Instagram、Twitter、YouTube、TikTok。全方位に多数のフォロワーをもち、若い女性から圧倒的支持を集める超人気インフルエンサー、佐藤ノア。以前の記事で、バンドについて「ほかの活動とは最もかけ離れた存在」と言っていたノアちゃん。今回はsuga/es(シュガレス)の佐藤ノアとして、曲作りやボーカルという立場、そして音楽への思いを教えてもらったよ!【佐藤ノア コネクト#12 】
前回の記事はこちら
「音楽を聴かない人、コアな音楽好き、
その両方へ届けるのが私の仕事」

3年前の感覚が生きている
suga/esの曲の歌詞は、ほぼ私が書いてます。
今YouTubeにあがってる曲は全部私かな。歌詞を書き始めたのはsuga/esをやるって決めてからだから、高3くらい。
その頃書いたやつは、今読み返すとネガティブな話ばっかりでほんと酷い……(笑)。
当時の私はまだオブラートに包むということを知らず、実際にあったことをそのまま書いてたから、歌詞っていうかほぼ日記みたいな。
すべてがストレートで逆に面白いけど、当時よくこれでOK出たなって思います(笑)。
この頃はきっと、歌詞そのままのことを考えてたんだろうなあ……。
あとは歌い方も、もっとまっすぐだったかな。
悲しい曲すらポップに歌ってるし。
3年くらい前の曲たちを今改めて聴くと“ああ、こういうのもいいな”って思うんだよね。
今はもう少し技術もついたし、自分の中にある言葉や使える表現も増えたけど、ああいうただただ素直でまっすぐな感覚も、ずっと残しておきたいな。

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ノアの曲づくり
曲は提供してもらっているので、いつも歌詞を書くのは曲をもらった後。
一曲だけ歌詞を先に書いた曲があるけど、なんかしっくりこなくて。
メロディからインスピレーションをもらうほうが、私の場合はいいみたい。
作曲家の方は2人いて、一人はSurvive Said The ProphetのボーカルのYoshさん。
彼はSNSで私の生活のすべてを監視してます(笑)。それ以外にも定期的に会っていろいろ話すようにしてるから、Yoshさんが書いてくれる曲はかなり私やsuga/esに寄せてあるんだよね。
あとデモにはいつも英語で仮歌が入っているから、私がそれをさらっとだけ聞いてその上に歌詞を重ねたり、その後また「どう思ってこういうこと書いたの?」ってディスカッションしたり。
メロディをもらった後もやりとりして、一緒に完成まで詰めていく感じです。
もう一人、TOTALFATのギターのKubotyさんが書いてくれる曲には、どれもありったけのパンク愛、ハードコア愛が詰めこまれてる。
Green DayとかTHE BLUE HEARTSとか、ほんとにいろんなバンドからアイデアを引っ張ってきていて、アレンジもかなりゴリゴリ。
だから昔からオールドパンク聞いてる人には「あれ、これ“○○○○”のリフじゃない?」みたいな楽しみ方もできるんじゃないかな!

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音楽の世界へ引きずりこむ
そう、suga/esってけっこう小難しいことやってるんですよ。
あんまりそうは見えないだろうけど。
だからこそ私は、これからもっと頑張らなきゃいけないなって。
今のsuga/esのファンは、普段あんまり音楽を聴かない人も多いだろうなと思うから。
もちろん、そういう人たちを音楽の世界へ引きずり込むのが私の仕事。
だけど一方で、本当に音楽好きな人たちのところへ届けることも私の役目かなって思うから。どっちかじゃなく、どっちも同じくらい大切にしたい。
私たちの音楽をもっとたくさんの人たちに届けたいです!
今日のオフショット

「白コーデの時の帽子」
PROFILE
佐藤ノア(ViVi creator)
Birth:1997年7月9日生まれ
City:北海道出身
2016年にバンド『suga/es(シュガレス)』を結成、同時期からインフルエンサーとしての活動も開始。裏表のないキッパリした発言でも話題に。2月25日に1stフォトブック『白昼夢』が発売されたばかり。

NET ViViで新連載がスタート!
『佐藤ノア コネクト』
これまでの半生から仕事、SNSのコツ、おうち美容……etc。佐藤ノアにまつわるあれこれを、撮り下ろしフォトとともに綴ります。毎週月曜更新!!
Text:Noah Sato Photo:Kenji Nakazato Styling:Hitomi Imamura Hair&Make-up:Naya Composition:Megumi Yamazaki ArtDirection:Mayuko Kobayashi