そのピュアな演技にドキドキ、キュンキュン、そしてウルウル……。大志くん主演の映画『きょうのキラ君』は、まるで青春映画のバイブルみたいなキュン泣きラブストーリー。役と同様、青春まっただ中の大志くんが、ViViだけに見せてくれた、キュンキュンショットと今の胸の内を、たっぷりお届けします!
今回は、役づくりのために体重を落としたとか。もともと、太るのと痩せるのとではどっちが得意なタイプですか?

タンクトップ¥5900/Iroquois パンツ¥30000/wjk base(wjk)〈動画衣装〉タートルニット¥12000/wjk base(wjk)ブルゾン¥48000/Milok ワイドパンツ¥36000/KIDILL 靴¥35000/DANNER
キラの役は、映画で病名は明かされていないけど、「これ」というのはあって、現場にも医療指導の先生がついていてくださったんです。事前にその病気の食事制限のメニューをいただいていたので実践して。体重は、6キロぐらい落としたのかな。それは、役の気持ちに近づくためにやってました。もともと、食べたら食べただけ顔についちゃうタイプだったのが、ここ数年は、顔の肉も落ちやすくなってますね。大人の顔に近づいてるのかなぁ(笑)。
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『きょうのキラ君』で〝主演〞を演じるにあたって、特に気をつけたことは何?

原作にあるメッセージをちゃんと伝えること!最初、映画の原作となった漫画の魅力は何だろうって考えて……。王道で〝ど〞直球な胸キュンシーンはたくさん詰まっているけど、〝命の大切さ〞も重要なテーマになっている。ポップな明るさと命の重さ、真逆の要素をどちらも説得力を持って演じないといけないな、と思いました。だから、一番気をつけたのはバランスかな。青春のキラキラ感と命の切実さと、どっちも中途半端にはしないこと。
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〝キラ〞という役を演じ切ったことで、大志くんの中に、何か〝新たな発見〞のようなものはありましたか?

ひとつは、〝カッコよさ〞って、案外、〝まっすぐ立ってる姿〞みたいなところに表れるんだな、ってこと。台詞だけでなく、立ち姿についても〝ブレない姿勢〞を心がけました。あと、親友の矢部の台詞で、〝明日生きてるって保証できる奴なんて一人もいない〞っていうのがあって、それがすごく心に響いて。いつどうなるのかわからないのが人生。伝えたい思いは、伝えられるときにちゃんと伝えないと。そのことを、演じながら痛感しました。
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〝いつどうなるかわからないのが人生〞とはいえ、大志くん自身の高校生活もあと少し。卒業までにやっておきたいことは?

何か特別なことをするんじゃなく、高校の友達と過ごせる当たり前の時間を大事にしたいです。今は、制服を着て学校に行けば、毎日絶対会える友達がいるけれど、卒業したら、会おうとしないと会えなくなる。当たり前の時間が終わろうとしているのは、スゴく寂しいことですよね……。でも、そんなことを嚙み締めすぎて、「いつもありがとな」みたいなことを友達に言ったりするのも気持ち悪いので(苦笑)、あくまで普通に過ごします。
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最後に質問を2つ。
〝青春の風景〞と聞いて、まず思い出すのは? もうひとつ、最近〝体が浮いちゃうんじゃないかってくらい感動した〞出来事は?

学校で、席が一番後ろなんですけど、寝てる人、内職してる人、真面目にノートとってる人……そういう〝後ろから見るみんなの背中〞が青春の風景ですね……特別なことは何も起きていない日常が、今はスゴく愛しいです。カッコよくないですか今の!? 自分で「いいこと言った¡」って思っちゃった、アハハ。 感動したことは、ViViの国宝級イケメンランキングで1位に選ばれたこと!投票してくださった皆さん、ありがとうございました!

2月25日より全国 〝号キュン〞 ロードショー
※ViVi2月号掲載のコピーライト表記に誤りがありました。正しくは上記のようになります。
photographs:Toshiyuki Tamai
styling:Ayumi Uchida hair&make-up:Go Ikegami
design:Masako Kobayashi text:Yoko Kikuchi