#ViVi国宝級イケメンランキング を担当して約6年。時代を彩る、さまざまなイケメンたちに会ってきました。この企画を通していつも思うのは、ランクインしている皆さんは人気と実力ともに備えた“イケてるメンズ”であるということ。外見うんぬんは置いておいて、この人に投票したい、ドラマや映画に出てもらいたい、広告塔になってもらいたい、といった人の心を動かす魅力を持っている方ばかり。僕が見たイケメンたちの素顔を、余すことなくシェアするべく(個人の主観と一部偏見が入った形で)、雑多な取材ウラ話をお届けしたいと思います。
ー こっそり♡取材ウラ話 ー
NOW部門1位
▼目黒蓮さん(Snow Man)
文字通り、日本一忙しいイケメン(であろう)目黒蓮さん。前回の2022年下半期1位獲得時も、ドラマ「silent」の撮影真っ只中でしたが、今回の取材もドラマ「トリリオンゲーム」の撮影を縫って、お時間を捻出してもらいました。連日の撮影とSnow Manとしてのドーム公演で、さぞお疲れになっているはず、そんな編集部の心配とは裏腹に、「よろしくお願いします〜!」と、ハニかんだ様子でスタジオ入り。疲れた様子を一切見せることなく、そこにはいつもの、イメージのままの目黒さんが。
取材中、特に印象的だったのは、「現状とその忙しさ」について聞いた時のこと。
「僕は嬉しかった思い出よりも悔しかった思い出の方が、頑張るバネになるんです。(インタビューしているViViの)皆さんはどうですか?」
機械的にインタビューを受けるのではなく、あくまで人間と人間のコミュニケーションをとろうとしている様に、素直に驚きました。かと思いきや、取材中、急にバッと手を出して空を掴み「お、捕まえた!」とにっこり。ゆっくり拳をひらいて「あー、逃しちゃった、、」と蚊を捕まえられなかったことに、思わずはしゃぐ無邪気な姿も見せてくれました。
どこまでも自然体で、真っ直ぐ。気持ちのイイ、男前な目黒さんが多くの人に愛されるワケが少しだけわかったような気がしました。
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NEXT部門1位
▼長尾謙杜さん(なにわ男子)
ファッションやカルチャーが大好きな長尾さん。その分野の話になると1.5倍テンションが上がるご様子。
スタジオに入ってきた時に素敵なグラフィックのTシャツを着ていたので、それはどちらのですか? と尋ねると、心なしか嬉しそうに「あ、これは〇〇と▲▲のコラボのもので〜」と熱心に教えてくれたり。スタイリストがサングラスを持ってくると、「自分も××のサングラス、最近買って〜」と、スタイリストも驚くほどの知識量でファッション談義に花が咲いたり。
キラキラしたアイドルとしての姿がピカイチなのは言うまでもなく、「自分の好きなもの」をとことん突き詰めて、ちゃんとファッションや振る舞いで表現しようとする姿までカッコいい方だなと感じました。
以前、ViVi5月号のなにわ男子の皆さんを取材した際に「いつかオーバーグラウンドとアンダーグラウンドのカルチャーを繋げたい」と語ってくれたのが印象的で、今回も韓国に行った際のエピソード(詳しくはViVi9月号本誌のインタビューにて)や、デザイナーのお友達が増えてきたことなど、長尾さんが自分らしく歩み続け、「好き」を広げている様子がよくわかるインタビューとなりました。
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NEXT部門4位
▼西村拓哉さん(Lil かんさい/関西ジャニーズJr.)
