大ヒット映画『翔んで埼玉』を手がけた監督と脚本家がドラマで再びタッグを結成! 泥棒の娘×警察官という禁断の恋愛をぶっ飛んだ世界観で描き、早くも話題沸騰中のドラマ『ルパンの娘』。主演の深田恭子さんも翻弄されているみたいです。今回はそんな深田恭子さんにドラマのこと、最近のことをインタビューしてきました。
泥棒スーツを着ているときは
「泥棒スーツを着ているときは、常にコソコソと動いていました。『誰にも見つかっちゃいけない』って、ドキドキしながら……」と、戸惑いながら近況を告白する深田恭子さん。人目を忍んで熱中していたという“秘め事”は、恋愛ではなく、主演ドラマ『ルパンの娘』の撮影だ。
「私が演じる三雲華は泥棒一家で育った女性で、昼間は図書館司書として真面目に働いているものの、恋人を救うために仕方なく家業を手助けすることになります。その際に特殊なスーツを着るのですが、泥棒とは思えないほど派手なので(笑)。ドラマの情報が解禁されるまでは、撮影でロケに行ったときも、なるべく人目につかないように動いていたんです」
大人たちが頑張っている姿を見てほしい
上半期に大反響を巻き起こした“はじこい”で演じた春見先生のように、実際の深田さんはおっとりとした印象。ご本人も「う〜ん、たしかに普段はぼんやりしていますね」と語るくらいだし、お世辞にも優秀な泥棒には見えない。ただ、撮影現場で泥棒スーツを着ると女優魂にスイッチが入ってしまう様子。
「スタッフさんがライティングやセットでかっこいい世界観を作ってくださるので、なんだか知らない間にその気になってしまうんです。シンプルに走ってくるだけのシーンでも肩をグイっと入れてみるなど、泥棒スーツが“映える”動きを意識しています(笑)。瀬戸康史さんが演じる恋人の和馬は華の正体を知らない警察官なのですが、職業的には相容れない二人の“ロミオとジュリエット”感にも注目していただきたいです。非現実的な設定も含めて、ただただ大人たちが頑張っている姿を笑いながら見ていただけたら幸いです」
身近な葛藤と戦いながら……
泥棒一家に生まれるのはレアケースかもしれないけど、仕事や家族、恋愛などの要素が絡み合って生まれる葛藤は女子の普遍的な悩み。女優として不動の人気と地位を確立している深田さんだって、日頃から身近な葛藤と戦いながら生きている。
「私は美味しいものが大好きなので、そこは、なかなか我慢できないところです(笑)。子どもの頃の、『たくさん食べてえらいね』って褒められる時代に戻りたいくらいです。今は『きちんと管理してくださいね』と言われるだけなので……。でも、少しでもお酒を飲むと世界一幸せな気分になれるんです(笑)」


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Photo:Miri Matsufuji Hair&Make-up:Tamiko Sonobe Styling:SHOCO Interview&Text:Satoshi Asahara