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“emmaに憧れてるからキャミを着る、自信を持ちたいと思うから”CHAIが語るコンプレックス論

2019.02.19

「NEOかわいい」「コンプレックスはアートなり」というメッセージをグルーヴ抜群の音に乗せて届けるCHAIが、ニューアルバム「PUNK」を発表。コンプレックスも愛しながら、自分なりのスタイルを追求して、自身を肯定して生きるCHAIのインタビューをお届けする。

世界が認めるCHAIは実はViVi読者。「なりたい自分になりたいし、言いたい人には言わせとけ」

もっとわがままに生きたいし、なりたい自分たちになりたい。

アルバムには「ファッショニスタ」という楽曲が収録されている。〈We are ファッショニスタ〉と高らかに歌い、〈何を選ぶのもぜんぶIt’s me〉〈まちがいはない!〉といった歌詞が光る。

「CHAIはファッションがすごく好き! 私たちがモデルみたいに完璧じゃないのはもちろんわかってるんだけど、だからこそ余計に、自分に似合うものを見つけて楽しんでる。”こういうときはこれを着なきゃ”“こういう服を着たらモテる”みたいに正しいとされているものとか、流行りに左右されるんじゃなく、自分なりのファッションの楽しみ方をみんなが持てたらいいなと思うんだよね」(ユウキ)

とはいえ、自分に合う服やメイクを見つけるのは、決して簡単なことではない。CHAIは、どうやって自分に似合うものを見つけてる?

「めっちゃ間違うよ。やってみて、失敗だなって。でも、なんでもやってみるかな。まずは真似から入ったらいいと思う。私には似合わないとか考えないで、体型や見た目関係なくオシャレを楽しんでほしい」(ユウキ)

「私はemmaちゃんのセンスが大好きで影響を受けてる。emmaちゃんみたいに細くないけど、emmaちゃんに憧れてキャミソールを着る。それは、自分の体には全然自信がないけど、こういう体でも見せていいんだよっていう自信を出したいと思うから」(マナ)

「私たちにとって音楽とファッションは一緒。聴いたことない、見たことないものが好きだから、CHAIの音楽はひとつのジャンルで表せるものじゃないし、一点しかない古着とかに惹かれるんだと思う」(カナ)

アルバムタイトル「PUNK」という言葉は、音楽ジャンルの"パンク"を指すのではなく、自分の生きたいように生きていくというCHAIの強い意志を表している。

「より強くなりたいし、もっとわがままに生きたいし、なりたい自分たちになるぞという気持ちを込めて『PUNK』にした。でも、なにかと戦いたいわけじゃないし、比べるわけでもない。私たちのやりたい音楽をやって、”かわいい”の価値観を変えていきたい」(マナ)

CHAIがここまで“無敵にスマイルできるわけ”は?

「CHAIがおるから。CHAIのいない場所にいると、不安になったり気持ちが揺らいだりする場面はいっぱいある。CHAIがおらんと、強くはなれないんだなって」(ユナ)

PROFILE
CHAI
「NEOかわいい」をコンセプトに活動するニュー・エキサイト・オンナバンド。メンバーはマナ(Vo./Key.)、カナ(Vo./Gt.)、ユウキ(Ba./Cho.)、ユナ(Dr./Cho.)の4人。2018年はEP・シングルを国内でリリースした他、海外レーベルとも契約を結び、国外での活動も本格化した。2月に2ndアルバム『PUNK』をリリースし、3月にはUSツアー、6月には全国ツアーを開催する。
INFORMATION
『PUNK』 GUタイアップ曲「CHOOSE GO!」、斎藤工主演映画「麻雀放浪記2020」の主題歌「Feel the BEAT」など、CHAIのサウンドの進化とメッセージの深化を見せつける10曲を収録。ジャケットのイラストはユウキが担当。好評発売中。

撮影/小林真梨子 取材・文/矢島由佳子