8/3に配信がスタートしたPrime Videoの『バチェラー・ジャパン』シーズン5。前回の『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2で、最後の2人まで残りながら惜しくも選ばれなかった長谷川惠一さんが、新バチェラーに就任していることでも大きな話題を集めています。
このたび、その長谷川さんにインタビューが実現。当時の心境と今回の旅への想いを直撃しました!
人生のパートナーを見つけられるのはこの旅しかない、と思った

――『バチェロレッテ·ジャパン』シーズン2以来のインタビューとなります。よろしくお願いします。
長谷川 お久しぶりです(笑)。
――今回はバチェラーとしての参加になります。選ばれたときの気持ちと、参加を決めた理由を教えていただけますか。
長谷川 選ばれたときは、まずは「嬉しい」でしたね。やはり前回がああいう結果で終わってしまったので(長谷川さんは最後の2人まで残ったものの、惜しくも選ばれず)、再び自分の最愛の人を見つけるチャンスが巡ってきた、という喜びが大きかったです。一方で、「いるのかな……」とも。本当にそういう人と巡り合えるのだろうか、という不安も同時に襲ってきましたね。
参加を決めた理由としましては……、『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2の旅の前もそうだったんですけど、旅が終わってからは仕事ばかりの日々になっていまして。でも前回の旅は、自分にとって、恋愛というものとちゃんと向き合えた素晴らしい環境だったので、やはり人生のパートナーを見つけられるのはこの旅しかないだろうな、と思い、参加を決めました。
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――『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2のときは、長谷川さんは旅を通じて一番成長した男性メンバー、ということで大きな注目を集めました。今回、バチェラーという立場になったことで意識的に変えたこと、実際に変わったことはありますか?
長谷川 今回の旅の中でも意識して変えたところはありますし、番組を見ていただけたら分かると思うんですけど、それなりに成長したところもあると思います。とくに良かったなと思うのは、相手に対して自分の気持ちをしっかり伝えることを心がけたこと。やはり気持ちって、言葉にして伝えることで相手にしっかり届くところがある。前回の旅ではその大切さを学びましたし、そこが自分の中で一番成長できたところだった、という思いがありましたので、そこへの意識は崩さないようにしようと思っていました。
――選ばれる側として伝えるのと、選ぶ側として伝えるのとでは、何か違いはありますか?
長谷川 たしかに今回、立場は変わっているんですけど、自分の中の気持ちはあまり変わっていなくて。バチェラーは選ぶ側ですけど、選ばれないと……、つまり相手からも好きになってもらわないと始まりません。だから伝え方も、スタンスとしてはあまり変わらなかったですね。一人の人と向き合うときはその人だけを見ていたので、“1対1”が何回もあるというような感覚でした。
――長谷川さんは、『バチェロレッテ·ジャパン』シーズン2のときは、最初のカクテルパーティーでバチェロレッテに話しかけられなかったほど伝えることが苦手そうでした。そこからの成長が大きな話題となったわけですが、今回、女性メンバーの1人·月田侑里さんも、最初のカクテルパーティーで長谷川さんに話しに行けませんでしたよね。その月田さんをあえて落とさなかったのは、かつての自分の姿が重なった部分もあったからなんでしょうか?
長谷川 最初にバチェロレッテに話しかけられなかったというのは、自分の中でもすごく後悔していたことです。なんであんなに行けなかったんだろうって、後から情けなさでいっぱいになりました。だからこそ、話しかけられない気持ちはすごく分かる。やはりあの場じゃないと分からない緊張感とか緊迫感とか、すごいんですよ。とくに最初なんて、誰が何をしていいか分からない状態なので、みんな「私が私が」みたいな感じになる。そんな中で話しかけるのに臆してしまうとか、話しかけようとしてもタイミングを外してしまうとか、どうしても起こってしまうことなので、月田さんの気持ちに共感したところはかなりありましたね。
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女性メンバーのシスターフッドにも注目

―― 一方で今回の『バチェラー·ジャパン』は、女性陣たちの、ライバルでありながら仲間、という絆がものすごく素敵でした。完成した番組を見て、長谷川さんはあの女性陣の関係性をどう思われましたか?
長谷川 当時は分からなかったことを後で見させてもらって、「こういうふうに思ってたんだ!」とか、「あれはこういう理由だったんだ!」とか、いろんなことがよく分かりました。と同時に、僕から見ても女性陣の絆、関係性っていうのは素晴らしいなと思って。もちろんバトルもあるんですけど、それがお互いを認め合いながら切磋琢磨しているという感じで。仲の良さからなのか、ズバズバ指摘し合っているところなど、面白い関係性が見れたなとも思いましたね。そこは、今までの『バチェラー・ジャパン』にはない感じなんじゃないかな、と思っています。
――長谷川さんは『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2で男性メンバーたちと一緒に過ごしていましたが、今回の女性陣たちの関係性とはまた違うなと思いました?
長谷川 男性陣は圧倒的に、あんまり恋愛のことは話さないですよね。「今日何食べる?」ぐらいか、みんなで筋トレをしているか(笑)。そういう他愛もないことばかりしていて、正直、みんなでいるときにバチェロレッテの尾﨑美樹さんの話とかはほとんどしていなかったんですよ。そこはやっぱり野郎同士だったな、と思いました。その点、女性陣はちゃんと恋愛にフォーカスした会話をしていて。もちろん全部が全部そうじゃなかったかもしれないですけど、見てる範囲だと、ちゃんと恋愛と向き合っているなという印象を受けましたね。
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――それゆえ、ときどき長谷川さんに対する辛辣なコメントも出ていましたよね。
長谷川 何か言ってましたよね、はい……(悲しそう)。「そういうつもりじゃなかったんだけどな」とか思いながら見たりしていましたけど(笑)、やはり最初の段階では自分もまだまだ成長しきれていないというか、不甲斐ないところも見せてしまっていたので仕方ないですね。伝えきれていなかったというか、伝えたつもりでいても伝わっていなかったり、違うほうに伝わっているんだ、とか。そこはいろいろ気づかせてもらって、勉強になりました。
――とくに、(第二話で)子供の話をしたことでいろいろ指摘されるシーンは印象的でした。あの出来事は、あらためてどう思われますか?
長谷川 もちろん子供は授かるものなので、将来どうなるか分からないんですけど、大前提として、自分が結婚するとなったら、子供が欲しいなというのはずっと思っていたことなんですね。それだけに自分の中でそれが先走ってしまって、結婚=子供というマインドで話してしまったし、気を遣わせてしまった。そこは自分の足りなかったところだなと、あらためて反省しました。
――女性ってこういうこと考えてるんだな、という学びにもなったと。
長谷川 色々な女性がいて、色々な考え方もある中で、そういう視点が足りず、何人もの女性がいる場で、子供のことを話題にしてしまいました。反省とともに、本当に勉強になりました。
――ああやって指摘されることは、男性にとってはどうなんでしょう?
長谷川 自分は嬉しいですし、ありがたいと思いました。何より言ってもらえないと分からないですから。自分の中に貯め込んで最終的に爆発してしまうのが一番悲しい結果だと思うので、言いにくいことも会話のなかで遠慮せずに言ってもらいたいです。それがお互いにとってもいいんじゃないかと思います。
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インタビュー後編へつづく
このインタビューの続きは8/13に配信します。
『バチェラー・ジャパン』シーズン5
Prime Videoにて独占配信中
作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BZZC8CKV
※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。
話数:本編10話
©2023 Warner Bros. International Television Production Limited
Photos:Tohru Daimon
Interview&Text:Naoko Yamamoto