人には聞きづらい“女子の保健室的なお悩み”について、専門家にしっかり取材をして信頼できるアドバイスをもらおう! という企画『ViVi保健室』! “夜中、足がつって目が覚める”というのは、実は夏のあるある。言われてみれば“お泊まりのとき、彼をたたき起こして、助けを求めた”なんてコもいるのでは? それもそのはず、夏につりやすい理由がきちんとあるんです!!
Q.ただでさえ、夏は夜更かししがちで寝不足なのに、夜中に足がつって目が覚めちゃう。いったん、目が覚めるとなかなか眠れないし、病気なんじゃないかと心配にもなってきたんですけど……。
A-1:夏の夜はつりやすくて当然! 冷えやすく脱水しがちだから
A-2:長ズボンをはいて寝る。水分補給も忘れずに
A-3:夜中、目が覚めて眠れなくなったら、4・7・8呼吸法を
A-1:夏の夜はつりやすくて当然! 冷えやすく脱水しがちだから
夏の睡眠トラブルで実は多いのが、“寝ているときに足がつる”というもの。筋肉が急にけいれんすることで起こります。原因は解明されていない部分もありますが、冷えや水分不足、ミネラル不足、筋肉の疲労、運動不足などが挙げられます。
とくに夏、ViVi世代の子はミニスカや短めコンビネゾンなどで足を露出しがち。冷房がキンキンに効いた室内で過ごし、お風呂をパスしてシャワーで済ます子も多いのでは? さらに、暑さ対策にエアコンをつけたまま、短パンで足をむき出しにして寝てしまうと、足は冷えまくりの状態です。
また夏は汗をかく量が多く、脱水気味。今年は酷暑ということもあり、例年以上に、水分、ミネラルともに不足しがちと、つりやすい条件が揃っているのです。
A-2:長ズボンをはいて寝る。水分補給も忘れずに
足を冷やさないようにすることが、まず大切! 外ではファッションは楽しみつつも、おうちではレッグウォーマーなどを利用したり、寝るときは長ズボンにはきかえたり、きちんとタオルケットなどを足にもかけて寝るだけでも違うはずです。また、湯船に浸かることや、寝る前のストレッチも予防に効果的です。リラックス効果もあるので、快眠対策としても◎。
“夜中にトイレに起きるのが面倒”“翌朝、むくむのがいや”などの理由で、寝る前に水分を摂るのをガマンして寝てしまう人もいますが、それもNG。ミネラルウォーターなどで水分補給をしてから寝るようにしましょう!
ただし、いろいろ試しても足が頻繁につる場合は、病気の可能性もあるので、その場合はお医者さんに相談してみてくださいね。
A-3:夜中、目が覚めて眠れなくなったら、4・7・8呼吸法を
それでも夜中に足がつってしまったら、きちんと水分を摂って、カラダの中を潤すことが大切です。すぐ飲めるように枕元にペットボトルなどを用意しておきましょう。
そして、問題は目が覚めたあと……。なかなか寝付けなくなってしまうというケースもあると思いますが、そんなときに役に立つのが、この呼吸法です。
まず4秒数えながら鼻から息を吸い込み、7秒息を止めます。その後8秒数えながら息を口から深く吐ききります。
これを10回ぐらいくり返すことで、リラックスするとともに、頭がほわっとして眠くなってくるので、ぜひお試しを。緊張していたり、心配ごとがあって、なかなか眠れないというときにも有効なので、覚えておくとイイですよ!
先生からのアドバイス
せめて夜だけは足を露出せず、冷やさない工夫を。熱中症の予防も兼ねて、水分補給をしっかりするのもポイントです!

深夜に足がつった時、ワタシの足を伸ばしてくれる優しい男性大募集中♥
illustration/Pantovisco