ViVi8月号に登場している「THE BOYZ(ドボイズ)」は、長い時間を一緒に過ごしてきたからこそ、お互いへのリスペクトで繋がったメンバーのチームワークが最強! 本誌ではTHE BOYZのチームワークを語ってくれた彼ら。NET ViViでは特別にここでしか読めない未公開インタビューを公開します!

去年1年は、僕らの「話し合いの年」でした(NEW)
――デビューから今までを振り返って、とくに大変だった出来事は何ですか?
SUNWOO(ソヌ):数え上げたらキリがないな(笑)。
KEVIN(ケビン):僕は、まずコロナ禍という状況が大変だったと思います。
HYUNJAE(ヒョンジェ):本当はもっと早く日本に来て活動したかったんですけれど、それができなかったことが、つらかったですね。
SUNWOO:ただ、その頃は『Road to Kingdom』と『Kingdom』というサバイバル番組に出演していたので、意外と忙しかったんですよ(笑)。だから何も活動できない空白の期間はなかったし、日本のファンも応援してくれていたので、僕たちも気持ちが途切れることなく頑張ることができました。
JUYEON(ジュヨン):僕は日本の活動は全て好きです。でも3年間、コロナのせいで、日本で待ってくれているファンの人たちに会えなかったから、本当に残念でした。
ERIC(エリック):会えなかった時期は、SNS などに日本のファンの人たちがたくさん書き込みをしてくれるので、しかも韓国語で書いてくれたりするので、すごいなと思うし、愛おしく感じました。韓国でのステージも日本のファンの人たちが見てくれるので、離れていてもエネルギーやモチベーションを受け取ることができました。
KEVIN:アルバム制作に携わっているときのモチベーションは、「いいものを作りたい」と言う思い。それだけでした。でも、思うように進まなかったり、僕たちが納得して、ファンの皆さんに堂々とお届けできるものまで辿り着けなかったかも、という不安もあって。そういう時は、すごく心苦しく感じられました。
Q(キュー):ただ、それはやっぱり、僕たちグループの完成度に対する理想が高い、欲求の大きさからくるものだと思います。
NEW(ニュー) :去年は、僕たちの「話し合いの年」と言っても過言ではないほど、11人がひっきりなしに集まって、THE BOYZのことを話していました。
Q:集まりすぎて、「これ以上集まるのはやめよう!」と言うぐらい、密に集まっていたんです(笑)。
KEVIN:練習室にみんなで集まって、「僕たちはこれからどう成長していくべきか」方向性についてみんなで真面目に話し合う場はたくさんありましたけど、どこかにご飯を食べに行ったりするときは、なるべく仕事の話はしないようにしていました。
YOUNGHOON(ヨンフン):僕がこれまでの中で辛かったのは、以前、怪我をしてしまったときに、1stフルアルバムのタイトル曲である『REVEAL』のパフォーマンスにほとんど参加できなかったことです。メンバーに申し訳なかったし、自分自身にがっかりしました。でもメンバーは僕が回復するまで励ましてくれていたし、誰かが全力を出せないときは必ず他の誰かがカバーできるグループなんです。
SUNWOO:グループは会話がないと成立しないと思う。みんなが言う通り、僕たちはコミュニケーションを取りながら切磋琢磨して壁を乗り越えてきたグループだと思います。
HYUNJAE:性格の違いとか、考え方の違いもあるし、それこそ練習している間に合わなかったこともあるんですけれど、会話をしながら解決することができたからこそ、これまで重大な危機を迎えることなくやってこれたなと思います。
SUNWOO:どうしても意見が合わなかった時は多数決でね(笑)。
SANGYEON(サンヨン):でも、ファンの皆さんに会えない時期が長かったのはつらかった。配信のステージや、ミート&グリーティングのイベントとかもありましたけど、本来、ステージというのは、僕たちも、ファンの皆さんからエネルギーをもらえる場だし、交換し合える場なので……。
JACOB(ジェイコブ):そう。僕らにとっていちばん大事な場所がライブなんです。それで、コロナ禍でライブができない時期は、メンバー同士でいろんな話し合いをしました。SNSを使って、少しでもファンの皆さんと繋がれるようにできることは全てやったつもりです。
JUHAKNYEON(チュハンニョン):元々、SANGYEON兄さんは、ステージに対するアイデアが豊富なんです。研究熱心で、何ができるか色々調べたりしてくれました。
SANGYEON:でも、毎回、話し合いのときは、みんな同じことを思っているんだなってことが感じられたし、いろんな困難を乗り越えるごとに、僕ら11人の絆は深まっている感じがしました。

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日本のファンの全てが可愛すぎる!!!
