人には聞きづらい“女子の保健室的なお悩み”について、専門家にしっかり取材をして信頼できるアドバイスをもらおう! という企画『ViVi保健室』! 今回の相談者さんのお悩みは「ニキビ」。絶対にできて欲しくないときに限って、目立つニキビができるあるある話を先生に相談。明日までにどうにかする方法ってあるの?
Q.鏡を見たら、真っ赤に腫れ上がったニキビが……。明日、ハイスペック男子との合コンなんで、とりあえずつぶしちゃっていいですか? こんなチャンス、ニキビごときにつぶされたくないんですっ!!

A-1:つぶすのやめますか?一生残る痕(あと)つくっちゃいますか?
A-2:実はつぶしていい状態のニキビもありますが……。
A-3:ちょっと前よりいい処方薬、あります!
A-4:ニキビがあってもメイクせねば!なら「ノンコメドジェニック」を探して!
A-5:「できる前に防ぐ!」がニキビ対策の基本!
A-1:つぶすのやめますか?一生残る痕(あと)つくっちゃいますか?
つぶしたくなる気持ちはわかりますが、真っ赤なのは肌に炎症が起きているから。この状態でつぶしてしまうと炎症がひどくなって色素沈着を引き起こしてしまうことに。
さらに、肌のコラーゲンも破壊してしまうので、ニキビの痕が陥没してしまうことも。そうなったら大変! 色素沈着ならまだレーザーで比較的容易に薄くすることもできますが、凹凸の改善はハードル高めで一生痕が残ってしまう可能性も!
A-2:実はつぶしていい状態のニキビもありますが……。
赤みや黄みがおちついて白くなったら、あとは溜まっているものを出すしかないので、自分で、市販の専用器具(圧出器、コメドプッシャーなど)を使って出してもよし。
ただし、肌や器具が清潔な状態でやらないと炎症→ニキビ痕ができる可能性があるため、やはり、クリニックに行くことをオススメします。
A-3:ちょっと前よりいい処方薬、あります!
今は、ニキビができたらクリニックが正解。欧米でスタンダードだったニキビ治療用の成分が日本でも認められ、驚くほど効く塗り薬が増えているんです! これによって赤い炎症性のものから、うみがたまった膿疱性のものまで幅広く治療効果が得られるようになりました。
ちなみに、ニキビができるとオロナインをつける、という方も多いですが、あくまでも市販薬は改善や予防が目的。ひどい炎症が起きている場合や塗ってもなかなか治らない場合は、やはりクリニックに相談しましょう。
A-4:ニキビがあってもメイクせねば!なら「ノンコメドジェニック」を探して!
赤くなっていたり、うんでいるときは、メイクはできれば避けたいところですが、そうもいっていられないお年頃ですよね。と考えると、オススメはニキビのもとになりにくい“ノンコメドジェニックテスト済み”“ノンコメドジェニック処方”といった表記のあるもの。毛穴に詰まりにくい、ニキビのできにくい成分を使っているため、悪化しにくいという特長があります。
そして、あとはただひたすら触らないこと。触れると雑菌が増殖して悪化する危険があるので、我慢して!
A-5:「できる前に防ぐ!」がニキビ対策の基本!
ViVi世代のニキビの原因は、やはり過剰な皮脂。皮脂過剰なところに古い角質が溜まって毛穴が詰まると、皮膚にもともといる菌であるアクネ菌が増殖してニキビが悪化します。皮脂の代謝バランスを整えるビタミンB2、B6を摂るのは有効で、チョコラBBなどの市販内服薬も◎。スナック菓子などの油っこいもの、コーヒー、チョコレートなどの刺激物はニキビをできやすくしたり、悪化させる可能性があるので避けるのが賢明です!
また、定期的にピーリング石けんや酵素洗顔料などを用いて古い角質が溜まらないようにするのも効果的。ひどくなってから治すよりも、予防するほうが断然ラクで簡単。ニキビができやすい人は心がけてみてください!
先生のアドバイス
長い人生でみれば明日の合コンは一瞬のこと。でもニキビ痕は一生消えない可能性も。ニキビには触らず、クリニックへ相談に行きましょう。

ニキビもハイスペック男子を拝みたかったのカモね、仲良くやりなさいよ!
illustration/Pantovisco