結成から16人でがむしゃらに走り続け、今年1月25日に6周年を迎えたTHE RAMPAGE。ViVi誌面に全員が揃って登場するのは4年ぶり……! 7年目を駆け抜ける彼らの新たな一面を引き出すべく、普段の印象とは違う衣装や表情にトライ。メンバーのまだ見ぬ魅力やこれからの目標・決意をぎゅっと詰め込みました。今回は、「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2023“ 16”」のキックオフソング『16BOOSTERZ』は、ボーカル・パフォーマーそれぞれが色を足し、自分たちらしい楽曲にすべく試行錯誤した作品。そんな制作過程を全員で振り返ってもらいました。
7年目も16人で
エンタテインメントを届けたい
「16」とつくる未来のための原点回帰

――新曲『16BOOSTERZ』の魅力を教えてください。
浦 ではワタクシから。超カッコいい車をなんと16台もお借りして、車のイメージと合った衣装を手作りしています! 曲調としては、疾走感がありつつも、アウトロがすごくキャッチー。こちらの方はTikTokなどで色々拡散をしていきたいなと。海車とメンバーがズラリ並んだときの迫力に圧倒されました! コアなマニアの方が見たら、テンション爆上がりの車が16台。みんな実際に1回は乗っていて、僕個人としても、そのときの感触は忘れられないです!
陣 彼が今回もっとも興奮を抑えられなかったメンバーです。ではやましょーさん、振り付けのポイントをどぞ!
彰 はい。この曲を自分たちの新たな武器にしなきゃいけないと思ったんで、ちょっと尖った発言にはなるのですが、こういう曲を踊ってきた人たちと同じ振り付けにはしたくなかったっていうか……。俺らがやるからこその色を、めっちゃ探しました。「俺らだったら、どう踊れるかな?」「これやったら、他と一緒だな?」って。3〜4日くらいスタジオにこもって。
昂 今回は、自分も少し振り付けの制作に参加させていただいたんです。まこっちゃん(長谷川)が、ちょうどその時期に舞台があって。「手伝ってほしい!」と連絡がきて、イントロと、あとは間奏のダンスパートを担当しました。曲を聴いてまず、ワンカウント目からインパクトを残したいなって。16人いるし、一発目から千手観音じゃないですけど、人数を使った構成が面白いなっていうのが速攻浮かんだんです。それをメンバーで落とし込んだらめちゃくちゃカッコ良くて、映像の一発目からインパクト最高でしたね〜。
彰 アウトロと1サビの後の音サビを、みんなでステップする感じに。本来なら、それぞれのダンススタイルをかませるようなパートなのですが、そうすると新しさが出ない。普段、たっくんだったら体全体を使ってステップをやったりとか、翔吾とか翔平だと、ニュージャックスイングっていうルーツがあるから、肩が揺れちゃったりする。でも、今回はこの一瞬で、お客さんに「う!」ってのめり込んでほしくて、揃ってることのほかに、どっかにずっと定点があることが大事だなって思った。真ん中にある核がビシッと止まったままにしたかったので、MV撮影のときも、そういう風なことをメンバーにお願いしました。
壱 あそこは、あえて無機質にね。
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昂 やましょーさんの振りは、覚えるのが難しかったです。家で何回も映像見ましたもん。ふふ(笑)。
樹 そら見るでしょ(笑)。
全 ははははは(笑)。
昂 いや見るんですけど、いつも見る頻度よりももっと何度も見たっていうか。めちゃくちゃ細かい振りとかもあったので、そういうところまでしっかりと。
拓 曲も振り付けもめちゃくちゃキャッチーで、今までにありそうでなかった要素がふんだんに入っていて、僕たちらしさも最低限あってよかったなって。個人的には、そのやましょーさんからの、「バイブスをあえて消してほしい」っていうオーダーによって、今までとは違う揃い方っていうか。バイブスが外に出すぎない揃い方だからこそのシュール感があって新鮮です。
龍 でもちゃんとモーメントっていうか、パッション出す部分も残されてるから、緩急もあるし。
彰 今までで一番音を意識したかもしれないです。あと、コンセプトでまず車っていうのがあるので、その要素を入れたかったですし、画面で綺麗に見えるシャープな振り付けを意識したので、「なんとなくの、こういう感じで」って伝え方は封印しました。もう、「ここ!」「ここ!」みたいな(笑)。一から型にはめられるようにしてる。
陣 今年の16(シックスティーン)というテーマの肝は原点回帰というか、改めて僕らの16人という良さを、どれだけ引き出せるかっていうことだったので。そういう意味ではやましょーの振り付けもめちゃくちゃ見やすいですし。MVのカメラのアングルも、16人という人数を生かしてスケールが大きく見えるようになってます。16人の勢いが出せたんじゃないかと!
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R 歌の方も、疾走感を出すための工夫をしてます。サビはとくにちょっと無機質に、というか、早口にというか。あんまりリズムを際立たせないように歌ったりとか。随所にこだわりを詰め込んだので、1回聴いただけでもなんとなく耳に残っちゃう感じに仕上がったんじゃないかな。新しいスタイルの音楽になっていると思います。
壱 でも個人的に最初は、サウンドとしてはあの〜、THE RAMPAGEの今やりたいこととかを色々考えたときに、ぶっちゃけあんまり刺さっていなかったんですよ(笑)。けど、ボーカルが声入れたら、パフォーマーチームが「やっぱりボーカルが歌入れるとランペっぽくなるね」みたいなこと言ってくれて。それこそやましょーさんの振りも含めて、今は総合的にすごく好きになりました。みんな寒い中、バチ揃いで踊ってくれて。すごいよかったです。僕らのモチベーションも、作ってる中でどんどん上がっていきました。
北 もちろん、楽曲としてはかっこいいけど、最初は確かに、「へぇ、これ俺らなんだ」っていう、意外性があったというか。壱馬が言ったように、ボーカルが声を入れて、MVで見てみると、しっかりTHE RAMPAGEっぽさがあって、新しさもある。疾走感とかスピード感、キャッチーな部分もあるので、思ってた以上にいい楽曲制作ができたんじゃないかなって。
L でも本当に、今回のツアーを楽しみにしていただける楽曲になりました。僕らとしては新しい試みでもあるので、次のツアーからまた新たな形を表現できる期待が膨らんでます。
浦 手振りとかもそ〜んなに複雑ではないですし、今までやってきてるシャッフルダンスとかも取り入れていて、いろんなシチュエーションで踊ってみていただけるのではないかと。ぜひ真似していただきたいと思っております! ライブで一緒にできたらいいですね!
岩 ファンの皆さんも、これからTHE RAMPAGEを知ってくださる方も、このツアーは絶対見た方がいいです(笑)。僕らの歴史が切り替わるタイミングでもあるので。全員で世界を視野に入れて、確実にもう1ランクレベルアップしていくので。もうそれくらい覚悟が決まっています。
慎 僕らのライブは、「こんなに踊るの?」って思うぐらいに16人が踊りまくっているので、誰もが本能的に楽しめるというか、気持ちいいところを突いていけるような、パフォーマンスになってるんじゃないかと。上がりきったところからさらに上がってくのが僕ら流のライブの仕方なので。
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Model:THE RAMPAGE Photos:Hayato Takahashi Styling:Shinya Tokita Hair&Make-up:KIND Text:Yoko Kikuchi, Satoshi Asahara, Makoto Tozuka Composition:Nozomi Miura