暑くて汗や皮脂が増える夏、朝はメイクのために肌をサラッとさせておきたいし、夜は夜で肌がベタベタするのはやっぱり不快……。この時期の保湿って、どうすればいい?そんな疑問に応えるべく、ベタつき絶許の夏保湿を徹底的にレクチャーします!

夏の“ベタつき”をきちんと理解する!
夏の肌のベタつき、その原因は汗や皮脂だけにあらず。ベタつく原因やベタつきの放置で肌に起こることを、ちゃんと知っておこう!
─夏のある日─

汗や皮脂でベタベタしてるし、保湿なんてしなくていいか〜

STOP! それ、さらに肌のベタつきを呼びます!

えっ! どうして

肌がベタつく要因は様々。保湿不足もその一つです!
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こんなに沢山!? “ベタつき”の原因
・化粧品の油分
保湿アイテムの油分の配合量も、肌のベタつきに影響。オイリー気味なのに油分リッチなアイテムを使っていたり、逆に乾燥肌なのにオイルフリーを使うのも、ベタつきのもと!
・汗・皮脂
夏は発汗に伴って皮脂腺が刺激されるため、皮脂の分泌が活発に。本来は肌の潤いキープに必要な皮脂だけど、必要以上に分泌されることで、ベタつきの原因になってしまう。
・気温
気温が上がると、体温を平常に保つために発汗が促され、それに伴って皮脂分泌も活発に。結果、肌表面がベタベタしやすくなる!
・湿度
湿度が高くなると汗が蒸発しにくくなり、肌表面にとどまってメイクの崩れを誘発。さらに皮脂も加わり、ドロドロベタベタ状態に。
・保湿不足&間違いスキンケア
ベタつくのが嫌で油分レスのケアをしていると、潤いを補うために皮脂分泌が活発になり肌表面がベタつきやすく。また、一度にたっぷりなじませようとしたり、なじみきらないうちに重ね塗りするのも×。
・生活習慣
暑くて運動量が減ったり冷房で冷えたりして代謝が落ちると、肌のターンオーバーも遅れがちに。すると角質がたまってケアしてもきちんと浸透せず、肌表面に残ってベタつきに。

ベタつく要因は様々でベタつき具合には差がありますが放置は厳禁! どんなベタつきも取りさって、保湿すること。

肌がベタつく原因は汗や皮脂だけではありません。保湿不足、使っている化粧品が肌に合っていない、なじませ方が雑、生活習慣の乱れなども原因になりますし、そもそも汗や皮脂の分泌が活発になる原因もいろいろあります。スキンケアに関することならすぐ改善できるので、ベタつかない保湿法を覚えましょう!
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\ただしベタつきは表面だけ!/
中身はカラカラのインナードライに
なりやすいので要注意!!

化粧水だけでケアを終わらせたり、ベタつきを潤いと思い込んで保湿をサボったりしていると、肌内部の潤いがどんどん蒸発。肌の内側だけひどく乾燥したインナードライ肌に!

オイリー肌じゃなくてもベタついちゃうんですよね??

オイリー肌のほうが肌質的にベタつきやすいです。
ですが、“ベタつき”は主観。
ドライ肌のほうが、夏はいつもよりベタつくと感じているかもしれないし逆に冬でもベタつきやすいオイリー肌の人はいつもと変わらないと感じているかもしれません。肌タイプにこだわりすぎず自分の肌感を信じて。
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“ベタつきのないうるおい肌”にするには?
夏は保水をメインにじっくり保湿していくこと! ベタつかずに保湿できます。

夏はインナードライになる人が本当に多いので、まずはじっくり水分補給を。そのうえで、自分の肌に合わせて油分を補い、水分の蒸発を防いで。肌タイプにとらわれすぎず、自分の今日の肌状態を見極めることが大事!
・保水と保湿はどう違う?
【保水】肌の内側までしっかり水分補給!
肌の内部にしっかり水分を補給して、その水分を逃さずキープするケアのこと。化粧水やローションパックが代表的なケア法。
【保湿】水分+油分で肌の潤いをキープ!
水分、油分、保湿成分などを補い、肌の潤いをキープすること。化粧水などの水分+乳液やクリームなどの油分でのケアが基本。
サラサラぷるんな肌で
\Happy Summerに!/

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photos:Yuzo Touge(model) hair&make-up:Conomi Kitahara(KiKi) styling:Ruri Matsui model:Ten Yamasaki(ViVi exclusive) text:Hiroe Miyashita illustration:murayoko composition:Masami Oguma