イケメン

ガチすぎるアクションが話題。岡田准一×柳楽優弥×福士蒼汰による、映画『ザ・ファブル』の撮影秘話。

2019.07.05

いつの時代も、戦う男は美しい……。人気コミックが原作の映画『ザ・ファブル』で、日本を代表する俳優たちが超絶アクションに挑戦。妥協を許さない表現者としてのプライドが垣間見える撮影秘話を語ってくれました。

“夢の対決”が実現! 妥協せずに挑みました。

四方八方から襲ってくる敵を、目にも留まらぬ速さの打撃&射撃でなぎ倒す! 3人が共演した映画『ザ・ファブル』は、裏社会で生きる殺し屋たちの「ガチすぎる」アクションシーンが見どころになっている。

大勢に囲まれる場面も、じつは細かい動作で全員を丁寧に倒していて。プロの殺し屋の戦い方を妥協せずに追求したので、アクションシーンの撮影は大変でした

椅子に縛られたまま地上20メートルぐらいの高さから落下するシーンがあって、30回くらい撮り直したんですよ。怖すぎて、途中から変なテンションに(笑)。ただ、尊敬する岡田さんのアクションを間近で見ることができたので、俳優として勉強になることばかりでした

自分も岡田さんの完璧な殺陣に圧倒されてしまって、敵として追いかける役柄だったのですが『こんな人に勝てるわけがない』と思う瞬間があって。『そんな弱腰じゃダメだ!』と、自分を奮い立たせて全力でぶつからせていただきました

岡田さんと福士さんは、映画『図書館戦争』シリーズで共演してから親交を深めていた間柄。お互いに、いつか違う作品で“対決”することを願っていたという。

『図書館戦争』のときは岡田さんが教官で自分が部下であり、仲間だったんです。だから、いずれ戦う役でご一緒させていただきたいと思っていて、今回ついに実現することに。『うわ、夢が叶ったぞ』と。本当に嬉しかったです

せっかくの機会なので、福士くんと対決するシーンは僕も殺陣を考えました。台本では彼がシンプルに上から落ちてくる感じだったので、『福士くんをもっと目立たせなきゃ!』と(笑)。ハードな要求をたくさんしちゃいました

大変でしたが岡田さんが提案してくださる動きにはちゃんと意味があるというか。理にかなっているんです。アクションと真摯に向き合う姿勢に感動しました

僕も体を鍛えたり武道を習ったりしているのですが、まだまだ岡田さんのようにストイックになれていないなというか。途中でアクションをスタントさんに替わってほしいと思ってしまいましたから(笑)

それはね、僕だって思ってたよ。ほとんどのアクションシーンで覆面を被っているから、『コレ、僕じゃなくても一緒だよね?』って(笑)

3人が口を揃えて撮影の大変さを述懐しているのは、作品に手応えを感じている証拠でもある。日本最高峰の俳優たちがCGに頼らず作り上げた圧巻のアクションは必見!

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また共演できるとしたら3人でゾンビになりたい!?

ホレボレするようなアクションだけではなく、劇中には随所にコメディ要素がちりばめられている。

家の中では裸で過ごす設定だったので、現場にバスローブ姿で入ることが多かったんですよ。原作ファンの方にも喜んでいただけるよう、やらないわけにはいかないぞと。シビアな殺し屋の世界を描いていますが、笑えるシーンもあって、幅広い人に楽しんでもらえるエンターテインメントに仕上がっていると思います。柳楽くんや福士くんの、パンチの効いた芝居にも期待してください

僕は暴力にエクスタシーを感じるようなヤクザを演じたので、ViVi読者からの好感度が下がってしまうかもしれません(笑)

自分も笑いながら銃を撃つような危ないキャラクターでしたが……実際とはかけ離れた人物であることを強調していきたいですね

いやいや、二人とも羊の皮を被ったオオカミだと思うよ(笑)。内に秘めた狂犬っぽい部分がスクリーンに映っていたからね

 ちなみに“ファブル”は岡田さんが演じる殺し屋の通り名であり、日本語に訳すと寓話(イソップ物語のような教訓的な話)という意味がある。この作品を通して、3人は俳優としてどんな教訓を得たのか?

なんだろう……。強いて言うなら、『漫画原作の映画化はハードルが高め』ですかね(笑)。もともと原作の漫画が好きだったので『面白いものにしなきゃ』という思いが強く、責任感を持って挑みました

自分はこの作品で『社会との調和』について考えさせられました。裏社会から普通の社会に溶け込もうとする者もいれば、自分を貫いて周囲の調和を乱す者もいる。その生き方のコントラストが面白いですし、人間模様にも注目してほしい映画です

僕は社会のルールを無視した憎たらしいキャラを演じていて、それなりの報いを受けるような展開もあるので、改めて『悪いことをしてはいけないな』と思いました(笑)

また3人で共演する機会があったら、どんな作品に出たい?

