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宇垣美里は犬や猫のように“自分の匂い”がないと不安になる

2019.08.15

「自分らしく生きる」ということは、かんたんなようで難しい。フリーアナウンサーとなり、次のステップへと歩みはじめた宇垣美里から見えている世界は、もしかしたら私たちとは少しだけ違うのかも。8月のテーマは「香り」について。先週に引き続き、香りから広がっていく世界や思い出、ライフスタイルなどを綴ります。宇垣美里のエッセイ【私から見えている景色】

第二章 『香りから蘇るもの』

(三)

先日クリーニングに出した毛布は、ふわっふわ、かつ、とても清潔で、どこか甘い柔軟剤の香りを漂わせて返ってきた。

さっそくベッドに広げて飛び込むとあまりの幸福感にめろめろになってしまった。
なのに、少し時間が過ぎるとちょっと寂しくなってしまった。

干した毛布のほかほかとしたお日様の匂いに、ちょっと混ざった自分の家の空気を吸い込むと、脳のどこかから幸福物質なるものがどばどば出ているような感じがしたものだけれど、洗ったばかりの毛布からは自分の匂いがしないのだ。
これは本当に安心していい場所なのか?と不安になってしまうなんてまるで犬や猫のよう。

でも、そういうもの、なのよなあ。

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仕事や旅行から家に帰ってくると、なによりまず部屋の中で大きく息を吸う。
長期間、家を離れていると少々空気が古くなっていることもあるが、それもまた余計に帰ってきたあ!!って気持ちにさせてくれるのだ。

特に疲れて帰ってきたときは、とっておきのお香を焚く。

京都のお寺で買ってずーっと使っているもの。
目を瞑れば学生時代を過ごしたあの街が、通い詰めた寺が、神社が、まぶたの裏に浮かんでくる。ほっこり。
毛布にもしっかり香りが染み付いてようやく私の毛布らしくなった。

はあ、今日はぐっすり眠れそう。

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宇垣美里にQ&A

Q. 普段のメイクで一番時間や手間をかける部分はどこですか?(26歳・女性)

まつげのカール。でも基本的に化粧はもろもろ30分くらいで終わるのでそんなに時間かからないです。なんならメイク前のスキンケアの方が時間かかってるかもしれない……です。

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宇垣 美里(うがき みさと)
兵庫県出身。2019年3月にTBSテレビを退社し、4月からフリーのアナウンサーとして活躍中。無類のコスメ好きとしても有名で、コラムやエッセイなど執筆活動も行っている。

宇垣美里マネージャーアカウント
▶︎@ugakimisato.mg

宇垣美里『私から見えている景色』 連載一覧

※衣装は全てスタイリスト私物
Text:Misato Ugaki Photo:Kota Shouji Styling:Mana Kogiso(io) Hair&Make-up:Sayoko Yoshizaki(io) Composition Mayuko Kobayashi