AmazonのPrime Videoの大人気シリーズ『バチェラー・ジャパン』。シーズン5が遂に全エピソード配信となり、バチェラーの長谷川惠一さんが選んだお相手が判明しました! それは、バチェラーだけでなく女性メンバーからも信頼されていた大内悠里さん。初のカップル取材となる今回。恋に落ちた瞬間のことから、撮影が終わって今日までどのように過ごしてきたのか、そして将来のことまで、全部語ってくれました!
お互いをより好きになっている最中

――このたびはおめでとうございます。アフタートークの回では、現在は遠距離恋愛中とお話しされていましたが、旅を終えられた後はどのようなお付き合いをしているのか教えてください。
長谷川 実は一緒に住み始めました。
大内 旅が終わった直後は、私の住んでいた名古屋と、長谷川さんの住んでいる東京とを、お互いに行き来していて。1ヵ月の半分ぐらいは一緒にいたんじゃないかな。でも旅の前から、私が東京にお店を出す予定があって。この春にいい物件が見つかったので、その出店のタイミングで東京に移ることになって、そこから一緒に住み始めました。
――実際に交際するようになって、あらためてお互いにどんな印象を抱いていますか?
長谷川 どんな印象ですか、大内さん?(笑)。
大内 旅のときとのギャップはいい意味でなくて、変わらずちゃんと話し合いで調整ができるというか。旅の中でもやっていたように、価値観のズレが見つかったときはお互いの意見をすり合わせる、という作業が自然とできているので、むしろ彼の良さをより知っていっている、という感じです。年齢も趣味も人間のタイプも全く違うと思うんですけど、その中で寄り添ってくれる。すごい柔軟性があって、「素敵な人だなあ」ってまた好きになりました。
長谷川 まあ、そこが自分の売りなので(笑)。
大内 ワハハ! そちらはいかがですか?
長谷川 僕は……、悠里は番組の中でも「好きになったらすごく甘える」というのを言っていたんですね。でもメキシコの旅では、その部分をなかなか引き出せなくて。日本に戻ってお互いの家族に会ったりする中で、少し見え隠れするようになって、最近は全部見せてくれるようになりました。やっぱり可愛らしいですし、他の人には見せない部分を見せてくれるっていうのは、嬉しい部分ですね。
――甘えてくれるというのは、たとえばどんな……?
大内 この前は夜中に「お姫様抱っこして♡」って抱っこしてもらって。そしたらベッドにブン投げられて「ワーッ!!」ってなって……。これ、記事になるんですよね? めっちゃ恥ずかしい! 全話が配信されるまでは一緒に外出できなかったので、そんなふうに家の中できゃっきゃ遊んでいました。
長谷川 一緒に住んではいるけど生活リズムが違うので、会う時間があるようで少なくて。だから一緒にいるときは、より甘えが増している気がします。
大内 私、どんなふうに甘えている!?
長谷川 声も、番組で喋っていたときみたいに低くないんですよ。全然違います。
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「お預けだね」の言葉の意味が回収されたとき、恋に落ちた

――長谷川さんは16人の参加女性の中から大内さんにファイナルローズを渡されたわけですが、どの段階から大内さんのことが気になっていたのでしょう?
長谷川 初対面のときから気になる人の1人には入っていました。ただ……、彼女と最初のツーショットデートをしたとき、めちゃくちゃ距離を感じたんです。実際、彼女も「あのときはモードに入っていなかった」と言っていて。男ってそういう生き物なのか分からないですけど、そうなるとなぜか追いたくなってしまう。火をつけられた、というのはありましたね。サプライズローズを渡して意識をさせる、ということもできたかもしれないですけど、それは何かズルいなと思って。あえて渡さずに、もうちょっと自分で距離を詰めたかったんです。その後はカクテルパーティーとかでいろいろ話すうちに、彼女も徐々に近づいてきてくれているなという気はしていたので、振り返るとエピソード3のツーショットデートぐらいからですかね。
――大内さんは、メキシコでの最後のデートで「急に恋に落ちた」とおっしゃっていました。そこの過程をもう少し具体的に教えていただけますか?
