あふれ出る圧倒的王子感&彼氏感、ふとした時に見せる隙。まるで神のいたずらかと思えるほど、そこには愛らしさと人間くささまで兼ね備えている。この、ピカイチのアイドルとしての才能はもはや“奇怪”レベル。そんな西畑さんの次なる主演映画は、なんとホラー映画の『忌怪島/きかいじま』。撮影秘話からメンバーの怖がりエピソードまで、アレコレきいてみました。
令和のホラーはメタバース!?
Q.『犬鳴村』 『樹海村』 『牛首村』の「恐怖の村」シリーズで知られる清水崇監督が手がけるホラー映画『忌怪島/きかいじま』 。その主演オファーが来たときはどう思いましたか?
僕自身、かなりの怖がりなので、まず「大丈夫なのかな?」と思いました。ホラー映画は、耳栓代わりにイヤホンをして観るくらいなので。でも台本を読ませていただいたら、科学と非科学が入り混じった内容で。これが映像ではどう描かれるんだろう? と楽しみに変わりましたね。
最先端テクノロジー、閉鎖的な島ならではの慣習、謎解きミステリー……、加えてサバイバル要素もあって、怖がりの僕でさえワクワクしました。メタバース(仮想空間)と迷信が残る孤島という新旧が入り混じった舞台だったので、ほんまにびっくりするぐらい令和のホラーやなって感じます。
その中で、人嫌いだった友彦の心情がどう変化していくのか、そこにも注目していただければ、と。……あとは、僕が頑張って長いセリフを言っているので、「よく覚えたね」 と思ってくれたら嬉しいです♡
Q.映画では仮想空間と現実の2つの世界が描かれていますが、もし仮想空間で別の人生にトライできるなら、どんな人生を選びますか?
この物語に出てくるVRのクオリティなら、もう現実世界に生きなくても別にいいかな、と思うんですよね。それくらい、現実を生きているのと変わらないので。そこで別の人生を選べるなら、ゆっくり暮らしたいかなあ。現実ではかなり頑張っているので……。
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Q.演じている天才脳科学者・片岡友彦のキャラクターについて教えてください!
友彦は非科学的なことは全く信じず、人との関わりもめんどくさいと考えているような人。でも、全てのことを科学で解明できるのではないかと真っすぐに追求している。
僕は文系人間なので科学的なことは一切分からないんですけど、彼の一途さには共感できたので、そこを突き詰められたらいいなと思って演じていました。
Q.撮影現場はどんな雰囲気?
ホラー映画って撮影現場も怖いものなのかな、と思っていたんですけど、全然違っていました。撮影は奄美大島で行われたんですけど、島の人は優しいし、清水組の皆さんも本当に良くしてくださって。おかげでのびのびと演じられたな、と感じています。
よく都市伝説とかでホラー映画の現場の怖い話を聞くじゃないですか。でも僕は霊感もないので大丈夫でした。ただ、僕が気づかないだけで、まわりでは何か起こっているかもしれへんな、なんて思ったりはしていましたけど(笑)。
ちなみに、なにわ男子のメンバーの中で怖がりさんは、ダントツで僕ですけど、みっちー(道枝駿佑)もなかなかです。二人とも、怖がりだけど観てしまうんですよ、ホラー系。こないだも、好きなYouTuberの怪談ライブを3時間観ました。メンバーがいる楽屋で安心しながら観る、というのが好きなんです(笑)。
Q.なにわ男子としてデビューされて早くも2年目を迎えました。メンバー個々の活躍の場も広がっていますが、今の状況をどのように見ていますか?
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Interview & Text:Naoko Yamamoto