次回は、もっとラフなコメディがいいですね。みんなでゾンビになるとか!」福士「逃げる人間じゃなくて、ゾンビ側を演じるのは斬新ですね(笑)

でも岡田さんが主演だと、全速力で追いかけてくる最強のゾンビになってしまうんじゃ……

人間に勝ち目ないですよ

たしかに。またハードになっちゃいそうだね(笑)

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Q.個性派キャラを演じた3人が、お互いに「変だな」と思う部分は?

岡田さんはサプリメントの知識量が普通じゃないんですよ。筋トレの効果を上げるための栄養素を聞いたら、即答でオススメを教えてくれますから

サプリに詳しいのは認める(笑)。でも、肝臓の負担を気にしているから、大量に摂取しているわけじゃないよ。僕よりも柳楽くんのほうが変だと思うけどな。芝居中の目つきも、まともじゃなかったもん

それは演技です! 演技!

怖い人ではないですが……柳楽さんは“人見知りオーラ”が出ていて、最初は近寄りがたかったです(笑)

それはよく言われるので、頑張って直します! 福士くんには、変なところなんてなさそうだよね

自分が最近思うのは食の好みが同世代の男子と少し違っていて、ラーメンやハンバーグみたいなわんぱく系のメニューをあんまり食べないんです

逆に普段、何を食べているの?

基本シーフードです!

ヘルシーだね。なんだかんだ僕たち全員、健康マニアってことだよ(笑)

Q.3人で一緒に休日を過ごすなら何をして遊びたい?

キャンプでもいく?

岡田さんが主催のキャンプだと、虫とか蛇とか食べる感じですか?

こ、怖いなー……

そんなにガチなキャンプを期待しているなら、真冬に決行しよう。当然、持ち物はナイフ1本で!

勘弁してください(笑)。僕は、海の家とかに行ってみたいですね

じゃあ、綺麗なビーチのある無人島でキャンプしますか!

福士くんが好きなシーフードも獲れそうだしね(笑)

もっとカジュアルに、スポーツを楽しむのもアリですよね。僕はサッカー部でしたけど、みなさんは?

自分、バスケ部でした

僕はラグビー……って、経験がバラバラすぎるね。じゃあ、平等にテニスでもしようか!

Q.『ザ・ファブル』は殺し屋の完璧な仕事ぶりが描かれている映画。3人がプロの俳優としてこだわっている部分って?

台詞は読むだけじゃなくて、書いて覚える。これが僕のスタンスです

へ~! 書く派なんだね

長い台詞はもちろん、『あっ』すらも書かないと覚えられなくて(笑)

自分も台詞の覚え方は独特だと思います。3行のセリフがあるとしたら、何度も読んで最終的に頭の文字だけ覚えるんです。例えば『あ』から始まることを記憶しておけば、本番でド忘れしそうになった瞬間も思い出せるんです

いいな、その能力。欲しい!

台詞に関しては、僕の場合は『とにかく読む』ですね。シンプルに飽きるまで読んで、体に染み込ませるというか。今後壁にぶつかったら、柳楽くんや福士くんのスタイルを試してみようかな(笑)

PROFILE
岡田准一
1980年生まれ。大阪府出身。V6のメンバーとして活動しながら、数々のドラマや映画に出演。2019年、『散り椿』で第42回アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞。2020年『燃えよ剣』が公開予定。V6として最新シングル『ある日願いが叶ったんだ/All For You』が発売中。福士蒼汰1993年生まれ。東京都出身。2015年、『好きっていいなよ。』などで第38回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。『曇天に笑う』、『BLEACH』など近年も数々の映画に主演。
柳楽優弥1990年生まれ。東京都出身。映画『誰も知らない』、『ディストラクション・ベイビーズ』、『銀魂』、ドラマ『アオイホノオ』、『ゆとりですがなにか』など話題作に多数出演。
INFORMATION
映画 『ザ・ファブル』 南勝久原作の人気コミックを実写映画化。超人的な戦闘能力を持つ伝説の殺し屋ファブル(岡田准一)は、育ての親であるボスから、1年間殺し屋を休業して普通の人間として生活するよう命じられる。そんな中、偶然知り合った女性がある事件に巻き込まれたことから、ファブルは再び裏社会に乗り込んでいく。6月21日(金) より全国で好評公開中。
©2019「ザ・ファブル」製作委員会

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『ザ・ファブル』
岡田准一主演で映画公開中! 単行本累計発行部数400万部を突破し、今一番勢いのあるコミック。どんな敵も6秒以内に葬り去る、“殺しの天才”通称ファブルは、裏社会の仕事をこなす日々を送っていた。しかしある日突然ボスから受けた指令は、一年間大阪で“一般人”として生活をしろというもの!【毎週木曜21時更新】

Photos/Ryutaro Izaki Styling/Takatoshi Igarashi(Yolken/Junichi Okada),Taichi Sumura(Sota Fukushi), Tetsuro Nagase(UM/Yuya Yagira) Hair&Make-up/Satoshi Yamazaki(sylph/Junichi Okada),Eito Furukubo(Otie/Sota Fukushi), Asako Satori(Yuya Yagira) Text/Satoshi Asahara