大内 まずあのデートの前に、私はストールンローズによってデートが中止になった、という経緯があったんですけど、その際に彼から「またデート、お預けだね」みたいなことを言われたんですよ。私は母親に女手一つで育ててもらったんですけど、母はすごく忙しい人だったので、約束していたことが叶わなくなった、ということが多かったんです。だから人との約束に期待をしないようにしよう、とガードするクセがついていて。最初のツーショットデートのときにもそのことは伝えていたんですよ。「ビジネスも恋愛も次がある保証なんてないからね」って。とくにこの旅って、自分が残れるか、明日がくるかも分からない。その環境下で「お預け」と言われたことに、私は「カッチーン!」ときてしまって。スタッフさんにも「帰ります!」と相談したりして、爆発寸前でした。そんな気持ちの中で行ったデートで、あのとき見られなかった花火を上げてくれて、「お預けだね」の言葉を伏線回収してくれたというか、「えっ、本当にお預けという意味で言ってくれていたんだ、約束を守るよっていう意味だったんだ」と思ったら、すごい刺さってしまって。彼の言葉には期待していいんだ、信じていいんだっていう……。
長谷川 そりゃそうでしょう。約束したんだから。
大内 思い出したら泣けますね。言葉を軽んじない人なんだなと思ったら、私の昔からのコンプレックスにぶっ刺さりまくって、大好き!ってなりました。
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SNSを見て、祝福してもらえないんじゃないかと不安になったこともあった

――長谷川さんは、大内さんの前だけ“オスみ”が出ると、MC陣の間でも話題になっていました。その自覚はありましたか?
長谷川 自分で番組を見ないと分からなかったですけど、見たらまあ……(笑)。コイツやってんな、と(笑)。もちろんそのときは自覚はないですし、どっちが本当の自分かも全く分からないですけど、多分、この自分が好きなんだろうな、とだけ思いました。……でも別に普段から、そんなにオラオラしていないよね?
大内 オラオラというか、男らしいなとは思います。けっこう「かわいい」って言われてることが多かったんですけど、かわいいの意味があんまり分からないんですよね。
――どういうときに「男らしいな」と思われますか?
大内 ええっ! けっこうありますけど……、どうなんだろう……。
長谷川 全然出てこないじゃん(笑)。
大内 番組の前半エピソードが配信された後、私が友達とお酒を飲んで帰ってきて、うっかりSNSを見て不安定な気持ちになってしまったときがあったんですね。このままだとみんなに祝福してもらえないんじゃないか、って。それでパニックになって大泣きしていたら、「俺が決めた答えだし、俺が絶対悠里のこと守るから」みたいなニュアンスのことを言ってくれて。
長谷川 もっと、めちゃくちゃいいこと言いましたよ!
大内 そうなんですけど、酔っぱらってて、そんなニュアンスだったなということしか覚えてなくて(笑)。でもそういう感じで熱く伝えてくれたときは、男らしさを感じましたね。「守る」とか、人によってはどういう捉え方になるか分からないですけど、私には「頼もしいな」って刺さりました。
――長谷川さんは、番組を見て、大内さんと女性メンバーとの会話などから「あのときこう思っていたのか!」と発見だったことはありましたか?
長谷川 最初にツーショットデートをした後、女性メンバーたちに「こういう人だった」と、私の良さみたいなのを伝えてくれていたのが印象的でした。しかもみんなが生徒のように集まって真剣に聞いていて、誰ですかこの方は?みたいな(笑)。でも、それだけ悠里がまわりから信頼される関係を築いていたんだなあと尊敬したというか。少なくとも俺にはできないことだと思いました。
――実際お付き合いをされるようになって、女性陣から信頼されていたのはこういうところだな、みたいなことは感じられますか?
長谷川 彼女は会社の代表を務めていますけど、社員の方とかアルバイトの方に対して、下から目線で接しているというか。関わってくれている人たちに対して、日頃からすごく感謝を持っている素敵な人だなっていうのは強く思います。
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思ったことは溜め込まず常にすり合わせていきたい

――長谷川さんは大内さんのことを「今まで見たことのなかったタイプ」と言っていました。そのような恋は自分にどのような影響をもたらしましたか?
