人には聞きづらい“女子の保健室的なお悩み”について、専門家にしっかり取材をして信頼できるアドバイスをもらおう!という企画『ViVi保健室』! 今回は、泊まりの”あるあるネタ”としてよく挙げられるのが、この問題。一緒に泊まっていた友達や彼に指摘されて初めて気づくというケースが多く、寝てしまった後の問題だけにどうしようもない……と悩めるコ続出。先生から、ためになるアドバイスをもらってきました!
Q.彼とお泊まりしていたら、夜中に起こされました。歯ぎしりがひどくて寝れないって……。恥ずかしすぎます! どうすればイイですか?

審美歯科 ホワイトホワイトhttps://www.whitewhite.jp/
A-1:原因は、日中のストレスです!
A-2:放っておくと、ほうれい線が目立ったり、たるみの原因に
A-3:大切なのは、リラックス!
A-4:ぴよぴよぷーエクササイズにチャレンジ!
A-1:原因は、日中のストレスです!
かみグセやかみ合わせも関係していますが、やはり大きく関係するのがストレス。日中、友人関係や仕事などでストレスを感じると筋肉が緊張し、それが原因で起こることが多いようです。
とはいえ、ストレスはなかなか防げないもの。また、自分では気づいていなくても、実は溜め込んでいるというコも多く、電車に乗っているときなどに、無意識に歯をぐっとかみしめている人は要注意です!!
ちなみに、歯ぎしりには音のしないタイプもあります。原因はわからないけどあごに違和感を覚えるという人は、歯ぎしりをしているかも。
A-2:放っておくと、ほうれい線が目立ったり、たるみの原因に
歯ぎしりを彼や友人に聞かれることは恥ずかしいですが、それ以上に深刻なのが、歯ぎしりによるトラブルです。
歯ぎしりが続くと歯がすり減って、まっ平らになります。しかも片側の奥歯だけで起こることが多いため、左右のかみ合わせがアンバランスになり、ほうれい線やシワ、たるみの原因になることも。
この歯のすり減りの予防には、ナイトガードと呼ばれる、睡眠時用のマウスピースがオススメ。歯と歯の間にクッションができるため、音を和らげる効果もあります。歯科で相談すれば、自分の歯の形にぴったり合うものをつくることができ、ストレスなく使用できます!
また、ぐっと力強くかみしめすぎて、あごまわりの筋肉が緊張し、関節に負担がかかることでズレが生じて、あごが痛い、カクカクと音がする、口が開きにくいといった顎関節症になってしまうケースも。
以上のことを考えても、対策が肝心なのです。
A-3:大切なのは、リラックス!
残念ながら、これをすれば確実に治るというものはなかなかありませんが、歯科で相談するのは大切なこと。かみ合わせなどに問題がある人は、その矯正をするだけで歯ぎしり自体が治る場合もあるので有効かもしれません。
もっとも大事なのはリラックスすること。ストレスを完全になくすことは残念ながらできないので、ストレスからくる緊張をほぐすためのケアを何かしら取り入れるのがオススメです。
たとえば、
・ローズマリーなどの筋肉をほぐす効果のあるアロマを入れたお風呂にゆっくり浸かる。
・寝る前にストレッチをする。
・首元や、耳横のかみ合わせ部分などをやさしくマッサージする。 ……etc.
リラックスすることで、唾液の分泌が増え、口臭をはじめ、さまざまな口元のトラブルを防ぐこともできます。
A-4:ぴよぴよぷーエクササイズにチャレンジ!
オススメなのが、私が考案したこのエクササイズ。口まわりの筋肉の緊張をゆるめてほぐすことができるので、おうちに帰ってから寝る前などのリラックスタイムに取り入れてみてください!
❶ 左右の頬がくっつくように内側に吸い寄せておちょぼ口をつくる。
❷ ❶の状態で、ヒヨコがぴよぴよと口を動かすように唇を開閉する動きを3~4回、繰り返す。
❸ 次に頬をパンパンにぷーっと膨らませて5秒キープすればOK。余裕があれば繰り返しても◎。
このエクササイズ、実は美容的にもイイことがいっぱい。血流がよくなることでフェイスラインがすっきりして小顔効果が期待できるうえ、美肌にいいホルモンの分泌も促されます。
また、リラックスするとサラサラの唾液が分泌されるので口臭など口元のトラブル予防にも。寝る前はもちろん、気づいたときにこまめに行ってみてくださいね!
先生からのアドバイス
気にしすぎはかえってストレスのもと。寝る前に、緊張をゆるめてリラックスする習慣を身につけて。

私だったら、歯ぎしりでさえ愛してくれる男と付き合うワ!
illustration/ Pantovisco