「自分らしく生きる」ということは、かんたんなようで難しい。フリーアナウンサーとなり、次のステップへと歩みはじめた宇垣美里から見えている世界は、もしかしたら私たちとは少しだけ違うのかも。連載第一章はコスメやメイクが大好きな宇垣さんにとっての”夏”の景色をお届けします。宇垣美里のエッセイ【私から見えている景色】

第一章 夏は敵が多すぎる
(一)
ジリジリと焦げ付くような太陽に降り注ぐ紫外線。
屋内に入れば効きすぎたクーラーでいっきに冷えて乾燥まっしぐら。
すみません、実は私バンパイアですんで、ご用の際は日没後にお声がけいただいてもいいですか……?ってわけにもいかない。だって海にもプールにも旅行にだって行きたいもの。
夏だからこその楽しみを、たかだか日差し如きに奪われてなるものか!

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晴れ渡った日ほどキラキラで鮮やかなアイシャドウを選ぶのは、そんな日差しに負けまいとする気持ちの表れなのかも。
普段の仕事用ブラウンメイクだって細かいパールで濡れ感を出せばいっきに涼しげな気持ちになれるし、深いネイビーに大きめのラメをざくざくのせたらいっきに気分はマーメイド。
レジャーを楽しむなら思いっきりオレンジのせてジューシーかつヘルシーに。締めはカーキ。
私のチョイス、太陽と相性良すぎでは⁉️!?
マツゲは細く長く。照らされて頬に落ちるマツゲの影にたまらなくきゅんとしてしまうのです。
選ぶのは、光を通して初めてその絶妙なニュアンスを発揮するボルドーやグリーンのカラーマスカラ。いい仕事してます。
溢れんばかりの自然光を味方にできると考えれば、夏、悪くないのかもしれない。

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宇垣美里にQ&A

Q. 帰宅後、一番はじめにすることは何ですか?
荷物置いたら即手を洗って部屋着に着替えます。恰好から切り替えておうちモードにならないとなかなか気が休まら ないのです。 あと外を出歩いた外界の空気をまとった服で家をうろつきたくない 。 なるだけ早くファブリーズしてクローゼットに封印しないと何かが まき散らされてしまう気が……。
兵庫県出身。2019年3月にTBSテレビを退社し、4月からフリーのアナウンサーとして活躍中。無類のコスメ好きとしても有名で、コラムやエッセイなど執筆活動も行っている。
宇垣美里マネージャーアカウント
▶︎@ugakimisato.mg
※衣装は全てスタイリスト私物
Text:Misato Ugaki Photo:Kota Shouji Styling:Mana Kogiso(io) Hair&Make-up:Sayoko Yoshizaki(io) Composition Mayuko Kobayashi