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【PSYCHIC FEVER】タイと日本のファンの違いは?初の単独ツアーの意気込みやアルバム制作の裏側を語る

2023.06.08

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LDH JAPANから20227月にデビューした7人組ボーイズグループ、PSYCHIC FEVER (サイキックフィーバー)が全員揃ってViViに初登場! デビュー後に武者修行として拠点をタイに移し、現地で様々な音楽経験を積み重ね成長を遂げた7人がついに帰国。517日には1st EPPSYCHIC FILE I』を発売し、いまノリにノッている彼らがViViの撮り下ろし&取材に答えてくれたよ。アルバムにかける思い、そしていよいよ始まるライブツアーの意気込みを伺います。

今回発売した1st EPPSYCHIC FILE I』はどんなアルバムですか?

小波津 志:いままでとはまったくジャンルが違う内容になっているんです。このアルバムはタイの半年間の経験を得て自分たちが学んできたこと、触れてきたもの、初めて作詞をして、携わらせていただいた楽曲2曲も含めて、それこそ挑戦というか、自信を持って出せる新しいスタイルが詰まった内容になっているんじゃないかなと思ってます。

JIMMY何かひとつのジャンルにとらわれないような、一曲一曲の個性がものすごい強いといいますか。実験的な名前の雰囲気もあるので、「挑戦」みたいな部分が色濃く出ているような作品になっているよね。

――タイでの経験で感じた多様性や一つのことに縛られない自由さが詰め込まれているんですね。

小波津 志:そうですね。タイってほんとうに初めてだらけで刺激も多かったので。それを感じ取ってこのEPのアルバムを作ろうとなりました。

WEESAファンの感じもまた日本とは違ったしね。ライブでのノリ方や踊り方も全く違う。なんだろう、一言で言うなら熱狂的って感じでした。その熱い感じもアルバムには感じられるよね。

小波津 志:そうそう。それで、よりキャッチーな振り付けを増やしてみたり、ライブでコールアンドレスポンスをたくさん取り入れてみたり。でも、タイのライブでは言葉がうまくでてこないこともあってはがゆいときもありましたね。

――より瞬発的に言葉を発するライブやフェスだと、とくに言葉の重要性が際立ってきますよね。

小波津 志:そうですね。もちろん英語も伝わると思うんですけど、少し複雑になるとどうしてもやっぱり難しいものがあって。僕たちが思っているより、タイ語でないと伝わらないことが結構あったりしたので、タイ語で「手を挙げてください」「声出してください」みたいなパフォーマンスライブ仕様の言葉は全員で覚えて、その都度試行錯誤してパフォーマンス中に言ったりしてました。

――流行り言葉のようなスラングも勉強したんですか?

小波津 志:しましたね。より親しみを感じてもらえるように、僕たちはそのあたりも現地の人にしっかり教えていただいて。何を言うと盛り上がるのか。たとえば、楽しすぎる! みたいな現地の若い人が使っている言葉を取り入れたりね。ライブでもパフォーマンス力は確実に上がってると思うので、日本でのライブが楽しみですね。

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――いよいよ6月から単独ライブツアーが始まりますが、ライブツアーへの意気込みは?

WEESA今回僕たちとしても初めての単独ツアーになるので、今回の楽曲はもちろん、タイで培ってきたこと、日本でこれまで学んできたことを最大限に生かして、全曲を通して僕たちの世界観や盛り上げで方を楽しんでいただけるようにしたいなと思っています。ぜったいに、もう1回行きたい! と思わせるようなライブに仕上げていきたいですね。すでに僕たちもすごく興奮していますし、いろんな楽しみなことがたくさんあるんですけど、まずはただ全力で頑張っていきたいと思います。

半田龍臣:僕たちも先輩方とかのライブ見に行かせていただいたときはものすごい心臓がバクバクしているんですよ。でも、今回は逆に僕たちが皆さんをバクバクさせたいですし、その中でも本当にライブならではの衣装であったり、ライブでしかできないオリジナルのミックスの仕方やライブでしか表現できないようなパフォーマンスの仕方も考えていきたいなと思ってるので、ぜひそこは楽しみにしていただけたらなと。

――今回のライブを通しての目標みたいなものはありますか?

小波津 志:武者修行を経験したなかで、僕たちの夢だけではなく、見てくださる皆さんの夢と一緒に進んでいくこと、僕らと皆さんの夢が混じり合って化学反応を起こして爆発させるという一つのテーマというか目標があります。それが今回の単独ツアーに生かしていけると思っているので、そこで来てくださった皆さんに幸せを与えたいですし、それこそ勇気、希望、僕たちでも与えることができるんだよっていうのを楽曲やMC、ライブを通して表現したいなと。

――今回のライブを見て、アーティストになりたいという目標が生まれて……。夢が繋がっていきそうですね。

JIMMYまだまだ日本で成し遂げたいことはたくさんあって、次はZeppでのツアーになるので、もちろんここからホール、アリーナ、ドームそしていつかはスタジアムまで行けたらいいなと思います。自分たちは元々全員日本で生まれ育って、日本でアーティストとしてもっと大きくなっていきたい気持ちと同時に、グローバルアーティストとしてやっていきたいという目標がある。自分たちが受け継いだLDHというエンターテイメントを、自分たちがすごい感銘を受けたものを、より世界に広げるようになっていきたいですね。

