飛行機内への持ち込みOKなもの、NGなものってついつい忘れてしまいがち。国内線といえど、実は結構細かいルールがあるので、事前に把握しておいてスマートに搭乗したいところ。旅行熱が高まってきた昨今、せっかくの旅行に空港でバタバタしないためにもしっかり準備しておきましょ。(2023年6月の情報です)
①スプレー缶
◎持ち込み制限なし→引火性ガス・毒ガスを使用していない化粧品類、医薬品類、スポーツ用品、日用品
・1容器あたり0.5kgまたは0.5L以下
・1人あたり2kgまたは2Lまで
・中身が漏れるのを防ぐため、噴射口がキャップなどで保護されているもの
×持ち込み不可→非放射性の化粧品・医薬品、引火性ガス・毒ガスを使用した日用品・スポーツ用品
迷いがちなヘアスプレーや制汗スプレー、日焼け止めスプレーはOK。ただし、スプレーの缶に「火気と高温に注意」や「火気厳禁」などの表示があるものは引火性があるので注意。
②ヘアカーラー・ヘアアイロン
◎持ち込み制限なし→コンセント式
◯持ち込み可能→ガス式 (1人1個のみ)
×持ち込み不可→充電式(電池が取り外されていればOK)
旅行に持って行く人も多いアイロンも、持ち運びに便利なコードレスタイプは注意が必要。必ず電池を外しておくようにしてね。電池が外せないものは熱源を取り外しておくこと。
③リチウム電池内蔵・装着の一般電子機器
◯持ち込み可能→リチウム電池またはリチウム含有量が2g以下のもの。リチウムイオン電池はWh定格量が160Wh以下のもの。
旅行の必需品でもあるモバイルバッテリーは、リチウムイオン電池が使われているので注意。細かいルールが定められているので事前に調べておこう。モバイルバッテリーは預け入れもNGなのでそれも気をつけてね。
ちなみに一般的な乾電池は持ち込み・預け入れ共に大丈夫です◎
④電子タバコ
◯持ち込み可能→自らが使用するものに限る。(機内での使用及び充電は禁止)
ちなみに電子タバコもリチウム電池を含むため預け入れNGなので注意。
⑤ライター・マッチ
◯持ち込み可能→ガス式、注入式、オイル式(綿入り)、リチウム電池式、安全マッチ
・原則1人につきいずれか1個
×持ち込み不可→葉巻用などの青色の炎のもの、オイルタンク式(綿なし)
Zippoや使い捨てライターは持ち込みOK。ただし預け入れはNG。機内に持ち込む場合はカバンに入れるのではなく服のポケットに入れて身につける形で持っていってね。
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⑥花火・クラッカー
×持ち込み不可→火薬が使用されているため、種類・用途を問わず、持ち込み・預け入れ共に禁止
どんな理由であっても絶対に持っていけないので、空港に持ち込んだ場合破棄になってしまいます。旅行先で花火がしたい時は現地で調達を。
⑦刃物
×持ち込み不可→持ち込みは禁止されている。ただし預け入れは可能
ナイフやハサミ、カッターなど先の尖ったものは機内持ち込みNG。ポーチにうっかり……なんてことがないように気をつけて。また、刃物以外にもバットや工具類など凶器になりかねないものは機内持ち込みNGになるよ。
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⑧ドライアイス
◯持ち込み可能→生鮮食料品等の冷却のために使用するものに限る
・容器が密閉されていない状態
・ドライアイスの重量は2.5kgまで
冷凍庫で冷やして固める保冷剤は制限なしで持ち込みOKですが、袋を叩くと冷たくなる瞬間冷却剤は爆発・引火の危険性があるので機内持ち込み・預け入れ共にNG。
⑨酒類
◎持ち込み制限なし→アルコール度数24%以下
◯持ち込み可能→アルコール度数24%を超え、70%以下のもの
・5リットル以下の小容器に入ったもので正味量5リットル以下
×持ち込み不可→アルコール度数70%を超えるもの
⑩飲み物
◯持ち込み可能→ノンアルコールのもの
×持ち込み不可→アルコール度数70%を超えるもの
ノンアルコールの飲み物は制限なしですが、手荷物検査の際はカバンから出して別のカゴに入れて、X線に通す必要があります。開封済みのペットボトルの場合検査員が中身の匂いを確認することもあります。
⑪お弁当
◯持ち込み可能→液体が含まれないもの
×持ち込み不可→液体を含むもの。加熱式(発熱式)の弁当箱に入ったもの
紐を引っ張ると温まるような加熱式のお弁当はNG。サンドイッチやおにぎり、お菓子などはOK!
⑫離乳食やベビー用ミルク
◯持ち込み可能→検査員に申告すれば機内で必要な量がOK(赤ちゃんが同伴の方のみ)
航空会社ごとに細かいルールがある場合があるので、心配な時は航空会社のサイトをチェックしてね。