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『3年A組』で注目を集めた森七菜が『天気の子』で声優デビュー。新海監督に言われたこととは

2019.08.07

新時代の幕開け。ViViが自信を持って“可愛い”推しをしていきたい、2000年代生まれの新美少女。記念すべき令和第1弾の美少女企画に登場してくれたのは、女優の森七菜さん。人気ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』に出演し、アニメーション作品『天気の子』では、ヒロインの陽菜の声を演じている。「原宿はまだ一人で歩けないんです」と東京にまだ慣れていないフレッシュなティーンエイジャーの一面もあれば、演技の話ではキリッと女優の顔に。たった数カットからでも伝わってくる、表情の豊かさが魅力の17歳の美少女。梅雨の東京、紫陽花に囲まれて。

『天気の子』で陽菜の声を演じてから、天気を意識するようになった

撮影に緊張したのか、初めてのスタッフに人見知りしたのか、最初はとても不安げな表情を浮かべていた一人の美少女。ところが街中で撮影が始まると一転。「自由に動き回っていいよ」とカメラマンから言われた途端、水を得た魚のように、笑顔で飛び跳ねて歩く元気な女の子に――。

最近今日みたいに街を歩くことが楽しいんです、雨の日でも! 映画『天気の子』で陽菜の声を演じてから、実生活でも天気を意識するようになって。今まで雨に対して、特に何も思うことはなかったんですけど。”あぁ今日は雨か、ふーん”くらい(笑)。でもこの映画以降、”雨って風情があるなぁ”と思うようになって、雨が好きになりました。

この前は、劇中に出てきた新宿にも行って来ました! 雨のタイミングを狙って行ったら、雨上がりの新宿がとっても素敵に見えたんですよ。原宿にも行ったことはあるんですが……まだあの街を一人で歩き回る自信はないです(笑)。

新海監督から、陽菜に顔や笑い方まで「似てるね」と言ってもらえた

紫陽花が満開の梅雨の東京。自分の顔よりも大きな花房に埋もれながらシャッターが切られていく。

初めて『天気の子』の映像を観た時は、“ナニコレ!?”という驚きが一番でした。私の語彙力が乏しくて申し訳ないんですが、素晴らしすぎて感動! 綺麗な風景描写とか、もう……てんこ盛り!って感じで(笑)。声優業に関しては、初めてだったので右も左も分からず、最初はすごく緊張しました。新海(誠)監督から、「陽菜と似てるね」と言っていただけたんですが、特に演技指導というか……、「陽菜はこういうキャラだから、とにかく“かわいく”ね!」ということだけ言われたのを覚えています。

新海監督はかわいいのがいいんだ!と分かってからは、高い声を出すことを意識したり、フフフってかわいく笑うようにしました。顔の演技が一切なく、最初から作られている絵に私が寄り添っていくという作業に、最初は戸惑いを感じたんですが、最後の方になってくるとそれが自然になっていきました。顔や笑い方まで「似てるね」と言ってもらえることが多くなってきたので、後半からは意識せず演じきれました。

大分での出会いが女優への一歩へ

街ですれ違う人たちから、「可愛い子だね」なんて声が聞こえてくる。そんな事にも本人は全く気付かず、ただ楽しそうにどんどん歩みを進める。

私、いま大分県に住んでいるんですけど、中学3年生の時に地元で家族と食事をしていたらスカウトされたんです、今のマネージャーさんに。漠然と女優への憧れがあったので、あの時声を掛けてもらって本当に良かったです。そうじゃなかったら、『天気の子』にも出会えてないですし! 本当に感謝です。

最近は仕事で東京に来てそのまま休みを迎えることが多くなってきて、休みの日は時間を持て余しちゃうんですよね。寝るのが大好きで、17〜18時間とか余裕で寝ちゃうので大抵それで終わっちゃうんです(笑)。宮崎県発祥の辛麺が大好きなので、それを食べに行ったりとか。ご存知ですか? こんにゃく麺っていうぷるぷるの麺で卵とニラが入ってて本当に美味しいんです! 辛さが選べるので、激辛好きの私にはたまらないです!

きらきら光る瞳で、街を見つめ、好きな食べ物の話をする17歳。大分での出会いが大きな一歩へ。好奇心旺盛な美少女が、日本を代表する女優になる日は近い。

ワンピース/スタイリスト私物

PROFILE
森 七菜(もり なな)
2001年8月31日生まれ。大分県出身。2016年、地元のレストランでスカウトされ同年、行定勲のCMで芸能活動を開始。2019年1月期の人気ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』に出演し、人気は全国区へ。現在、全国東宝系にて公開中のアニメーション作品『天気の子』では、ヒロインの陽菜の声を演じている。

Photos:Kazuhei Kimura Styling:Chisato Takagi Hair&Make-up:Kan Sato(KOHL) Composition&Text:Yumiko Ito