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ストールンローズを巡る話し合いの真相とは?『バチェラー・ジャパン』参加女性インタビュー後編【ネタバレあり】 

2023.08.13

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8/3に配信がスタートするや、大好評を博している『バチェラー・ジャパン』シーズン5。中でも今回は女性メンバーたちの絆が深く、今までにはなかったシスターフッドぶりも話題になっています。その中から、周典さん鈴木光さん、竹下理恵さん、西山真央さんがViViに登場。本編では伝えきれなかったバチェラーへの想い、そして裏側で起こっていた様々なドラマについて語ってくれました!

インタビュー前編はこちら

「女性同士衝突することもあったけど励まし合って頑張ってきた」『バチェラー・ジャパン』参加女性インタビュー前編【ネタバレあり】

2on 1 デートだけは精神的にキツかった

左から、周典さん、竹下理恵さん、鈴木光さん、西山真央さん

――誰かがデートに行っている間はどんな雰囲気だったんですか? 選ばれなくて重い感じだったのか、それとも……

竹下 2 on 1 デートのときは重かったですね。

鈴木 誰かが楽しいデートをしているときは、割り切れたんですよ。「何しているんだろうね」とかあまり考えずに、美味しいものを食べたり、遊んだり。

 全体的に、「せっかくだからデートを楽しんでほしいよね」という空気だったと思います。

――おっしゃられたように、第4話の2 on 1デートのときだけは、参加しなかったメンバーもすごくツラそうに見えました。とくに結果が分かったときは、どういうお気持ちだったんですか?

竹下 2 on 1 デートはりさ(輿水りささん)とまおぴ(西山真央さん)が参加したんですけど、2人はもともとアピールの仕方が全然違っていたので、いろいろと衝撃が大きかったですね。とくにりさは、けっこう真っ直ぐに長谷川さんに愛を伝えていたから。

鈴木 しかも2 on 1 デートの後って、選ばれなかったほうは私たちに挨拶ができないまま去って行くんですよ。スーツケースが運ばれてしまうので。だからライバルが一人いなくなったという感覚ではなくて、大事な友達ときちんとお別れができなかったという感覚のほうが強くて。りさは私たちに「バイバイ」と言うこともできず、一人で泣きながら帰っているのかなとか思うと、悲しくて悲しくて。イチ友達としての使命を果たせなくて悔しい、みたいな気持ちがありました。

 カクテルパーティーの後のローズセレモニーは、カクテルパーティーを経て誰かが去ることになると分かったうえでのぞむので、覚悟を決める心の準備期間があるんですよね。でも2 on 1 デートはそうじゃなくて、急に「今日は2 on 1 デートです」と言われるから。で、「参加者は西山さんと輿水さんです」って言われて、結果として選ばれなかったりさはそのまま帰って行っちゃったので、心の準備が全くなかったこともショックが大きかった原因かなと思いました。

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「人として好き」というひと言の真相は……

――鈴木さんは、長谷川さんに「人として好き」というひと言を伝えたじゃないですか。あれはどういう思いだったんでしょう? 長谷川さんの気持ちに火をつけたかったんですか?

鈴木 火をつけたかった、というのは本当にその通りで。私は最初のカクテルパーティーでファーストインプレッションローズをいただいてから、ずっとデートに呼ばれなかったんですよ。だから私、最初のローズをもらったときが一番気持ち的に盛り上がっていて、ちゃんと長谷川さんと向き合っていこう! と燃えていたんです。でもその後、すごくお預けにされて。だからようやくマリアッチデートに呼ばれたときは、「もっと私に惚れさせてみてよ」という思いを込めて、あの一言を言ったんです。「ぞっこんにさせてよ」っていう気持ちで。

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ストールンローズを巡っておこなわれた話し合いの真相

――ストールンローズを「誰が使うか?」という話し合いは、まさに“ドラマ”でした。実際はどのくらい話し合われていたんですか?

鈴木 もう長すぎて忘れちゃいました。2時間半ぐらい?

西山 しかも「ストールンローズを使えるよ」ということは前日から言われていたから、もうその後は、そのことで頭がいっぱいで。実質、30時間以上考えてたわけなので。

――竹下さんは序盤から迷いなくストレートに、長谷川さんに思いを伝えていく姿が印象的でした。その気持ちはブレることはなかったんですか?

竹下 彼に対しての気持ちは、基本的にブレることはなかったです。ストールンローズが出てきたときも彼に会いたい、会って話したい気持ちが変わることはなくて、行かないという選択肢はもちろんありませんでした。……ただストールンローズのときは話し合いがとにかく長かったので、実を言うとあのときだけは、ちょっとだけブレた瞬間ではありました。

――月田侑里さんもストールンローズを使いたい気持ちを伝えていました。もし月田さんが「絶対に私が使いたい!」と言い張ったら、譲っていました?