長谷川 見たことがないタイプっていうのは、性格だけじゃなく挙動不審な動きもなんですけど(笑)、やっぱり一緒にいて楽しいですね。彼女はアップダウンもあるんですけど、きちんと話し合いができています。自分は20代の頃は、ケンカしたら話すのも嫌になって逃げるところがあったんです。でも彼女といると、「ちゃんと話すべきだな」ということを毎回思わせてもらえますし、あと、お互いに事業をしていることもあって刺激ももらえる。自分は数字がマジで苦手なので、いろいろ分からないことを教えてもらったりして、助けられてもいます。
大内 損益分岐は私が計算してあげました(笑)。
――アフタートークの回での婚約発表は、今回が初めて。今後、いい関係でいるために何か意識していることはありますか?
長谷川 やはり、もともとの価値観が違うし、人間のタイプも違うと思うので、そこをお互いがどうすり合わせていくのか、ということが全てなんじゃないかと思っています。そこを自分の中で放置したり、違うなって思いながら進んでいくと、いいことはないかと。だから気になったことをため込まずに言い合う、ということは何より意識していきたいですね。
大内 私はもともと、あまり思っていることを言えないタイプなんですよ。だけど顔に出てきちゃうので、彼がすぐ気づいて聞いてくれる。今後はそれを自発的にできたらいいなと思っていて。待ちの姿勢じゃなくて自分から伝えていくというふうに改善していきたいな、というのは一番思っていることですね。
長谷川 本当に、顔に出ます!(笑)。
大内 そこも受け入れてくれるので、安心して一緒に居られる。だから、一個だけ付け加えさせてもらうと、本当は婚約ではなくて入籍をしたかったんですよ。でもさすがに番組の公開までは……と延期したんです。
――そうだったんですね! 最後に、あらためて『バチェラー・ジャパン』がお二人にとってどのような経験だったかお聞かせください。
長谷川 旅の中では苦しいことのほうが多かったし、デートも100%の状態で楽しめていたかといったら、そうでもない。とにかく最後の最後まで、考えることが多かったので。もちろん自分としては、楽しい未来とか素敵なパートナーがいる未来が待っていると信じていましたけど、やはり悩みましたしいろいろツラいこともありました。だから私、番組の中ではあまり映っていなかったんですけど、彼女にファイナルローズを渡した後、1人で号泣していたんですよ。これからは隣に最愛の人がいてくれる、という安心感がすごすぎて。それを感じたときに、本当にこの番組に参加して良かったとあらためて思いましたね。
大内 私はこの旅で、自分の本質と向き合えたなと思います。もともと自分に自信がないところはあったんですけど、その分仕事だったり人間関係で挙げた成果を持って、自信に変えることをずっとルーティンとしてきたというか。ハタチからずっとそうやって塗り固めてきたんですけど、この旅にはそういうものが一切ないフラットな状態で挑んだので、結局自分って自信がないままなんだ、自己肯定感が低いままなんだ、と気づけた。と同時に、その状態でのぞんでも、まわりの素敵な人たちが、「そのままの悠里で素敵だよ」ということを教えてくれて。そういう人たちに出会えたことが、逆に自分の中で自信になったというか。このままの自分で人から好きになってもらえるんだという、新の意味での自信を得た旅だったので、本当にいい旅だったと思います。
――長谷川さんに出会えたことももちろんだけど、女性メンバーたちと出会えたことも大きかったんですね。
大内 はい、スタッフさんたちも皆さんプロで刺激的で、女性たちもめちゃくちゃ素敵で、恵ちゃんも本当に尊敬できて。一人残らず素敵な人たちに囲まれた、最高の旅でした。
『バチェラー・ジャパン』シーズン5
Prime Videoにて独占配信中
作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BZZC8CKV
※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。
話数:本編10話
©2023 Warner Bros. International Television Production Limited
Photos:Tohru Daimon
Interview&Text:Naoko Yamamoto