特集テーマはずばり“カッコよさ”。カッコつけるときもフザけるときも常に全力。周囲を“グル”に巻き込んで、ドキドキもワクワクも、たまにちょっとハラハラもさせてくれる。ときには素を曝け出して、カッコ悪いをカッコイイに転換してしまう。そう、SixTONESってやっぱり生き様が最高にカッコイイ!!!!!! そんな思いを込め、ViVi40周年の記念号にSixTONES流の“カッコよさ”をフルで詰め込んだバッチバチの6人をお届け。今回は、デビューから早くも3年経った6人に語ってもらいました。傍目には自信満々、順風満帆に歩んできたように見えても、実はちょっと違っていたり……。愛するSixTONESを語る6人の姿は、正直ちょっと泣けるくらいに熱い。私たちがホレた男たち、やっぱり間違いナイみたい。
泥臭く、自分たちの武器を
一つ一つ最強にしていきたい
―― 結成から8年、デビュー4年目。今の自分たちに点数をつけるなら何点?(取材は’23年3月)
髙地 厳しめに言って50点ぐらいかな。Jr.時代は後輩が先にデビューしたり、SixTONESはこういうグループなんだぞって見せるために試行錯誤したり。そういう苦しい思いを経て、YouTubeとかSNSをやらせてもらって、結果を出してデビューさせてもらって。何か着実に一歩ずつ登っているなという感じがすごくするので、もっと登っていきたいという願望も込めてのこの点数です。
森本 俺も同じ。まだできんじゃない?ってところと、あとオリジナリティがしっかり出し切れていない気がするから、40点ってところっすかね。
松村 そういう意味では、俺は10点ぐらい。こーちと慎太郎の言う通り、まだ伸びしろがあるだろうし、そうじゃないと困るし。自分たちを支えてくれる人たちは本当に満点だと思うし、自分たちが頑張っている度合いも100点に近いと思うんだけど、総合的に見てやっぱりまだまだ。もっと上に行けるよね。
ジェシー 全然、まだまだっしょ。4周年に向けて60点とか? ありがたいことに個人の仕事は多いから。たとえば北斗だったら役者、俺だったらバラエティとか。でも俺らが同じグループってことは、世間は多分まだあまり知らないんだよ。残りの40点は、そこがまずひとつあるんじゃないかな。
京本 俺も60点ぐらいかな。個人の露出とかスキルアップはすごいけど、6人として成し遂げたことを考えたときに、まだ特別多くないなって。CDリリースと、MCを務めさせてもらっている番組『バリューの真実』しかないから。反対に、音楽面は俺ら的には満たされていると思う。カッコいいと思える音楽をやれているってところがデカイんで、そこが50点ぐらい占めていて、残り10点が6人のお仕事。それで計60点ぐらいかな、みたいな。
田中 俺はむしろ逆で、基本は100点。でも伸びしろがないのが嫌だから、余白を設けて93点にしておきますか、って。SixTONESは頑張っていると思いますよ。結果は関係なしに、やるべきことをちゃんとやれている。そういう意味では満点かなと思うけどなあ。
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―― デビューから3年経って、やりたかったことはどれくらい叶ってますか? 反対に、まだできていないことは?
森本 個人的には100%叶ってます! 俺、『ザ!鉄腕!DASH!!』に出たかったんですよ。趣味が仕事になる、そんな生活がすごくうらやましかったんですけど、叶ったんで。だから100%。でもグループとしては20~30%じゃないかな? CDを出せたしドームライブもできたけど、もっともっとできることがたくさんあると思う。
京本 6人で冠番組を持てたら、もうちょい点数も上がるのかな。
ジェシー それもSixTONESならではのものをやりたいよね。
京本 うん、SixTONESはせっかくここまで音楽を大事にしてきたから、いろんなアーティストとコラボしたりとか、理想的な音楽番組を持ちたい! そこで俺らの音楽面も、砕けた面も見せられたら、グループのカラーは浸透しやすいだろうなって思う。
――ちなみにプライベートで、6人でやってみたいことってありますか?