――昨年、日本でのコンサートを開催することができましたが、とくにどんな景色が心に残っていますか?
JUYEON:去年のコンサートは本当に意味がありました。日本デビュー直後の2019年以来、3年ぶりに、直接皆さんに会うことができたコンサートだったので、懐かしかったですし。僕たちのコンサートを待っていてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
SUNWOO:デビューしてから、あまり日本に来ることができなかったにもかかわらず、コンサートにはたくさんの人が来てくれて、これから僕らがもっともっと皆さんに幸せや楽しさを届けられる可能性を感じました。
HYUNJAE:僕は、いつも開催地で公演前に美味しいものを食べることに決めているので、それこそデリシャスな思い出ばかりですね(笑)。
SANGYEON:日本でのツアーは、言葉にできないくらいに感動しました。本当に大勢のファンの皆さんとお会いできて、お互いの「会いたかった」と言う気持ちがピッタリと重なったような気がしました。正直、感激しすぎて、最初はどう気持ちを表現していいかわからなかったほどです。
JACOB :そのときは、声出しはOKだったんですが、まだお互いどうしていいかわからない感じで。その分、拍手やペンライトを振ることで、皆さんが会えて嬉しい気持ちを表現してくださって。それがすごく楽しかった。
KEVIN:コロナの時期が少しずつ落ち着いて、大きな会場で久しぶりにファンの皆さんと会うことができたので、お互いにどうしていいかわからないようなぎこちなさがあった気がします。歓声も、どこまであげたらいいかわからないみたいな手探りの中で、ファンの人たちが、「明日はもっと一生懸命応援しよう」というメッセージをお互いに送り合っているのを見て、僕も「可愛いな」と思いました。
Q:あのときは、「コロナの時期が長かったんだな」と言うのをあらためて感じたね。
JUHAKNYEON:僕はあのとき、「自分たちは歌手なんだ」「自分たちは、歌をお客さんに届けるのが仕事なんだ」という感覚を、改めて思い出しました。本当に、ステージ側の人間じゃないと感じられないような感動がありました。大勢の人に注目されること、何年も味わったことのない感覚で、「ああ、このためにずっと頑張ってきたんだな」と心から思えました。
YOUNGHOON:日本のファンの方々は、とにかく礼儀正しくて、控えめな部分もあるのに、手作りのメッセージボードを作ってくれたりして、すごく可愛いなって思います。
ERIC:日本のファンは、とても可愛い! そして本当に優しい! マナーやモラルもとても素晴らしいと思います。忘れられないのが、2019年の5月にファンコンをやったときに、ファンの人たちが「1位おめでとう」という歌を韓国語で歌ってくれたんです。その2日前ぐらいにデビュー後初の1位をとったんですよね。あの景色は一生忘れられないです。
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JUYEON:単独で初めての大きなコンサートだったんですけれど、たくさんのファンが来てくれましたし、不思議だなって思いました。言語が違っても通じ合うことができるということに感動しました。
ERIC:そういうJUYEON兄さんは、メンバーでいちばん日本語が上手なんです!
JUYEON:まだまだですけれど。高校生の時から、少しずつ少しずつ勉強しました。でもまだまだ実力が足りないので恥ずかしいです。デビュー前の練習生の頃から、いつか日本でも活動するかもしれないと思って、勉強を始めました。でも 僕たちはいつも忙しかったから、日本語の授業を受けられる時間は少なかったんですけれど、時間があれば今でも勉強を頑張っています。
ERIC:僕は日本語を勉強する時にJUYEON兄さんのアドバイスを参考にしています。コロナ禍では、少し勉強を休んでいた時期もあったんですが、また今度日本の全国ツアーが始まるので、それまでにまた練習して実力を伸ばしていきたい。楽しみにしていてください!
