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マスク自由化で顕著に現れた日本社会にはびこる“同調圧力”【花上惇連載#19】

2023.04.25

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皆さんこんにちは。花上惇(はなうえじゅん)です。一体私が何者なのかって? 私は、悩めるギャルズの駆け込み寺。普段SNSで活動しているラブリーでチャーミングな、今一番ホットなギャルよ(言うだけタダ)。現代社会を生きるやんごとなきギャルの私たちは、常日頃、世の荒波に揉まれながら人生をサバイブしているわよね。この連載では、普段エンパワーメントを発信している私が、これまでに出会った人物や作品、フレーズの中から、人生に影響を受けたものをpick upして、そこで思った考えをシェアしたいと思うの。

\ 前回の連載はこちら♡ /
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連載第19弾で取り上げるのは「マスク自由化」。実際に世間の人々はこの件をどう受け止めているのか、実際に私のインスタグラムでアンケートをとって調査したわ。

同調圧力に敏感な私たち

今年2023年3月13日よりマスクの着用が自由化となり、政府は“個人の判断に委ねる”という方針を発表した。それから約1ヵ月が経過した現在、街の様子はどのように変わったのだろう。

私の主観では、そこまで大きな変化は感じていない。屋外ではノーマスクの方が多く見られるが、それは自由化云々以前からのことなので、今回の発表によるものでもないような気もする。その数は確かに増えた気がするけれど。

飲食店など店内へノーマスクで入店できるようになったことは非常に嬉しいが、店内を見渡してもノーマスクの方はまだかなり少ない様に感じる。

つい数日前、電車に乗った時のこと。その日の私はバッチリメイク。購入したばかりの新色リップがマスクに付いて取れてしまうのが嫌でノーマスクだったのだが、乗り込んだ車両にいたほぼ全員がマスクを着用していたので、慌てて私もオン。

確かに混み合う電車の中などは、予防の観点から着用することが賢明かもしれない。

決して悪いことをしているわけではないはずなのに、無駄に慌ててしまうというよく分からないことになってしまった。

ちなみにリップは跡形もなく落ちた(笑)。

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Instagramで私のフォロワーの皆様にアンケートを実施した。

ノーマスクが解禁となり喜しいと答えたのは約7割。残りの3割は嬉しくない(このままで特に不自由を感じない、もしくは出来れば着用し続けたい)という結果に割れた。

Q.3月にマスク着用が自由化されてどう思いましたか?

今回は嬉しくないと答えた3割にフォーカスを当て理由を探ってみたところ、「花粉症だから」や「風邪やインフル予防になるから」という身体的な理由から、「今更顔を晒すのが恥ずかしい」や「単純に化粧が面倒くさいから」などという理由まで見受けられた。

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マスク着用の習慣がある日本人に、“自由化”の発表が与える影響とは?

確かに政府の発表が春先だった事もあり、花粉症の方々は引き続き手放せないだろうし、夏が過ぎたら次は秋花粉。冬場には毎年流行するインフルエンザが待っている。

欧米諸国と比較すると、もともと日常的にマスクを着用する習慣のある日本人にとって、自由化宣言はそこまで大きな影響を及ぼすものでもないのかもしれない。

最近では“逆マスク警察”なるものも出現し始めているという話も耳にする。逆マスク警察とは「あいつまだマスクしてるのかよ。」と非難してくる一定数を指す呼称である。

あくまで自由化なのだから、誰がどんな理由でマスクを着用していようと、またはしていなかろうと、本来は誰にもそれを咎める権利などないはずなのだが。

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人が密集しておりマスク着用率の高い場所でのノーマスクは、まだ若干肩身が狭い気がしてしまう。

その一方で「いつまでマスクしてるの?」と言う人もいる。

私は割と普段から自分は自分と割り切ることができる性格だが、コロナ禍があまりに長すぎたこと、そしてデリケートな問題すぎるが故に、未だ決めかねている。

だから私は今日もマスクをカバンに忍ばせて家を出る。
あなたはどちら派?

ネックレス、イヤーカフ(シルバー)、リング/@heres_official その他/スタッフ私物

Profile

はなうえ じゅん 花上惇 SNS総フォロワー約50万人。ポジティブなマインドを発信するオリジナル動画がクセになると人気上昇中のインフルエンサー。独学で学び流暢に英語を話す姿にも反響がある。また2020年には『THEカラオケ★バトル』で優勝した経験も。Instagram   TikTok   YouTube   Twitter

Text&model: Jun Hanaue Photos: nae Styling: Itaru Araya Hair&make-up: Kanako Composition: Arisa Uchida