ジェシー ご飯は行ってるから、ディズニー行きたいねって話はしてる。みんなでイッツ・ア・スモールワールド乗りたいよね。
森本 去年は叶わなかったんだよね。みんな忙しいから……。マネージャーさんにお願いしたら、「前日のお仕事が朝4時までとかになっても大丈夫なら」って言われて、「うん、それは大丈夫です!」って(笑)。
髙地 プライベートじゃないけど、俺は6人でロケに行きたい。俺らマジで、そういうのやってないから。でもこの3年を経て、皆各々の引き出しを増やしていると思うし、どうなるんだろう? って意味でもすごく行ってみたいかも。
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――それぞれに成長されていますが、デビュー後のこの3年で一番カッコよくなったのは誰ですか?
ジェシー 俺(笑)。身体が変わったから。去年、『Tarzan』の撮影のために65キロまで絞って、今69~72キロを行き来しているんで。まあそれは置いといて、次にカッコイイのは北斗じゃない? 役者として、自信がついたんじゃないかな。
松村 俺は、慎太郎かな。どこかの時点でカッコよく振る舞うことに戸惑いがなくなった気がする。昔は自分のことを「二枚目キャラとは違うと思っている」って言ってたけど、俺はカッコイイところもいっぱいあると思っていて。最近はそういう部分をよく見ることができるようになったと思う。
森本 はい、自分です(笑)。ちゃんとスタイルを見つけました。自分が輝く毎日を送る、っていう。趣味のことをしたり、日々の中で常に笑っていたりとか、余裕が生まれてきたところが自分ではすごくいいなと思っていて。自分の次にカッコよくなった人はというと、こーち。東京に出てきて垢抜けました。
髙地 うるせーわ!!(笑)
――グループで言うと、SixTONESが一番カッコイイのはやっぱりライブですよね?
田中 そうですね。変な話、ライブのときが一番肌ツヤがいい気がする(笑)。
京本 俺らって、歌番組含め、外での勝負となると意外と緊張しちゃうんですよ。でもライブはやっぱホームなんで、はっちゃけ具合が違う。いい意味でパフォーマンスのタガが外れるんで、良さが発揮できていると思います。
ジェシー ライブですよ、ライブライブ! SixTONESのライブは巻き込み型というか、観に来た人は一緒にノッていかないと恥ずかしい。どんどん参加できるという点においては、SixTONESのライブが一番!
森本 SixTONESのライブって、一方的に見せて感じ取ってもらうわけじゃなくて、お互いにバチバチやり合って一個のライブが完成する。こっちがアガればあっちもアガる、相乗効果になってるので、逆に始まるまで不安なんですよね(笑)。毎回反応が違うから。
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――ライブの中身はどのように決めているんですか? 演出やステージの仕掛け、衣装など……。
髙地 それはもう、全部自分たちです。
田中 全員でアイデアを出し合って決める。揉めることはあんまりないですね。
京本 何となくセトリとか提案したりすることが多いのは俺と北斗。逆にリミックスコーナーとかはジェシーが詳しいから、「こういうふうにしてほしい」とオーダーしているときもあるし。一人一人が得意なところを担うというか、提案する感じです。
髙地 俺はそれを俯瞰して、「自分がお客さんだったらどっちのほうが気持ちいいかな」って意見を言うのが多いかも。
松村 うちの場合、自分たちで責任を持たないといけないという思いが強い分、人任せにしてないんですよ。そして年々、自分たちのことが分かってきている、というのも大きいのかもしれないです。
――ついにドーム公演が実現しましたが、その次に見据えている目標も教えてください。
京本 今回は追加公演という形でのドーム公演だったので。だからセトリとかも、他の会場のために組まれたものをそのまま持って行きましたが、ドームのために作ったらまたスケールも違うだろうから、次はドームツアーみたいなのをちゃんとやってみたいですよね。
ジェシー スタジアムとか、野外もいいね! 夏フェスとかも出たい!!
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裏ストバナシ。
6人揃った集合撮影で必ず爪痕を残すのがSixTONES。ピンクのソファーに座れば、「レモンサワーでいいですか?」とホステスごっこを始め、スタッフが指示せずともキレイに段差をつくって寝転がったり、自由に回転してみたり、見事な団体芸を披露。そして恒例となった変顔シーンでは、やはり今回も加減知らずで、フォトグラファーから「使える範囲の変顔でお願いします!」とリクエストされていました(笑)。
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Composition:Noriko Yoshii Interview&Text:Naoko Yamamoto, Rina Ishibashi, Satoshi Asahara