら、意外と楽しかったりするので。そう考えると『挑戦しない』という選択をすることはもったいないのではないかと」
中島「新しいことに挑戦すると、何かしら上手くできないことがあると思うんですよ。『こんなはずじゃなかった……』って。それは自分がダメな人間だからではなくて、ただ慣れていないだけ。時間が経てば必ずできるようになるはずだし、あまり自分を責めないで前向きに挑戦を楽しみましょう!」
瀬口「人それぞれ考え方は違うし、僕らの考え方が正しいとは限らないので、自分の感覚を信じてほしいですね。そして、環境が変わっても、何かひとつでも楽しみがあれば大変なことも乗り越えられるのではないかと。皆さんにとって、FANTASTICSがそういう存在になることができたら嬉しいです」

——FANTASTICSもさらなる飛躍に向けて準備をしている最中だと思いますが、今後みなさんが個人的に成し遂げたい目標はありますか?
瀬口「絵を描くことが好きで、新たに挑戦したいと思っているのはスプレーアートですね。それなりに広い場所が必要なので、実現するのが難しそうですが(笑)。ラップやダンス以外でも表現の幅を広げていくことで、たくさんの人にインスピレーションを与えられる存在になっていきたいです」
木村「僕は俳優業で大きなチャンスを掴みたいです。今の目標は、学園モノの作品で主演を務めること。この年齢だからこそ似合う役柄に挑戦したいんですよ。スイッチが入れば、めちゃくちゃ胸キュンな甘いセリフも言えますよ(笑)」
澤本「僕は渋い刑事モノの作品に出てみたいです。僕自身、伏線やトリックが散りばめられた考察系の作品が好きなので、自分が出る側になってみたいなと。一人一人が個性と実力を磨いて活躍の場を広げ、全員の経験値を集合させることで国民的なグループになっていきたいですね」
中島「僕は音楽を作るスキルを磨いていきたいですね。ピアノとギターが弾けるので、その音をパソコンに打ち込んで曲を作っているのですが、最近はドラムの勉強も始めたので、少し視野が広がっている感覚があって。この先、ベースを覚えれば曲作りに必要な要素がほぼ揃うので、努力を続けてどんどん自分のスキルをアップデートさせていきたいと思っています。そして、ずっと言っていますが、僕の理想はFANTASTICSがアベンジャーズみたいなスーパースター集団になることです。最近のライブではいろんなアプローチでお客さんを盛り上げられるようになってきたので、ぜひデビューした頃よりも成長した僕たちを見に来てください。みなさんを笑顔にさせる自信はありますよ!」
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性格タイプから紐解く!
ちょっと意外(!?)な素顔とは
もはやプロフィールのひとつになりつつある性格タイプを診断してもらったら、結果を見たメンバーから「めちゃくちゃ当たっている!」の声が続出。気になる本人のコメントをそのままご紹介します!

これ、めちゃくちゃ当たっていると思います。『じっくり考えてから結論を出すタイプです』とか『優しい心を持っているせいか、批判に弱い』と書かれているのですが、けっこう自覚があるので。メンバーからはハートが強いと言われることもありますが、本当は繊細な男なんです(笑)

以前やらせてもらった結果と変わっているのですが、すごく合ってますね。個人活動は自分らしい表現を探すことにこだわっているので、『独創的なアイデアを生み出すことが得意』と書いているのが嬉しいです。そして、他のメンバーの診断結果を見て、相性が悪い人がいなくてよかったです(笑)

澤夏くんと診断結果が同じであることが意外でしたね。あんまり似てないと思うので(笑)。『一度やると決めたことは最後までやり抜く実戦力が高い』という特徴は、僕も実際にそうでありたいと思っている部分です。向いている職業に美容師が入っていることが嬉しいです。センスを褒められてる感じで(笑)

ESFPのキャッチコピーは『社交性の鬼! 生粋のポジティブエンターテイナー』ですって! しかも、天職は芸人、ミュージシャン、歌手……。我ながら、自分にぴったりだと思いました(笑)。『ちょっと当てずっぽうに動いてしまうことがある』という特徴にも身に覚えがあるので、そこは気をつけます!
2018年リリースのシングル『OVER DRIVE』でデビュー。ドラマ「マネキン・ナイト・フィーバー」ではグループ初主演を飾り、バラエティーでは自身初の冠番組を持つなど多方面で活躍。近年では映画や舞台にも出演し個々でもマルチな才能を発揮している。2023年6〜7月には、初の単独アリーナライブ「FANTASTICS ARENA LIVE 2023 “HOP STEP JUMP”」を開催。
Photo: Yuzo Touge Text: Satoshi Asahara