前回の2022年下半期のランキングで初めてランクインした西村さん。その際につけたキャッチフレーズは、「”彼氏感”成分配合のあざと職人」。担当編集の僕は当時、まだ西村さんとお会いしたことがなく、YouTubeや過去のインタビュー・映像作品、投票してくれた皆さまのコメントをもとにキャッチをつけました。
彼氏感とは、あざとさとはどういうことか、それを確かめるべく今回取材をオファーすることに。第一印象は(超絶カッコいいことは言うまでもなく)“感じの良い好青年”という感じ。しかし、撮影からインタビューと進めていくうちに、段々とその本性・魔力が垣間見えてきたのです。
「僕が彼氏だったとして『こうしたら喜ぶかな』ってことを心から思って、ファンの方にやってあげることはできるじゃないですか」と、思わず膝を打つ名言が出てきたり、「ファンのみなさんを幸せにすることが生きがいなんです」とインタビューを締めくくってくれたり。
西村さんから放たれる言葉、(あざといかもしれないけど)どれもが大まじめに思っていることで、一切の嘘がない。インタビューを終えて、思わずライターさんと顔を見合わせました。「これは新たなる脅威だ。存在を知ってしまったら最後、沼落ちするしかないぞ」と。“あざとさ”と“彼氏感”を、身をもって体感できた取材となりました。
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NEXT部門8位
▼山下幸輝さん
ドラマ「君の花になる」から生まれたグループ・8LOOMの取材で初めて山下さんに会った時、(つかみどころのない人というわけではなく)「つかみどころ」が不思議な場所にある、そんな印象を受けました。思わず愛でたくなるような可愛らしい見た目や、マイペースな様子、時折見せる天然ぶりに一瞬「弟キャラ」なのかな、と思ってしまう。
ただ、「人にも物事にも、最初からガッツかない性格で。一回俯瞰して、自分なりに研究してから入るようにしているんです」と本人も語るように、常に黙々と何かについて真面目に考えている。
とりわけお仕事に対しては、目の前のことを一歩一歩着実に、ひたむきに取り組んでいて、まさに両A面の魅力があると感じます。そんな出会った人・見る人の心をくすぐって、ザワつかせている山下さんに「なぜ今回ランクインできたと思いますか?」と聞くと「ギャップ……なのかな? ふだん、あまり何も考えていないように見せかけて、お芝居やダンスなど表現をする際にキチッとメリハリがあるところ、とか?」と自信なさげに納得の回答をしてくれました。実は誰よりも地に足がついていて、ひたむきに努力ができる。そんな山下さんの魅力がつまったインタビューは、ぜひ誌面でチェックしてくださいね。
また、質問に所々詰まりながらも一生懸命考える姿がなんとも愛おしい(ViViスタッフ一同悶えた)、動画インタビューも近日公開予定です。どうぞお楽しみに。
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NEXT部門9位
▼杢代和人さん(原因は自分にある。)
今回取材した誰よりも同企画に対して熱量の高かった、杢代和人さん。先月のViVi8月号「月刊国宝級イケメン」の連載では「イケメンに貪欲な男」と表現しましたが、まさにその通りで、自分に自信を持っていて、とことん“イケてるメンズ”であることにストイックなんです。
外見のカッコ良さは説明不要ですが、彼の魅力はなによりもその内面にあります。撮影中のポージングや表情、ひいてはインタビューでも、今の状況で自分が何をどう求められているか、瞬時に理解できたり。撮影で関わるスタッフ全員が、気づいたら笑顔になっているという特殊能力を持っていたり(『仮面ライダーギーツ』の現場でもスタッフさんたちに愛されまくっているという噂話にも納得)。
コメント動画撮影の際、とても長いカンペなのに一言一句間違えずに1テイクですらすらカンペキに成功させたり。スター要素まで兼ね備えていて、とにかく“イケてる”。
そんな、終始ハイテンションな現場となった取材が終わる頃には、(前回もそうでしたが)皆が杢代さんのことを人として好きになっている。そう思わせる不思議な魅力があるんです。
帰り際、今回の9位に火がついたのか「僕、頑張ります! これからもよろしくお願いします!」と急に担当編集(男)にハグしてくるほど熱くなっていた杢代さん。やはり、やることなすこと全てがレベチなイケメン、それが杢代和人なんだと改めて実感しました。
※本記事はあくまで担当編集の個人としての感想です!