 ――日本、タイでファンを中心に、これからもっと世界に広がっていくんですね。

JIMMY今回の武者修行を経て、タイもすごい自分たちには大切な国になりました。もちろん、日本という国ももちろん大切ですし、そこからアジアやアメリカ、UKまで行けたら一番いいなと。タイでは自分達だけでのライブはしたことがないので、また近いうちにタイで単独ライブができたらいいなと思いますね。もちろん、、僕らは日本出身ですし、日本のアーティストなので、日本の皆さんにも寂しい思いをして欲しくなくて。何か楽曲だったりライブだったり、ワールドツアーで日本公演のときは、しっかりと還元したいなという気持ちがあります。日本の皆さんにも、どこの国の皆さんにも発信できるようなそういう力を持ったグループになっていけたらいいなと思います。

――グローバルアーティストとしてどんどん飛躍していきそうですね。楽しみです。

小波津 志:今回のライブは関わってくれたすべての人に感謝の気持ちを伝える場でもあると思うので、そういったものをすべて表現できる場にしたいですね。

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−―世界進出するうえでの目標はありますか?

剣:アメリカに憧れはもちろんありますけど、それはあくまで通過点で。世界中の人に聞いていただきたくて、今はただ僕たちが活動しているのがアジアという感覚なだけ。そこからまたアメリカ、ヨーロッパに向けて進み、僕たちもまずは楽曲を広げていきたいですし、いろんな国でまた新たしいサウンドを培って、世界が化学反応が起きるようなそんな何かグループになれるように頑張ります。 

――楽しみですね。語学を勉強しなきゃですね。

剣:そうです、まずはそこですよね()。英語はJIMMYが一番話せるので。

JIMMY元々話せたわけではないんですけど、勉強して英語で配信をしたりして、ひたすら学びました。廉もタイでめちゃめちゃ一緒に勉強したよね。

渡邉 廉:一緒の部屋だったからね。マイケル·ジャクソンの曲聞きながらこれどういう意味? って教えてもらったり。

WEESAそれこそ英語だけじゃなくて現地の言葉を大切にしているので、僕だったらタイ語や韓国語も話せるようにしていけたらなと。

――確かにみんな全員得意な語学が1個ずつ持てたら最強ってことですよね。皆さん何担当にします?

剣:いや、本当そうですよね。何にしようかな()

中西椋雅:これ言ったらもう決まるで(笑)

半田龍臣:これやばいっすね()。ここで決めるの()。えー、ロンドンとかってイギリス語?

JIMMY:いやいや、めちゃめちゃ英語よ()。英語の発祥よ。()

渡邉 廉:ヨーロッパだったらスペインとかにすれば?

半田龍臣:スパニッシュ! かっこいいっすね。それにします!

渡邉 廉:僕はフランス語とか? 普通にフランスに行ってみたいっていう自分のなかで。

JIMMYあーたしかにそれはあるね。

剣:俺はもうみんなに決めてほしい。みんなのできないところを俺がやるわ。あと、誰が標準語担当にするかね。

JIMMY標準語って日本語じゃん()

WEESAうまいな~。1本取られたわ。

剣:僕はそうっすね、日本の方に全力で気持ちを伝えるということで。

渡邉 廉:おもしろいなから。上手く締めたなー。

剣:みんながここ、何か欲しいなとか、ここで喋りたいなっていうところをちゃんと補えるグループ一員としてやっぱり頑張らないとね。

JIMMY臨機応変にね。

WEESAじゃあ僕は一番難しい言葉を……アラビア語とか?

JIMMYアラビア語()。でも、いいんじゃない。WEESAにモロッコからコメントとかくるもんね。

WEESA今はまだわからないから勉強しないとね。

中西椋雅:違う言語にしたいから、中国もすごいエンターテイメント盛り上がっているみたいなので中国語かな~。いつか行けたらいいなという話で勉強始めたんですよ。数年後はみんなでペラペラになっていたいね。

小波津 志:楽しみにしててください!

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PSYCHIC FEVER(サイキック フィーバー)

LDHが運営するダンススクールEXPG STUDIOの精鋭が全国から集められた7人組グループ。2022713日にデビューし、同年9月より半年間タイでの武者修行を経て、帰国。2023517日にシンセポップで疾走感のあるリード曲「BAKU BAKU」をはじめ、挑戦的で様々なジャンルを網羅した全7曲が収録した1st EPPSYCHIC FILE 1」をリリース。6月から初の単独ライブツアー「PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2023 “P.C.F”」が開催。

Photos:Yuzo Touge Hair&Make-up:Midori Fukuda(Luana)Tomonori Nagai(Luana)Kiyomi Onuki(Luana) Styling:Kanon Fuchigami Interview&Text:Nirai Ikeshiro