竹下 もしも彼女の想いが強いと感じたら、「私と同じぐらいの気持ちなら……」って言ったかもしれないです。でも当時を振り返れば、周りの女性たちも月田さんを含め、素敵な人ばかりだからこそ、この瞬間に思いを伝えないと明日自分はもういないかもしれないというすごく特殊な状況でした。絶対に行きたいという気持ちがすごく強かったので、彼女の想いの強さを私はあの時、感じることができなかったので、譲る気持ちにはなれなかったんだと思います。ただ、もちろん葛藤はめちゃくちゃありました。

鈴木 本当に長い間話し合っていたし、その中で何回もみんなが自分たちの思いを話していて。ツッキー(月田侑里さん)は、ちょっと意思表示が弱かったのかもしれません

竹下 そうだね。たしかに彼女は感情を強く出すのが苦手なタイプだったと思うけど、あそこは苦手でも出さなきゃいけない場だったと思う。

――その夜、女性陣は花火が打ち上がる中、プールに飛び込んで抱き合ったりしていました。あのときはみんな、どういう思いだったんでしょう?

鈴木 あのときは、何を思い返しても何を想像しても楽しい気持ちにはならなくて。なので、もう変なことをして笑うしかないなって思いました。ああいえば良かったのかなとか、こう言えば良かったのかなとか、どう振り返ってもポジティブじゃないことを考えてしまっていたので。

西山 まいまい(尾真衣さん)は「ツッキーがストールンローズを使おうとしたのを止めちゃった」みたいな思いを持っているし、ツッキーは使いたかったけど使えなかったと思っているし、悠里(大内悠里さん)はストールンローズによってデートを奪われたわけだし、それぞれシュンとしていたところがあったんです。だけど、いやもうみんなツラいよ! よく頑張ったよ! と。そう言ってみんなで飛び込んだ、という感じです。自分だけツラいと思うのはやめよう! みたいな話もしましたね。

鈴木 だから私、プールの中で逆立ちしました。

竹下 プールの中で逆立ちってできるの!? 息できるの??

鈴木 普通の服を着て、靴も履いていたからめちゃくちゃ重くて。でもそれでみんながアハハって笑ってくれて、良かった。

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女性たちの表情の変化に注目してほしい!

――長いような、短いような旅だったと思いますが、この旅を通して恋愛観は変わりましたか? その変化についても教えてください。

鈴木 私はこれまで、普段からあまりデートをしないというか、外に出歩かなかったんですね。なんですけど、この旅を終えて、行動することの大切さを学びました。

竹下 この旅はインターネットが使えないので、情報を得るには、自分で考えるかみんなに聞くぐらいしか方法がなかったんですね。だから思考がシンプルになって、結果、自分の想いを真っすぐ伝えることが大切なんだ、ということにたどり着きました。今後も変に遠回りをして駆け引きをするよりも、想いを真っすぐ伝えていこうと思いました。

 私は変化はあまりなかったんですけど、やっぱり自分らしくいることが大切だとあらためて思いました。今回も自分らしくいた結果、長谷川さんは運命の相手ではなかったんですけど、後悔はなかったから。なのでやっぱりこれからもこのままいこう、って思いました。

西山 私は切り替えとか、自立とか。それは前から大事だなと思っていたんですけど、もっと大事だなって思うようになりましたね。相手に依存したり、期待をかけすぎたりすると、自分ダメになっていっちゃうというか。求めるものが返ってこなかったときに落ち込む、っていうことがあると思うんですけど、そうじゃなくて、常に自分の機嫌は自分でとれるようにしたいと思うようになりました。

――では最後に、あらためて『バチェラー・ジャパンシーズン5の見どころを伝えていただけますでしょうか?

鈴木 女性たちの、恋を掴もうとする行動力や発言に注目して見てください!

 やっぱり時間の積み重ねとともに、長谷川さんに対する気持ちも強くなっていくので、行動や発言もいろいろと変化していきます。

西山 あと、あれじゃない? バチェラーがどんどん獣化というか、オス感が出てくる。そこも見どころだと思います(笑)。

全員 アハハ!

鈴木 それと、みんなプクプク太っていく、その経過も見てほしいですね。メキシコではとにかくご飯が美味しくて、ずっと食べていたので、最初の頃と見比べたらみんなぷっくりしている(笑)。

西山 1日何食とかじゃないですからね。1食をずーっと食べている感じ。途切れなかったですから。

竹下 でも1話からの変化というと、長谷川さんのオス化もだけど(笑)、とくに女性たちの表情が変わっていっていると思います。とくに女性メンバーたちといるときと、長谷川さんといるときの表情の変化は、意識して見ていると「こういうふうに変わるな」「前はこんなに違う顔しなかったよね」というのが分かるので、そこをチェックして見るとより面白いかもしれません。

――なるほど! それは意識して見ていきたいところですね。今日は皆さん、ありがとうございました。

『バチェラー・ジャパン』シーズン5
Prime Videoにて独占配信中
作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BZZC8CKV

配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。
話数:本編10
©2023 Warner Bros. International Television Production Limited

Photos:Tohru Daimon
Interview&Text:Naoko Yamamoto