Instagram、Twitter、YouTube、TikTok。全方位に多数のフォロワーをもち、若い女性から圧倒的支持を集める超人気インフルエンサー、佐藤ノア。最近はモデルとして、あらゆる雑誌で見かける佐藤ノア。自分で洋服を作ってみたいと思わないのか聞いてみると「全然。ない」と即答。その理由とは……? 今回はsuga/es(シュガレス)の曲たちにも通じる、”理想のモノづくり“について語ってもらいました!【佐藤ノア コネクト#13 】
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「大切な想いを共有できる
深いモノづくりしかしたくない」

ただ自分を消費することはしたくなくて
私ってどこかのブランドとコラボしたいとか、自分でブランドやりたいとかはまったく思わないんだよね。
ブランドって始めたらずっと続けていかなきゃいけないし、飽きたからってすぐ辞めたりしたらカッコわるいし。
コラボも、ただのコラボじゃ自分が消費される感じがするから……。
ただ、少し前にやったLEBECCA boutiqueとのコラボはすごく楽しかった!
コラボしようってなった最初のきっかけは、昔からよく着ているブランドだったし、ディレクターの赤澤えるさんともプライベートで仲が良かったからってだけなんだけど。

ティアラ¥11000/MILK トップス、スカート、サングラス/スタイリスト私物
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コンプレクッスを形に
LEBECCA boutiqueってエシカルな意識がすごく高いし、あととにかく洋服への愛がものすごいブランドで。
赤澤さんや会社の社長さんが、自分たちのブランドの生産背景や、1枚の服がどういう環境で作られて、どうやって届けられているかってことを本当に細かく教えてくれたんです。
そうやって話すうちに自然と「ああ、やってみたいな」って。
私が作ったのはレースワンピースとチェックワンピースの2種類。
チェックのほうは私が通っていた高校の制服のパロディで、『憧れが溢れたチェックワンピース』って名前を付けました。
私は自分の高校がすごく嫌いで全然行かなくて、だから制服を着る回数もほかの子よりずっと少なかった。
おかげで、今も女子高生に対しては、コンプレックスという名の憧れがあって。
その気持ちをカタチにしたくて、制服の写真を送って、チェックの柄も色もそっくりに作ってもらったんです。
皮肉っぽいコンセプトだな、とは思う。
でも、レベッカはそういう気持ちもきちんと受け止めて理解してくれるブランドだったし。
そして生地を制服パロディにした代わりに、型はレベッカにもともとあるパーツから、これと思うものを組み合わせて作りました。
レベッカのファンの人たちにも気に入ってもらえるよう、ブランドへのリスペクトも込めたつもり。
じゃないとコラボの意味がないと思うから。
ほぼ出来上がってからも細部までこだわって「着丈あと2cm短くしてください」とか全部私が決めて。
そういう作業は、バンドで曲を作ってるのと同じ感覚だったかな。

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またやってみたいと思った
流行とか、売れる売れないなんてことは二の次。
個人的な想いやこだわりを一番大事にするのがアーティストというなら、今回はまさにアーティスト的な視線で作らせてもらえたんですよね。
だからこそ、そうやって作った服がたくさんの人に「可愛い」「欲しい!」と言ってもらえて嬉しかったし。
ああいう深いモノづくりなら、またやってもいいかなって思います!
今日のオフショット

「撮影の休憩中」
PROFILE
佐藤ノア(ViVi creator)
Birth:1997年7月9日生まれ
City:北海道出身
2016年にバンド『suga/es(シュガレス)』を結成、同時期からインフルエンサーとしての活動も開始。裏表のないキッパリした発言でも話題に。2月25日に1stフォトブック『白昼夢』が発売されたばかり。

NET ViViで新連載がスタート!
『佐藤ノア コネクト』
これまでの半生から仕事、SNSのコツ、おうち美容……etc。佐藤ノアにまつわるあれこれを、撮り下ろしフォトとともに綴ります。毎週月曜更新!!
Text:Noah Sato Photo:Kenji Nakazato Styling:Hitomi Imamura Hair&Make-up:Naya Composition:Megumi Yamazaki ArtDirection:Mayuko Kobayashi