SANGYEON :本当に、日本のファンのみなさんの愛情には、毎回驚かされます。みなさん、わざわざハングル文字を勉強して、僕らにもわかるようなメッセージを、すごく上手に作ってくれて、ありがたいですし、その作っている姿を想像すると、可愛いなって思います。
JACOB:公式天使の僕は、「天使」とか「私の天使」と言うメッセージが印象的です。それを見ると、「あなたこそ、僕の天使ですよ!」と言い返したくなります(笑)。
Q:ファンの皆さんがプラカードを持ってやってくださるサプライズのイベントは、毎回印象に残っています。ステージの上からファンの皆さんを見ていると、みんなペンライトを持っているせいか、宇宙のようなんです。
NEW:同感! 天空の星を見ているようで、本当に美しいなと思います。
KEVIN:最近の日本のコンサートで、ちょっとした話題になったのが、Weverseに上がってきた書き込み。「私たちこんなの持って参加していたけど覚えてる?」って書き込みがあったので、「○○の曲を歌っている時、下手の方でそれを見たよ」って具体的に書き込んだら、大勢のファンの皆さんが驚いていました。僕たちは、皆さんが思っている以上に、ステージの上から、ファンの皆さんのことがよく見えていますし、見ようと努めているんです。コンサートそのものも面白い要素はたくさんあるけれど、そうやって、ファンの皆さんの気持ちを知ることができるのが、もう一つのコンサートの楽しみだなと思います。

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「Delicious」はハッピーになれる曲!(JUHAKNYEON)
――最後に、最新曲「Delicious!」の推しポイントを教えてください!
ERIC:サビに中毒性があるんです。振り付けも「デリシャス」という言葉をうまく表現しているので、是非皆さんも TikTokなどでチャレンジしてみてほしいですね!
JUYEON:キャッチーな曲だと思います。歌詞のメッセージも明るくていいですし、振り付けも見ていると面白いポイントがいっぱいあるので注目してください!
SUNWOO:すごくキッチュな曲で、初めて僕たちの楽曲を聴く人にもお勧めしたい自信作です!
YOUNGHOON:振り付けもキャッチーだし、僕たちの可愛い一面を楽しんでもらえるんじゃないかな。
SANGYEON:視覚的に、今までにない面白い絵がお見せできるんじゃないかと思います。テーマパークの乗り物を連想させるような、面白い振り付けもあります。
JACOB:サビのパートがかっこいいです。あと、爽やかで夏にぴったりの曲です。
HYUNJAE:ステージ映えも間違いなし!
JUHAKNYEON:レコーディングの時もずっと笑顔でした。この曲を聴けばハッピーになれると思います。一緒にニコニコしたいです。
KEVIN:アルバム全体の話をすると、前作以上に今回は可愛くて明るい姿が込められていると思います。僕らがいろんな冒険をしている姿を感じてもらえるアルバムになっていると思います。また、日本のアルバムでは初めて、明るく爽やかで弾けるような曲を披露することになったので、ファンの皆さんの反応がとても気になります!
NEW:どんなふうに受け止めて、どんなふうに聴いてくださるのか楽しみです。僕たちの幅広いスペクトラム(表現の範囲)を感じていただけたら。
Q:僕たちのグループは、曲の消化力が自慢なので、それぞれの楽曲の世界観を完璧に近い状態で再現できていると思います!
全員:気軽に楽しんでもらえたら嬉しいです!
\ViVi8月号は大好評発売中♡/

通常盤 ¥2750/UNIVERSAL MUSIC IST
\NEXT!メンバー全員でQ&Aに挑戦♡/
Photos: Wakaba Noda(TRON)
Styling: Limjin fashion
Hair: Kim jeong hyun, Lee areum
Make-up: Lee jee won, Cho yun ha
Interview&Text: Yoko Kikuchi, Satoshi Asahara