同名の傑作漫画を実写映画化した『水は海に向かって流れる』に出演。昨年のドラマデビューから、立て続けに話題作で存在感を示している16歳の素顔にフォーカス!
撮影現場での広瀬すずさんは本当に凄い
私もこうなりたいな……と。

──『水は海に向かって流れる』はシェアハウスを舞台に、《年の差10歳》の2人が綴る爽やかな“ときめき”と“感動”の物語ですが、原作漫画を読んでどんな感想を抱きましたか?
主人公の榊さん(広瀬すず)とシェアハウスで暮らすことになる直達くん(大西利空)の間には複雑な過去の因縁があるのですが、2人がゆっくりと心を通わせていく姿を見ていて幸せな気持ちになりました。
一方で私が演じる楓ちゃんは同級生である直達くんのことが気になっているので、榊さんに嫉妬心のような気持ちを抱いていまして。年上の綺麗なお姉さんに勝つことができないもどかしさは共感することができました(笑)。
──今作は當真さんにとって初めての長編実写映画ですが、リアルに「年上の綺麗なお姉さん」である広瀬さんからはどんな刺激を受けましたか?
撮影現場で集中力を途切らせずに榊さんとして生きていることが伝わってきて、本当に凄いと思いました。表現の引き出しの多さにもびっくりして、私もこうなりたいな……と。
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──前田哲監督は當真さんの意志の強そうな目を見て楓ちゃん役にぴったりだと思ったそうですが、実際に性格が似ている部分はありますか?
監督からは『そのままで大丈夫』と言ってもらったのですが、少し戸惑いました。楓ちゃんは周囲とぶつかっても自分を曲げないタイプだと思いますが、私は“ことなかれ主義”なので。
でも、お芝居が上手くなりたいという意志は強く持ち続けたいと思っていて、最近は休日に映画館に行っていろんな作品を観るようにしています。
──昨年にドラマデビューを果たしてから次々と話題作に出演されていますが、疲れたときはどんな方法でリフレッシュしていますか?

『水は海に向かって流れる』 田島列島の同名コミックを実写映画化。高校に入学した直達は、通学のため叔父・茂道の家に居候することに。しかし 家に居候することに。しかし最寄り駅に迎えに来たのは、見知らぬ女性・榊さんだった。しかも案内されたのはシェアハウスで、クセ者ぞろいの住人たちとの共同生活が始まることに。いつしか淡い思いを抱くようになる直達だったが、2人の間には思わぬ過去の因縁があった。公開は6月9日(金)
Ⓒ2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 Ⓒ田島列島 /講談社
當真あみ 2006年11月2日生まれ。沖縄県出身。スカウトを経て2021年7月にリクルートのCMで芸能界デビュー。2022年の『妻、小学生になる。』でドラマ初出演。また、「カルピスウォーター」の14代目のCMキャラクターを務めて話題に。今後は大河ドラマ『どうする家康』などに出演、6月16日には映画『忌怪島』の公開も控える。
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Photos:Anna Miyoshi(TRON) Styling:Junko Omura Hair&Make-up:SAKURA Interview & Text:Satoshi Asahara